本教材は、日常会話や自己紹介の場面で、自分に関する内容を1分間で簡潔に伝える力を養っていきます。
各トピックには、「覚えておくと得する表現・語句」や「使える応用表現」が収録されています。よって、英語表現のインプットを増やしながら、自分の意見を述べるアウトプットの力も鍛えることができます。
本書の大きな特徴は、1つのトピックにパターンA(肯定的な意見)とパターンB(否定的な意見)の2つの観点からサンプルスピーチが掲載されている点です。2つの視点が紹介されていることで、異なる考え方を参考にしながら、自身の意見をより柔軟に組み立てられるよう工夫されています。
概念化とは、頭の中で言いたい内容を考えるプロセスのことです。
最終的には英語で考えて、英語で概念化できる状態を目指しますが、まだそのレベルに達していない場合、まずは日本語で概念化をすることになります。ポイントは、自分が使える語彙や文法で表現できる程度の簡単・シンプルな日本語で言いたい内容を思い浮かべることです。
概念化を鍛えることで、
✔️相手がいると仮定して話す
目の前に英語で説明する相手がいるとイメージして、意見をしっかりと伝えるようにしましょう。緊張感を持って疑似体験を繰り返すことで、実際の場でも発揮できる力になります。
✔️英語で言えないと思ったら、まずは日本語を見直す
複雑な文章や、難しい表現で概念化をしていないかを確認する癖をつけましょう。英語にできないような日本語的な表現を避けて、シンプルに考え、シンプルに英語で伝えることを意識しましょう。
✔️サンプルだけが正解ではない
言い回しや語彙のチョイスなどはサンプルに過ぎません。自分にとって言いやすい言い換えはどんどん取り入れ、自分のスピーキングを目指しましょう。
音声を1回聞きましょう。
日本語の文を見て、自分の力で英文を作ってみましょう(口頭で)。この段階では、間違っていても問題ありません。まずは自分で英文を考えてみることが大切です。
英作が終わったら、サンプルスピーチ(英文)を見て答え合わせをします。特に、自分でうまく言えなかった部分や、迷ったところを中心に確認しましょう。
「自分で英作 → 答え合わせ」のサイクルを、5回〜10回ほど繰り返してみてください。
スムーズに英作ができるようになった段階で、録音にチャレンジします。目安は1分程度です。日本語を見て、すぐに英文が口から出てくるか試してみましょう。
録音した自分のスピーキングを聞き返しましょう。
文法のミス、不自然な表現がないかチェックしてください。もし見つかった場合は、その部分だけ修正し、何回か練習してみましょう。
音声を1回ずつ聞きましょう(パターンAとパターンB)。
英文(サンプルスピーチ)を読みましょう。
わからない表現や単語があれば、日本語訳を見て意味をしっかり確認しておきましょう。
パターンAまたはBのうち、自分の意見に近い英文を選びましょう。
選んだ英文を見ながら、音源を再生し、一緒に声に出して読んでみてください。このとき、発音やイントネーションをできるだけ真似することが大切です。このシンクロリーディングを3~5回ほど繰り返しましょう。
もしシンクロリーディングが難しい場合は、音読(音源なし)に切り替えて練習しても構いません。
STEP3で選んだ英文(パターンAまたはパターンB)をもとに、一部の表現を変えて、オリジナルスピーチを作ります。作ったスピーチは、3~5回ほど声に出して練習しましょう。
その際、目の前に相手がいると想像しながら、自分の考えを実際に伝えているイメージを思い浮かべると、より効果的です。
何も見ずに英語でスピーチを行い、録音しましょう。
録音した英語のスピーチを聞いて内容を確認しましょう。必要に応じて文字起こしをしてみてください。
そのうえで、文法のミスや、同じ表現・単語の繰り返しがないかをチェックし、改善していきましょう。
作ったスピーチを、スムーズに話せるようになるまで繰り返し練習しましょう。
スピーチのトピックを確認し、自分の意見を箇条書きでまとめます(目安:30秒)。
必要があれば、「覚えておくと得する表現・語彙」「応用表現」を確認しておきましょう。
1分程度を目安に、トピックに対してのスピーチを日本語で行います。タイマーを見ながら、録音をとっておきます。
日本語スピーチと同じ内容、同じ情報量で英語でスピーチを行います。再度録音を取ります。
STEP1で確認した「覚えておくと得する表現・語彙」や「応用表現」を使ってスピーチをすると、よりスムーズに話せることが多いです。
日本語のスピーチを聞いてチェックします。必要であればスピーチを文字起こししてください。
英語にしづらい表現、複雑な表現をシンプルな日本語に置き換えてください。
録音した英語のスピーチを聞いてチェックします。必要であれば文字起こししてください。
文法のミスや、重複した表現や単語を確認して改善しましょう。この際、すぐに単語を調べるのではなく、可能な限り自力で英語をブラッシュアップしてください。自力で改善したほうが圧倒的に実際のスピーキングで生きる英語になります。
自分の意見と同じ立場の英文(サンプルスピーチ)を確認します(パターンAまたはパターンB)。音源も聞きましょう。
自分のスピーチで使えそうな表現があれば、最大3つまで選び、STEP7で積極的に使ってみましょう。
改善後のスピーチを、スムーズに、そして瞬時に言えるようになるまで繰り返し練習しましょう。
詳しくはコーチへ確認しましょう
適切な学習の負荷に調整するため、課題の範囲や学習時間・学習方法をコーチが変更する場合がございます。詳細はカウンセリング内でコーチよりご案内させていただきます。
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