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ディクトグロス


ディクトグロスとは

ディクトグロス(文章復元法)は、まとまった英文を聞き、メモを頼りに英文を復元する学習法です。自分で文を産出するプロセスを含むため、思考力を伴う高度な学習方法です。

中級者以上の学習者にとって、様々な技能を統合的に使用するディクトグロスは、言語の仕組み(文法)への気づきを促し、バランスよくインプットとアウトプットを行う練習ができる効果的なトレーニングです。

ディクトグロスに期待できる効果

受容・発信知識の増強

  • 語彙・文法の知識が深まり、知っている知識と使える知識をバランスよく伸ばすことができる
  • 講義や会議の要点を的確に捉え、メモに残すことができる

文章化の強化

  • 聞いたことを自分の言葉でまとめたり、言い換えたりすることができる
  • 使いこなせる語彙・文法が増えて、表現の幅が広がる

概念化の強化

概念化とは、頭の中で表現したい内容を考えるプロセスのことです。

最終的には英語で考えて、英語で概念化できる状態を目指します。ディクトグロスは、英語で聞いて英語で表現するため、日本語が介在しません。そのため、概念化を鍛える適切なトレーニングになります。ポイントは、自分が使えるシンプルな語彙や文法で表現したい内容を思い浮かべることです。

概念化を鍛えることで、

  • 表現したい内容を簡潔にわかりやすく伝えることができる
  • アウトプットする際に詰まったり、表現できずに止まる回数が減ってくる

学習効果を最大化するためのポイント

✔️唯一の正解にこだわらない

通常のディクテーションとは違い、ディクトグロスでは聞き取った英文をそのまま書き取る必要はありません。再構築する英文についても、内容が合っていればよいので、別の表現を使ってもかまいません。

例えば、聞く英文に “Ken is good at skiing.” とあった場合、書く際は “Ken can ski.” でもよいのです。

✔️全ての英単語をメモしない

要点(重要だと感じた部分)だけをメモし、後で文章を復元するために必要なことを素早く書き留めましょう。細かい部分まで書き取ろうとすると、聞き取りの方が疎かになるので気をつけましょう。

✔️メモは英語で書く

メモを取る際には、英語またはカタカナ音(聞こえたままの音)で書きましょう。これにより、思考の途中に日本語を介入させないことで、英語を瞬発的にアウトプットする力がつきます。

必要なもの

  • 教材(受講生のレベル・ニーズに合わせて、最適な題材をコーチが選定します)
  • ノート・ペンまたはタイピングできる端末

トレーニング方法

STEP 1 聞き取り

まとまった文章を2回聞きます。

1回目はメモを取らずに、内容に注目して聞きましょう。2回目は、メモを取りながら聞きます。

決してディクテーションとならないように、聞き取れた表現、要点(重要だと感じた部分)、覚えておきたいことなど、後で文章を復元するために必要なことを素早く書き留めます。

もし全く音声が聞き取れない場合は、以下の原因が考えられます。

・英単語と英文法の知識が不足している
・英語の発音に慣れていない
・英語の語順に慣れていない
・スピードに慣れていない

上記の場合は、単語や文法の復習をしたり、音源のスピードを落としたりしましょう。

STEP 2 英文の再構築

メモした単語や語句を手掛かりに、内容を再構築していきます。全く同じ文章にする必要はありませんが、聞いた文章となるべく同じ意味になるように文章を完成させていきます。

聞き取れなかった部分は、メモや文脈から推測して文章を完成させましょう。

Point

復元する文章は、あとで修正を記入しやすくするために、ある程度行間をあけて書くのがお勧めです。

STEP 3 分析

復元した文章と元の文章をつき合わせ、確認・訂正を行います。意味や文法が合っているかどうかを確認し、間違っている場合はその原因を分析していきます。

復元した文章と元の文章を比較して異なる部分を発見したら、色の違うペンで修正したり、書かれていない文章を追加したりしましょう。

ただ、元の英文と異なっていたとしても、文法的に整合性のある文章や、類似した別の表現を使って復元できていれば問題ありません。その場合、同じ内容を様々な文章で表現できるということに注目してください。

詳しくはコーチへ確認しましょう

適切な学習の負荷に調整するため、課題の範囲や学習時間・学習方法をコーチが変更する場合がございます。詳細はカウンセリング内でコーチよりご案内させていただきます。

 

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