音の変化表 | イングリード
法人のお客様はこちらchevron_right

音の変化表


英語には、音がつながったり消えたり変化したりする現象があります。 このページでは、代表的な4つの音の変化をまとめています。

連結(リンキング)

■ 解説
連結(リンキング)とは、ふたつの英単語を繋げて一つの英単語のように発音したり、隣り合う音に影響を受けて違う音に変わること。

join us → 「ジョイン アス」 →「ジョイナス」
that you → 「ダッユー」→「ダッチュー」

■ 条件
① 子音 + 母音が連続するとき
② 子音+yが連続するとき (※同化と呼ばれる場合もあります)
  t, d, s, z + y のパターンが多く、それぞれ「チュ、ヂュ、シュ、ジュ」といった音に変化

■ 例
take up → テイカップ
when I → ウェナイ
have a → ハヴァ
did you → ディジュー
ask you → アスキュー
miss you → ミッシュー

脱落(リダクション)

■ 解説
脱落(リダクション)とは、スペルにあるはずの音が、会話になると弱く短く発話されたり、完全に消失されること

studying「スタディング」→「スタディン」
sit down 「シットダウン」→「シッダン」

■ 条件
① 破裂音の p, t, k, b, d, gが語末に来るとき
② 子音+子音のとき (※前の子音が脱落)

■ 例
good time → グッタイム
stop raining → ストッレイニン
help me → ヘルミー
and a → エンナ(脱落+連結)

Tの変化

■ 解説
Tの変化とは、Tを変化して発話したり、消失したりすること

water 「ウォーター」→「ウォーラー」
mountain「マウンテン」→「マウンッウン」
internet「インターネッ」→「インナネッ」

■ 種類
① フラップT:T がラ行・ダ行で発話される(※アメリカ英語のみ)
②グロッタルT:T を飲み込むように「ッ」「ッン」と発話される
③ヴァニッシングT:Tを完全に消失して発話される

■ 条件
①フラップのT:t や d が母音に挟まれるとき、母音と L に挟まれるとき
②グロッタルT:t や d の後ろに n の音がくるとき
③ヴァニッシングT:t や dの前に n が来るとき

■ 例
Saturday → サラデイ
motivation → モディヴェーション
little → リロゥ
but I → バライ(※フラップのT+連結)
kitten → キッウン
fountain → ファウンッウン
exactly → イグザックリー
sentence → センエンス
advantage → アドヴァネジ
twenty → トゥウェニー

弱形

■ 解説
意味的に重要でない単語が、弱く・速く・あいまいに発音されること

代名詞(them/him/her)、冠詞(some/a/the)、前置詞(at/of/in)等の機能語でよく見られる現象。内容語ははっきりと発音されて、機能語が弱く発音される傾向にある。

It’s  time   to   go    for a  walk.
弱 → 強 → 弱 → → 弱 →

■ 例
have to → ハフタ
likely to → ライクリール
like him → ライkイン
I’ve been → ヴビン

まとめ

英語は、文字だけでは分からない“音のルール”がたくさんあります。
今回紹介した「連結・脱落・Tの変化・弱形」は、ネイティブの会話で毎日のように使われている、とても重要な音声変化です。

これらの変化を意識して学習することで、

  • リスニングが聞き取れるようになる
  • 自分の発音もネイティブに近づく
  • スムーズに話せるようになる

という大きなメリットがあります。

まずは、日常のフレーズやシャドーイングの中で、赤色で示した「音の変化」に注目してみてください。気づける回数が増えるほど、あなたの英語の“耳”と“口”はどんどん鍛えられていきます。

ぜひこのページを何度も見返しながら、英語の音感を育てていきましょう!

詳しくはコーチへ確認しましょう

適切な学習の負荷に調整するため、課題の範囲や学習時間・学習方法をコーチが変更する場合がございます。詳細はカウンセリング内でコーチよりご案内させていただきます。

トレーニングマニュアル一覧はこちら >

当コンテンツは、イングリードの受講者専用です。無断での転載、複製、外部への公開を禁止します。