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パターンプラクティス


パターンプラクティスとは

パターンプラクティスとは、ある基本文(キーセンテンス)の一部を入れ替えたり、時制や文の形(能動・受動など)を変えたりして、さまざまな文を作り出す「文章化トレーニング」です。

瞬間英作文と違い、パターンプラクティスは日本語を介さずに英語のみで練習する点が大きな特徴です。そのため、日本語の文章を作ることに脳のリソースを割く必要がないため、英語のまま文を組み立てることに集中でき、英語の回路を作ることができます。

パターンプラクティスでは、中学校レベルの英文を徹底的に繰り返し練習し、文法のルールを意識しなくても自然に使えるレベルまで引き上げていきます。

パターンプラクティスを行うための前提

  • 中学レベルの英文法知識が身についていること
    ※文法の基礎が全くない場合は、トレーニングに時間がかかるためお勧めしません

パターンプラクティスに期待できる効果

文章化の向上

  • 文法の「型」が身につき、英文を正確に組み立てられる
  • 文法や構文の定着が進む
  • 日本語を介さずに考える力がつき、英語らしい思考回路ができる

学習効果を最大化するためのポイント

✔️正しい負荷をかける

このトレーニングでは、まずは「ゆっくり時間をかければ正確に言える」状態を作り、そこから少しずつ「瞬時に言える状態」へ引き上げていきます。

まずは英文を見ながら練習します。音声はスロースピードとナチュラルスピードの2種類があります。最初は本を見ながらスロースピードで始め、慣れてきたらナチュラルスピードへ移行します。

英文を見てスムーズに言えるようになったら、次は音声だけの練習に進みましょう。「少しきつい」と感じる負荷で続けることが、確実な上達につながります。

✔️情景をイメージする

ただ英文を口に出すだけでなく、情景を具体的に思い浮かべながら発話することが重要です。英語を「機械的に言うだけ」の状態では、学習効果が半減してしまいます。相手が誰なのか、どんな場面なのか、どんな気持ちで話しているのかを、実際に会話しているつもりで発話してみましょう。

これは、脳が「現実の出来事」と「想像の出来事」を区別できない仕組みを持っているためです。
情景をイメージしながら練習すると、脳はその英文を「実際の会話経験として」記憶します。その結果、実際に英語を使う場面でも、あたかも過去に何度もその表現を使ってきたかのように、自然に言葉が出るようになります。

✔️丸暗記は絶対ダメ

パターンプラクティスを丸暗記の作業にしてしまうと、本来の効果が得られません。
大切なのは、複数の英文に共通する「型(パターン)」を意識しながら練習することです。この「型」がわかるようになると、同じパターンを使ってさまざまな文を自在に作れるようになります。

必要なもの

以下のいずれかの方法で教材をご準備ください。

・書籍/Kindle/abceedアプリ(apple  android

※Abceedでの教材購入方法について詳しくはこちら

・音源
abceedアプリから利用可能(無料)または 筑摩書房サイトから無料ダウンロード

トレーニング方法(基本)

STEP1 文法の確認

まず文法解説を読み、これから学習する文法を理解します。理解が曖昧な場合は、中学英文法を復習しましょう。

STEP2 リスニング

まずは英文を通して聞き、構文の流れをつかみましょう。

STEP3 英文を見ながら練習

①音声に続いてキーセンテンスを2回リピートします。
※すべての英文に和訳がついていますが、和訳の読み上げは録音されていません。

(例)

【音声】Jackie is often in the library.

【あなた】Jackie is often in the library.(2回)

②次に、聞こえてくる単語やフレーズ・指示をもとに、文を変換します。

(例)

【音声】Jackie and Shelly

【あなた】Jackie and Shelly are often in the library.

③完成した文を音声に続いて、もう一度リピートします。

(例)

【音声】Jackie and Shelly are often in the library.

【あなた】Jackie and Shelly are often in the library.(2回)

上記の流れを複数の文にて繰り返します。

STEP4 答えの確認

作った文が正しいかを確認し、わからない単語や文法をその場で調べましょう。
「なるほど、こう言うのか」と納得できるのが理想です。
必要に応じて、英文を3回ほど音読して口に馴染ませましょう。

STEP5 英文を見ずに練習

英文を見ながらパターンプラクティスができるようになったら、次は音声だけで同じトレーニングを行いましょう。英文を見てしまうと、どうしても「読む練習」になりがちなので、音声だけを頼りに自分の力で英文を組み立てることが大切です。

最初はスロースピードで練習し、慣れてきたらナチュラルスピードに切り替えて繰り返し練習します。最終的には、ナチュラルスピードでも制限時間内にスムーズに答えられる状態を目指しましょう。

トレーニング方法(復習日)

復習日は、基本的に音声のみで学習を進めていきます。
音声だけで取り組むことで、読む練習に依存せず、英語を英語のまま理解し、組み立てる力を定着させることができます。

詳しくはコーチへ確認しましょう

適切な学習の負荷に調整するため、課題の範囲や学習時間・学習方法をコーチが変更する場合がございます。詳細はカウンセリング内でコーチよりご案内させていただきます。

トレーニングマニュアル一覧はこちら >

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