10秒リスニングとは、短い英語音声を聞き取り、その内容を書き取る学習方法です。
このトレーニングでは、「音声知覚(音として英語を認識する力)」と「意味理解(内容を正しく捉える力)」の両方を鍛えることができます。
また、書き取った単語をもとに英文を再構築するプロセスを通して、発音力だけでなく、文法力や語彙力も同時に強化されるのが特徴です。
✔️ 聞き取れなかった理由を分析する
英語が聞き取れなかった原因を、発音、文法、語彙などの観点から分析し、自分の課題点を把握しましょう。
「なんとなく聞き取れた」ではなく、具体的にどこでつまずいたのかを丁寧に確認することが大切です。
✔️ 書き取った後は文法的に正しい文になっているかを確認する
書き取った語をもとに、文法的に意味が通じるかどうかを確認しながら英文を見直しましょう。
このプロセスを通じて、英語の構造を理解する力も養われます。
音声を聞いて、聞き取れたキーワードをアルファベットで書き出します。
この時、カタカナ表記は使わず、英語で書くようにしましょう。
音声を一文ずつ止めずに書き取る方法は負荷が高くなりますが、実際のメモ取りに近いため、より高い学習効果が期待できます。
音声は、以下の順で収録されています:
「もうこれ以上は聞き取れない」と感じるまで、最大10回を目安に繰り返し聞きましょう。
下記はレベル別の目安です:
TOEICスコア目安 | 再生回数の目安 |
---|---|
500点台 | 最大10回 |
600点台 | 最大7回 |
700点台 | 最大5回 |
800点台以上 | 最大3回 |
書き取った英文を文として整えて清書します。
文法的に意味が通っているかを確認しながら見直しましょう。
教材内に記載されている「見直しのポイント」も参考にしてください。
答え合わせをし、間違えた箇所や書き取れなかった部分を確認します。
その上で、なぜ間違えたのか原因を分析しましょう。原因は主に「文法」、「語彙」、「発音」の3つに分類されます。繰り返し間違えている部分に共通した苦手の傾向がないかを見つけることが、効果的な学習につながります。
STEP 4のスクリプトを使って和訳を書き、内容をしっかり理解できているか確認しましょう。
単語ごとに訳すのではなく、文全体の意味が通じるように意識して訳すことがポイントです。
答えを見ながら、音声を聞いた後に声に出して読み上げましょう。
※声を出せない環境では口パクでも構いません。
この時、単語の発音・リズム・イントネーションをしっかり真似るように意識しましょう。
自分が発音できる音は、聞き取りやすくなるという効果があります。
詳しくはコーチへ確認しましょう
適切な学習の負荷に調整するため、課題の範囲や学習時間・学習方法をコーチが変更する場合がございます。詳細はカウンセリング内でコーチよりご案内させていただきます。
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