山下楽平(やました らくへい)です。現在プロのラグビー選手をしています。
小学校2年生からラグビーをはじめ、その後は中高一貫校に入学してラグビーを続け、高校2年生の時にはラグビーの全国大会で優勝をすることができました。
大学は京都の大学に入り、そこでもラグビーを継続し、卒業後現在のチームからスカウトを受け入団しています。
入団後は1年目に新人王、トライ王、ベスト15を獲得することができました。
また、トップリーグでの優勝経験や、7人制のラグビーユニオン日本代表としてアジア大会での優勝経験があります。
大学4年生の時に、ニュージーランドで半年間のラグビー留学をした経験があります。ホームステイや語学学校で集中的に英語を勉強しました。
ただ、ちょうど耳が慣れてきて、言いたいことを話せるようになったところで帰国することになってしまい、少し心残りでした。
その後は、日本の大学に復学し、卒寮と同時に現在のラグビーチームに入団したため、それに伴い英語力も下がっていきました。
留学前は全く英語の勉強はしていませんでした。
また、渡航後に語学学校へ通うことも予定していなかったのですが、滞在先と練習場の往復で、英語を話す機会が少なかったので、語学学校に入学することを決めました。
語学学校に通っていた期間は約3か月半です。最初は午前中だけ授業を受けていましたが、後半は夕方まで授業を受けていました。
授業内容は、文法やリスニング、スピーキングなど、満遍なくカバーされていました。クラスはレベル分けがされていて、入学当時は下から2つか3つ目のクラスで授業を受けていました。
しかし、私はもともと英語が好きだったということもあり、少しずつレベルアップしていき、最後は上級クラスで勉強をすることができました。
ラグビーは1チーム15名で編成される、スポーツでも一番人数が多い球技です。そのため、コミュニケーションがとても大事になります。
どんなによいプレーができる人でも、欲しいタイミングでボールがもらえないなど、細かなコミュニケーションがプレーに響くことがよくあります。
ニュージーランドでプレーをしていた時は、欲しいところでボールが回ってこないことがよくあり、自分のしたいプレーができないと感じることがありました。
ラグビーをする上でも、メンバーとコミュニケーションをしっかり取ることが大事だと感じました。
最近、外国人選手とグランド内ではコミュニケーションは取れているけれども、グランド外でコミュニケーションを取れていないことに気がつきました。
もしグランド外でもコミュニケーションをしっかりと取ることができれば、必ずプレーにも繋がっていくはずなので、オフの時間を有効活用して、英語の勉強に取り組むことにしました。
おそらく自分一人で英語学習を始めていたら、「まぁ……、これくらいでいいかな」と、すぐに止めていたのではないかと思います。
コーチのHIROKOさんが並走してくれたことで、3ヶ月の英語学習を継続することができ、達成感がありました。
わたしは気になったことは突き詰めて考えるタイプなので、何度もLINEを通してHIROKOさんに質問をしましたが、その都度丁寧に対応していただきました。
逆に、あまり質問をしていない時には、HIROKOさんの方から、英語学習で気をつけるべきポイントなどの連絡をいただいていました。
大人数でクラスを受講する体験重視の語学学校と、自学自習をメインとした学習効率重視の英語コーチングは、同じ英語学習でも正反対の特性を持っていると思います。
もし、時間的に余裕があるのであれば、多国籍のメンバーで一緒に授業を受ける語学学校のような形態もよいと思います。やはり英語はコミュニケーションなので、人と接して勉強するのが一番です。
しかし、仕事が忙しくて国外に長期間滞在できなかったり、予算の問題があったりもするので、留学ができない人もたくさんいるでしょう。
英語コーチングの場合は、そういった制約が少ないので、誰にでも英語学習ができるチャンスがありますよね。
英語コーチング受講前は、英語を伸ばすには対話をすることが不可欠と思っていましたが、今回さまざまなアプリや教材を使うことで、リスニングやスピーキングを自宅でも伸ばすことができました。
ここまで伸びるとは思っていなかったので、自分でもびっくりしています。
受講前と受講後で英語力のテストをした結果、スコアが大幅に伸びていました。
受講前は「B2のアッパーミディエイト(中上級)」だったのが、3ヶ月の英語コーチングを通して「C1のアドバンス(上級)」になっていました。
※TOEIC LR 945点レベルまで成長!
もともとリスニングには自信があったことや、机に向かって勉強するのが苦でないタイプなのが幸いしたのだと思います。
しかし、テストのスコアは取れても、瞬間的に言葉にして英語を話すのはまだ難しいので、これからの課題として取り組んでいきたいと思います。
目的が外国人選手とのコミュニケーションを円滑に取れるようになることだったので、リスニングとスピーキングを中心に取り組みました。具体的にはシャドーイングやディクテーションなどを取り入れて勉強しました。
シャドーイングについては、はじめた当時は大きな変化を感じることはありませんでしたが、継続していくうちに成長を感じるようになり、最終的にここまで変わるのかと驚きました。
また、英語学習の時間以外でも、日本語の会話の中で「これは英語でどう言うのかな?」と考えるようになりました。
留学経験があったことから、「果たして自学自習だけで英語力が伸びるのか?」と疑問に思っていましたが、その考えが反転しました。
3ヶ月の英語コーチングの受講で、確実に英語力は伸びたと思います。
スコアが伸びた、英語が理解できる実感があるという部分以外にも、英語学習をライフワークに取り入れることができたのも大きな変化です。
ラグビー選手としての活動だけでなく、将来的には海外を視野に入れてキャリア形成をしていきたいと思っています。そのためには、自分の思いをきちんと相手に伝えられる英語力をつけたいです。
現状、そのレベルには辿り着いていないので、今回のオンライン英語コーチングを通じて、英語学習を習慣化することができたので、このサイクルを継続していきたいと思います。
これからラグビーチームの練習が再開するため忙しくなりますが、引き続き英語学習に取り組み、将来的に「あの時、英語を勉強しておいて良かった」と思えるように頑張っていきたいです。