ナオトです。富山県出身で、大学から千葉に移りました。大学院は博士課程まで進み、合計5年ほど研究に没頭。がん細胞の中で何が起きているのか、どのタンパク質が増殖に関わるのか、そんな細胞系の研究をしていました。
論文を読む機会は多く、必要な情報を集めないと研究が前に進まない。英語は「読めないと終わる」環境でした。
ただ、話す英語はほぼ未経験。国際学会で海外に行って発表することもなく、オンラインで講演を聞く程度。博士課程は論文を書かないと卒業できないので、英語で書くのは苦しみながらやり切りました。読む・聞くは何とかなる気がしていた一方で、スピーキングは「ないに等しい」状態。それが社会人になって、急に弱点として突きつけられました。
現在は製薬会社で働いています。入社して研究職を経験し、1年でオープンイノベーション系、いわゆる事業開発寄りの部署へ異動。商談会でベンチャー企業の技術を見て、導入するかを判断する仕事です。情報収集から交渉まで、英語が現場の武器になります。
趣味は麻雀とゲーム。旅行は海外より国内で、温泉地でだらだらするのが好き。お酒も飲みます。目的を詰め込まない、ゆったりとした1人旅が好きです。
英語学習の目的は、仕事で英語が不可欠になったことです。異動により、海外の商談会に参加する役割を担うことになりました。今年は異動したばかりで、すでにオーストリアに1回出張しました。今後も2件控えており、合計3回になる見込みです。
ベンチャー企業とコミュニケーションを取り、彼らの技術の応用範囲やライセンスアウトのタイミングを確認する必要があります。かなりビジネス色の強い話を英語で進めなければなりません。会場にはブースが並び、個別にアポイントを入れて商談します。参加企業の国籍は開催地によって異なり、ヨーロッパ開催なら欧州圏、アメリカ開催なら米国企業が中心です。
上司から「いつまでにこのスコア」といった具体的な要求はありませんが、実務で話せるようになることが求められています。「コミュニケーションが取れるように」というプレッシャーがあります。自分から「フィードバックをください」と聞くこともありますが、致命的な指摘は少ない。だからこそ、問題が起きる前に自分で対策を打ちたいと思いました。
もう一つの理由は会社の補助制度です。学習支援が手厚く、支払った金額の一定割合が戻る仕組みがあります。上限はありますが、この金額なら自己投資として納得できる範囲でした。期限と環境と補助。その3つがそろって、本気で取り組む決心がつきました。英語を「やったことにする」のではなく、現場で実際に使える状態にする。それが目的です。
イングリードを選んだのは、短期間で話せるようになりたかったからです。異動したのが年初で、11月には「オーストリアに行く」と決まっていました。期限がある以上、ゆっくり英会話を続けて自然に慣れるというやり方は自分には合わないと思いました。勉強しないで急に話せるようになるはずがない。しっかり基礎から、集中して取り組む必要がありました。
もう一つ大きいのは、自分が一人で学習を続けるのが得意ではないことです。何をすればいいのかが分からないと、手が止まってしまう。だから、スケジュールが決まっていて、やり方が見えることが大切でした。英語コーチングなら、毎日の課題がある。進捗も見てもらえる。やらざるを得ない環境を作れる。その仕組みに期待しました。
他社も検討しました。記憶が曖昧ですが、大手P社やT社などを見ていたと思います。最終的な決め手は体験の印象でした。比較して細かく説明できるほど詳しくはないですが、体験の場でこちらの状況をまず聞いてくれる雰囲気がありました。いきなり「これをやってください」だけではなく、相談しながら進められそうな感じ。「これなら続けられそう」と思えたのがイングリードでした。感覚的な判断ではありますが、その第一印象を信じて決めました。
受講してよかったことの一つは、成果が数字ではっきり見えたことです。始める前は「しゃべれる」と言い張ることもできる状態でしたが、英語の評価を数値で受けたことがほぼなく、現実を直視する機会がありませんでした。そこでVersantを受けたら、思ったよりできていないことが判明し、その自覚が刺さりました。課題がある場所が、ふわっとではなく輪郭を持って見えてきて、ここがスタートになりました。
そのうえで、数か月後に再受験すると変化がはっきり分かります。僕の場合は5か月で31から55まで上がり、3か月時点でも伸びていたので、自分でも上がりすぎではないかと調べたくらいです。もちろん元が低かったのもあると思いますが、伸びが見えると達成感が生まれます。点数を見た瞬間、気持ちよくなりましたし、仕事でもオンライン面談が増えて聞き取りが少し楽になった実感が数字とリンクしていく感覚もありました。
オンライン英語コーチングの良さは、勉強の進捗が曖昧になりにくい点だと思います。やった時間だけで満足せず、数字があるから次をどうするかが決めやすくなります。目標も「なんとなく話せる」ではなく「次のVersantを更新する」に変わり、履歴書に書けるレコードを作りにいく感覚で前に進めました。
もう一つは、コーチとの進め方が自分に合っていたことです。僕はもともとリスニングに自信がありましたが、実際に始めてみると全くできていませんでした。「耳を使ってなかった」と伝えると、コーチは「まずリスニングからやりましょう」と方針を立て、シャドーイングを軸に語彙も並行して進めることになりました。
特にいいなと思ったのは、こちらの認識を一度受け止めたうえで、プラスアルファの提案をしてくれるところです。毎回テストをして結果を確認しながら教材を切り替えることで、確実に進んでいる実感が得られました。僕は気まじめに肩肘張るタイプではなく、雑談しに行くくらいの気持ちでコーチングを受けていましたが、それでもモチベーションが保てたのは相性と設計のおかげだと思います。
実際に最も手応えを感じたのはシャドーイングでした。片言でも話は通じる場面がありますが、聞き取れないとどうしようもありません。オンライン面談で相手の英語が徐々に聞こえるようになり、そこが一番うれしかったです。1日1時間半から2時間を淡々と積み重ね、管理してくれる人がいるから落ちても戻れるという安心感がありました。
強いて言えばコーチが変わったことです。最初は4か月の契約で、途中から期間を延長することにしたのですが、そのタイミングでコーチ交代の話が出てきました。正直、寂しかったです。相性もよく、いつも笑いながら楽しく進められていたので、なおさらでした。気軽に相談できる雰囲気で続けられたことが、自分には本当に合っていました。
ただ、人が変わることは悪いことばかりではありません。新しい視点が入ることで、また違った学びがあるかもしれない。むしろ、ここで慣れすぎずに、もう一段階成長できる可能性もある。そう前向きに考えています。これまで停滞を強く感じる時期がなかったのも、やり方を少しずつ調整し続けてもらえたからだと思っています。
学習内容そのものについては、特に大きな不満はありません。正直なところ、もし本当に残念だと思っていたら続けていないと思います。あえて言うなら、「思ったよりハードではない」と感じる人もいるかもしれません。ただ、そういったことも相談しながら調整できるのが英語コーチングのよいところです。自分のペースで学習を組み立てるには十分でした。
長期的には、仕事で使う英語を「会話」から「交渉」のレベルへと引き上げたいと考えています。今はまず相手と話ができるようになることが第一歩ですが、商談が進んでいけば、いずれ契約交渉の場面が訪れます。そこでコミュニケーションにズレが生じると、成果にも信頼関係にも大きく影響してしまいます。相手が欧州出身でも米国出身でも、臆することなく自分の意見を伝えられるようになりたいと思っています。
短期的な目標は、実はそこまではっきり決めていません。目の前の課題を一つひとつ積み上げていくタイプなので。ただ、分かりやすく言うなら、商談後の会食で困らないレベルを目指したいです。仕事の話だけならまだ何とかなりますが、場を和ませるような雑談や軽い冗談を交えるのが本当に難しい。そこで一言二言、うまく返せるようになって、会食の場でも自然にコミュニケーションが取れるようになりたいです。
英語が楽しいかと聞かれると、正直あまりそうは感じないタイプです。でも、数字が伸びたときの達成感はとても大きいですし、実務で英語に触れる機会があるので、上達を実感しやすい環境にいます。イングリードのオンライン英語コーチングで身につけた学習習慣を、次の出張で試してみる。その繰り返しを通じて、Versantのスコアも実際の会話力も、少しずつ更新していきたいと思っています。