返信は英語で何と言う?replyとrespondの使い分けと例文
「返信」を英語で表すときは、reply、respond、response など複数の候補があり、どれを使えばよいか迷うことがあります。
返信には、相手からの連絡に答える、返ってきた答えについて話す、すぐに答えられないため少し待ってもらうなど、さまざまな場面があります。
そのため、英語では1つの単語ですべてを表すのではなく、状況に応じて表現を使い分けることが大切です。
この記事では、返信を表す4つの英語表現について、意味の違いと短い例文を交えて解説します。
迷ったときは reply を使うのが基本です。改まった場面で相手の連絡に応じるなら respond、返ってきた答えそのものを指すなら response、あとで改めて連絡するなら get back to someone が適しています。
さらに、お礼や返信が遅れたときのお詫び、返信を催促するときに使える例文も紹介します。状況に合わせて活用してみてください。
返信は英語でreplyが基本、改まった場面ならrespond
「返信」を英語で表すときは、単語をそのまま当てはめるのではなく、返信によって何を伝えたいのかを考えると、適切な表現を選びやすくなります。
相手の連絡に答えるのか、改まって応じるのか、返ってきた答えそのものを指すのか、それとも後で連絡すると伝えるのか。こうした違いを意識して使い分けましょう。
まずは、4つの英語表現の違いを表で確認しましょう。
例文は短くまとめています。具体的な使い方やニュアンスの違いは、次の章で詳しく解説します。
| 英語 | 返信のイメージ | 例文 |
|---|---|---|
| reply | 相手のメールや質問に答える基本の語 | I will reply to your email today.(今日、あなたのメールに返信します) |
| respond | 改まって応じる、反応を返す | We will respond to your request by Friday.(金曜日までにご依頼にお応えします) |
| response | 返ってきた答えそのもの | I am waiting for your response.(お返事をお待ちしています) |
| get back to someone | あとで改めて連絡する | I will get back to you tomorrow.(明日改めてご連絡します) |
どの表現を使うか迷ったときは、まず reply を候補にするとよいでしょう。
reply は動詞と名詞の両方で使え、メールや質問に答えるという「返信」の基本的な意味を表せるためです。そのうえで、改まった場面で応じるなら respond、返ってきた答えそのものを指すなら response を選ぶと、意図がより明確に伝わります。
返信を表す4つの英語の使い分け
4つの語は、それぞれ意味や使い方が少しずつ異なります。ここからは、各表現がどのような場面に適しているのか、1つずつ見ていきましょう。
replyは相手の連絡に答える基本の語
reply は、相手の発言やメッセージに対して答えを返すときに使う語です。動詞の reply は、相手の発言やメッセージに対して、口頭や文章で答えることを表します。
代表的な使い方は reply to an email(メールに返信する)です。たとえば、Mr. Tanaka hasn’t replied to my email about the meeting date.(田中さんは会議の日程についての私のメールにまだ返信していません)のように使います。
名詞の reply は「返信」という意味です。
I received a reply from the client about our quote.(見積もりについて取引先から返信を受け取りました)のように使えます。また、取引先からの質問に答える場合も、I always reply to my clients’ questions before I leave the office.(取引先からの質問には、退社前に必ず返信しています)と表現できます。
つまり、reply はメールや質問に答える場面で幅広く使える、基本的な表現です。返信メールを書く、返信を待つ、返信を受け取るといった場面でも、動詞の reply と名詞の reply を使って表現できます。
- Please reply to this email by Friday.(金曜日までにこのメールに返信してください)
- I received your reply this morning.(今朝、あなたの返信を受け取りました)
respondはやや改まった答えや反応
respondは、相手の言動を受けて、答えたり反応したりする語です。話し言葉や書き言葉で相手に答えることを表し、reply とほぼ同じ意味で使えますが、やや改まった印象のある語です。
たとえば、He never responded to my request for a quote.(彼は私の見積もり依頼に一度も返事をしませんでした)のように使います。
respond には、もう1つ「反応する」という意味があります。
相手の発言や行動を受けて、何かを言ったり、行動を起こしたりすることを表します。たとえば、How did the client respond to our proposal?(取引先は私たちの提案にどう反応しましたか)のように使います。
また、問い合わせや連絡に対応する場面でも使えます。
If a customer reports a problem with the site, a support staff member responds to it the same afternoon.(お客様からサイトの不具合について連絡があった場合、サポート担当者がその日の午後に対応します)のように表現できます。
このように、respond は問い合わせや依頼に改まった形で応じる場面でよく使われます。一方、日常的なやり取りや親しい相手とのメールでは、reply のほうが自然に使える場面が多いでしょう。
- We will respond to your inquiry as soon as possible.(お問い合わせにはできるだけ早くお返事します)
- The company has not responded to the request yet.(その会社は依頼にまだ応じていません)
responseは返ってきた答えそのもの
responseは、返ってきた答えや反応を名詞で表す語です。話し言葉か書き言葉の答えを指します。
We sent the proposal last week and are still waiting for a response.(先週提案書を送り、まだ返事を待っています)のように使います。We appreciate your quick response to our question.(質問に迅速にご返信いただき感謝します)という言い方もあります。
メールの返信を待ったり、返信に感謝したりする場面では、返ってきた答えそのものを名詞で表すことがあります。
response は、動詞の respond に対応する名詞として覚えておくと、使い分けを整理しやすくなります。
- I am looking forward to your response.(お返事をお待ちしています)
- We received a positive response from the client.(取引先から前向きな返事をもらいました)
get back to someoneはあとで改めて連絡すること
get back to someone は、「あとで改めて連絡する」「折り返し連絡する」という意味です。get back のように、動詞に前置詞や副詞が組み合わさって特定の意味を表す表現を句動詞と呼びます。
get back to someone は、情報を伝えるために改めて連絡するときや、その場では答えられず、後から返事をするときに使います。たとえば、I’ll check the schedule and get back to you this afternoon.(スケジュールを確認して、今日の午後にご連絡します)のように表現できます。すぐには返信できないとき、確認してから答えたいときに便利です。
get back toは電話や会話で使われることが多く、メールでは基本の語はreplyです。
この記事では、メールで get back to を使う表現を、確認してから改めて連絡すると相手に伝える一文として紹介します。
- I will get back to you once I talk to my manager.(上司と話してからご連絡します)
- I will get back to you with the details.(詳細は改めてご連絡します)
返信の場面別に使える英語表現と例文
返信に使う英語表現は、場面ごとに1文ずつ覚えておくと、メールを書くときに役立ちます。
ここでは、お礼・お詫び・お願いや催促・返信不要の4つの場面に分けて、そのまま使える例文を紹介します。特に断りのないものは、それぞれの場面に合わせた例文です。
返信をもらったときのお礼
返信を受け取ったら、まずは簡潔にお礼を伝えましょう。名詞の reply や response を使うと、相手からの返信そのものに感謝を伝えられます。
- Thank you for your reply.(ご返信ありがとうございます)
- Thank you for your quick response.(迅速なご返信ありがとうございます)
- Thank you for replying so quickly.(すぐにご返信くださりありがとうございます)
2つ目と3つ目の例文は、相手がすぐに返信してくれたことに感謝を伝えたいときに使えます。
返信が遅れたときのお詫び
返信が遅れたときは、お詫びの言葉に加えて、いつまでに返答できるかを伝えると親切です。すぐに答えられない場合は、後ほど連絡することを伝える get back to someone が使えます。
- I apologize for the delay in replying.(返信が遅くなり申し訳ありません)
- Sorry for my late reply.(返信が遅くなってすみません)
- I will get back to you by Friday.(金曜日までにご連絡します)
最初の例文のapologizeは、Sorryより改まった印象になりやすい言い方です。相手との距離に合わせて選んでください。
返信をお願いする、催促する
返信を待っていることを伝えるときは、名詞の reply や response を使った表現が便利です。返信の期限を添えると、相手も対応しやすくなります。
- I look forward to your reply.(ご返信をお待ちしています)
- Could you reply by Friday?(金曜日までにご返信いただけますか)
- I would appreciate a response by the end of this week.(今週末までにお返事をいただけるとありがたいです)
催促しているように聞こえないか気になるときは、期限を伝える理由をひとこと添えると、相手にも意図が伝わりやすくなります。
返信は不要と伝える、受け取ったことを返す
返信が不要な連絡では、あらかじめその旨を伝えておくと、相手に余計な手間をかけずに済みます。
- No reply is necessary.(ご返信は不要です)
- You do not need to reply to this email.(このメールへの返信は不要です)
相手の返信を受け取って「承知しました」と返したいときは、返信そのものの言い方とは別の表現を使います。
「承知しました」は英語で何と言う?場面別の言い換えと例文で、Understood や Noted などの使い分けを確認できます。
返信の英語で迷いやすい3つのポイント
返信の英語には、迷いやすい点が3つあります。語の意味はすでに確認したので、ここでは使い方の注意点だけを整理します。
reply toとrespond toは、toのあとに返す相手の連絡を置く
replyもrespondも、「reply to + 相手や内容」「respond to + 相手や内容」の形が基本です。メールに返信するなら、reply to your emailのように、返す相手の連絡をtoのあとに置きます。
返信の内容を伝えたいときは、reply with や respond with の形を使います。たとえば、She replied with a quick thank-you.(彼女は短いお礼の言葉で返事をしました)のように表現できます。
書き出しで使うin reply toとin response to
返信の書き出しでは、in reply to や in response to を使うことがあります。特に、in reply to something は改まった場面で使われる表現です。
This email is in reply to your request for a revised quote.(修正見積もりのご依頼への返信です)のように使います。
in response to も使えます。I am writing in response to your question about the delivery date.(納期についてのご質問への返信として書いています)という形です。
どちらも、手紙や問い合わせへの返事の書き出しで使われる表現で、メールでも同じ形で使えます。
また、何に対する返信なのかを明確にしたいときにも便利です。
in reply to は改まった表現のため、親しい相手とのくだけたメールよりも、取引先への正式な返信などに適しています。
replyとresponseは数えられる使い方も数えない使い方もある
名詞のreplyとresponseは、数えられる名詞としても、数えられない名詞としても使えます。数えられる使い方では、a reply と言えます。
例文は、I received a reply from the client about our quote.(見積もりについて取引先から返信を受け取った)です。冠詞のつかない例には、We have had very little response to the survey.(アンケートにはほとんど反応がありません)があります。
目安として、1通の返信を指す場合は a reply、返信の有無や全体的な量を指す場合は冠詞を付けない形を使います。
まとめ:返信は何をするかで英語を選ぼう
- 返信を表す英語は、返信で何をするかという違いで選び分けます。
- お礼、お詫び、催促、返信不要の場面ごとに、1文ずつ使える形を持っておくと迷いません。
- to の使い方や in reply to の意味、名詞の数え方を押さえておくと、誤解を招いたり、不自然な表現になったりするのを防げます。
返信を表す英語は、単語を暗記するだけでなく、返信で何を伝えたいのかを考えてから選ぶと、自然に使い分けられます。
まずは次のメールで、お礼やお詫びの一文を使ってみましょう。
参考












