英語の100日勉強法、4つの区切りと到達ラインの決め方 | イングリード

オンライン英語コーチングサービス

法人のお客様はこちらchevron_right

英語の100日勉強法、4つの区切りと到達ラインの決め方


英語の勉強法を100日という区切りで考えた場合、多くの方が最初に決めるのは教材や1日の学習時間です。

しかし、教材や学習時間から決めていくと途中で行き詰まりやすくなります。100日をどう割るか、どこで進み具合を確認するかが先に決まっていないと、学習が進んでいるのか分からないまま毎日が経過していくからです。

この記事では、100日という枠が既に決まっている方に向けて、その内側をどう組み立てるかを扱います。

「100日を4つに区切る方法」「週ごとの確認の取り方」「100日で変化が出やすいこと」「そもそも足りないことの線引き」を整理してお伝えします。

100日の目標は「伸びる形を作る」に置く

100日を「英語を仕上げる期間」と考えると、途中で間に合わないと分かった時点で計画ごと崩れます。しかし、目標を「伸びる形を作る」に置き換えると、100日後に学習の続きがしやすくなります。

なぜそう置くのかは、必要な学習量から考えると分かりやすいでしょう。

オンライン英語コーチングのイングリードでは、社会人が英語を話せると実感できるところまでに、日常会話であれば500時間から1,000時間程度、仕事で使うところまでなら1,000時間から1,500時間程度の追加学習を目安にしています。

これは誰にでも当てはまる数字ではなく、開始時点の英語力や目標によって変わります。

100日という具体的な日数に置き換えてみると、この量を100日ですべてこなすのは難しいことに気づきます。つまり100日という期間で目指すのは、量を埋めることではなく、無理なく続けられる形を作り、その形で進められるところまで進むことだといえます。

この記事では、「100日をどう区切るか」「どこで確認を入れるか」「100日で狙える変化と狙えない変化をどう線引きするか」の3つを扱います。

100日を4つの区切りに分ける

100日を区切らずに進めてしまうと、途中でどこまで学習が進んでいるのかが、最後まで見えにくくなってしまいます。そこで、25日前後を目安に4つの期間に分けると、それぞれの区切りの終わりが、進み具合を確認するタイミングになります。

区切りごとに決めるのは「終わりに確認すること」です。やることだけを決めると、学習をこなしたかどうかしか残りません。終わりに確認することを決めておくと、そこで方向を変えるかどうかの判断ができます。

区切りの日数をそろえるのは、区切りどうしを比べやすくするためです。第1区切りと第2区切りが同じ日数なら、進み方が変わったかどうかが分かります。

4つの区切りの役割

区切り日数の目安この期間にやること終わりに確認すること
第11日目から25日目現在地の把握と、学習の型(毎日同じ手順で始められる進め方)を作る毎日同じ手順で学習を始められる状態になっているか
第226日目から50日目型を保ったまま量を増やす量を増やしても手順が崩れていないか
第351日目から75日目弱い領域に負荷を寄せる第1区切りで見つけた弱点に変化があるか
第476日目から100日目実際に使う場面に近い形へ寄せる練習した形が実際の場面で出てくるか

第1区切りで型を作ることを優先しているのは、ここが崩れると後の区切りも不安定になりやすいからです。逆に型ができていれば、量を増やす作業も弱点を潰す作業も同じ枠の中で進められます。

「終わりに確認すること」の欄は、自分の言葉で書き換えてください。上の表は一例で、たとえば通勤時間に学習を組み込むつもりなら、第1区切りの確認は「電車に乗ったら教材を開くところまでが迷いなくできる」といった内容になります。

確認内容は、達成したかどうかを自分で見て分かる書き方にしておきましょう。「英語力が上がった」のような書き方では、区切りの終わりに達成できたかどうかを判断できません。

週ごとの確認を入れる

25日という区切りの終わりだけで確認していると、ずれに気づかないまま、区切り1つ分をまるごと進んでしまう可能性があります。そこで、週単位でもっと小さく確認する形を、もう1つ用意しておいてください。

全体的な英語力は数ヶ月に一度、外部のテストで確認し、単語や表現パターンの定着度は、週単位の小さなテストで確認します。何を測るかによって、適した確認の間隔が変わるという考え方は、100日の学習計画を組み立てるときにも、そのまま活かせます。

週ごとの確認は短時間で終わる形にしてください。項目を増やすと、確認そのものが負担になって続かなくなりやすいです。

週ごとに見る項目

見るのは次の3つだけです。

  • 予定していた総量に対して、実際にどれだけ進んだか
  • 直前の週に覚えた範囲が、いま思い出せるか
  • 決めた手順どおりに学習を始められた日が何日あったか

3つ目を入れているのは、量だけを見ていると型の崩れに気づけないからです。総量は足りているのに手順がばらついている週は、次の週で崩れやすくなります。

数値を細かく記録する必要はありません。3項目それぞれについて、良かったか良くなかったかが判断できれば十分です。

たとえば、ある週は総量が予定の8割で、前週の範囲は思い出せて、手順どおりに始められた日が5日だったとします。この場合、量は少し足りていませんが型は保てているので、翌週は量だけを戻します。

一方、総量は満たしているのに手順どおりに始められた日が2日しかない週は、量を増やす前に型を戻す週にします。同じ「未達」でも、どの項目が落ちているかで打ち手が変わるということです。

区切りごとに見る項目

区切りの終わりには、週ごとの確認では見えない変化を見ます。

単語が増えたかどうかより、聞き取れる量や話し出すまでの時間を見ます。

外部テストを使う場合は、100日の中では回数を絞ります。開始時点と、第2区切り以降のどこかで1回にします。毎回受けると、準備そのものに時間を取られやすくなります。

テストの点だけを判断材料にしないことも大切です。週ごとの確認と外部テストは測る対象が違うため、点が動いていなくても週ごとの確認で手応えがあるなら、方向性が誤っているとは言い切れません。

100日の到達ラインを決める

到達ラインとは、各区切りの終わりに自分で確かめられる変化のことです。

第1区切りなら、表の「終わりに確認すること」の欄がそれに当たります。どこまで届くかは開始時点の状態で分かれるので、先に見当をつけておきます。

イングリードでは、3ヶ月前後を過ぎたあたりから、実際の場面での変化を感じる方が増えてきます。ただし、どんな変化が先に出るかは開始時点の状態によって分かれます。

開始時点の段階この時期に出てくる変化
学習を始めたばかり知っている語彙が増える/英語を口に出すことに慣れる/曖昧だった文法が分かる/聞いて瞬時にわかる語彙が増える/聞き取れる箇所が少しずつ増える
基本的なやり取りはできる文法の型が定着して正確に文を作れる/英作の瞬発力が上がる/日本語を介さず英語の語順で話せる感覚が強くなる
仕事で英語を使い始めている細かい音が楽に聞き取れる/結論を先に置いて構成を意識して表現できる

最初の段階で出てくるのは、語彙・音・文法それぞれの土台にあたる変化です。次の段階に入ると、考えながら組み立てていた文が、そのまま出てくるようになります。仕事で使い始めている段階になると、変化の中身は音の細かさと、話の組み立て方に移ります。

自分がどの段階にいるかは、テストを受けなくても見当をつけられます。

次の3つで分けてください。

  • 相手の言うことを聞き返すことが多く、言いたいことを組み立てるのにも時間がかかる → 学習を始めたばかり
  • 聞き返さずに済み、組み立てにも時間はかからない。ただし仕事の場面で使ったことはない → 基本的なやり取りはできる
  • 仕事の場面で英語を使ってみたことがある → 仕事で英語を使い始めている

迷うなら、下の段階に置いておくほうが100日後の落差は小さくなりやすいでしょう。

いずれも傾向であって、100日で必ずこうなるということではありません。自分がどの段階から始めるのかを先に見ておくと、100日後の落差を小さくしやすくなります。

100日では足りないこと

先に触れた目安に照らすと、100日で必要量を満たしきるのは難しくなります。ここを認めずに100日で届かせようとすると、扱う範囲を広げすぎることになります。

単語も文法も発音も会話も同時に進めようとして、どれも定着しないまま100日が終わりやすくなります。範囲を絞って型を作っておけば、101日目以降はその型に乗せる形で進められます。

そもそも目標に対して100日という期間が短すぎる場合は、期間の設定そのものを見直す選択もあります。より長い期間での組み方は、英語が話せるようになるまでの6ヶ月ロードマップで扱っています。

よくある質問

100日の途中で予定が崩れたら、区切りをずらすべきですか

区切りの日付は動かさず、その区切りの中身を軽くしてください。

日付を動かすと、区切りどうしを比べる意味がなくなります。比べられなくなると、進み方が変わったかどうかが判断できません。中身を軽くするだけなら、確認の枠組みは残ります。

100日が終わったあとはどうすればいいですか

第4区切りの終わりに確認した内容を、そのまま次の100日の第1区切りの出発点にします。

区切りの組み立ては使い回せます。100日で作った型が残っていれば、次の100日は型を作る工程を飛ばして量と質に集中できます。

外部テストを100日の中で受ける余裕がありません

必須ではありません。

週ごとの3項目だけでも、方向のずれはつかめます。外部テストは全体の変化を見るための補助です。受けられないなら、区切りの終わりに自分で聞き取りや発話を試して、感覚の変化を残しておく形でもテストの代わりになります。

4つの区切りを25日ずつにできない場合はどうしますか

長さをそろえるのは比べやすくするためなので、そろわない場合は無理に合わせなくてかまいません。

その代わり、各区切りの終わりに確認する内容を先に決めておくことを優先してください。長さが違っても、確認する内容が決まっていれば判断はできます。

まとめ:100日は形を作る期間として組み立てる

  • 100日の目標を「仕上げる」から「伸びる形を作る」へ置き換えます
  • 25日前後の4つに区切り、それぞれの終わりに確認する内容を先に決めます
  • 週ごとには3項目だけを見て、方向のずれを早く見つけます

まず第1区切りの終わりに何が言えていればよいかを、1つだけ決めてみてください。そこが決まると、残りの3区切りも組み立てやすくなります。

また、100日という期間に対して、どこまでを到達ラインに置くべきか判断しにくいこともあります。

目標と使える時間から到達ラインを整理したい方は、イングリードの無料カウンセリングで、オーダーメイドの学習プランをご提案しています。

関連記事