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オンライン英会話で効果的に英語力を伸ばすには? インプット学習とアウトプット学習の両輪で走ろう!


英語学習を始めよう、今まさに英語学習中だ、英語学習をしていたけれど中断してしまった、でも再開して今度こそは目標を達成したいと思っている。

そんな人たちが一度は検討するのがオンライン英会話サービスではないでしょうか。

オンライン英会話を始めるならば、お金と時間、そして努力と労力を注ぎ込むものであるだけに、オンライン英会話を効果的で結果につながるものにしたいもの。

ここではオンライン英会話を効果的に受講し結果を出すために、オンライン英会話サービスとはどういうものなのかという基本情報から、受講する際の心構え、効果を上げるための方法について解説します。

Contents

オンライン英会話とは

まずはオンライン英会話のサービス、費用、クラススタイル、オンライン英会話のメリットなどオンライン英会話の概要について知り、サービスを効果的に受講し結果を出す方法を考察してみましょう。

オンライン英会話の概要

オンライン英会話とはオンラインビデオ通話ツールを使い、オンライン上で英会話のレッスンを提供するサービスです。

レッスン時のオンライン通話ツールにはスカイプや自社で独自開発のツールなど会社によって様々ですが、オンラインでビデオ通話を通じて英会話のレッスンを行うというのは共通しています。

レッスンは受講生と講師がマンツーマンで行うプライベート英会話レッスンが一般的です。
受講時間帯は多くの会社が24時間または早朝から深夜まで対応しているので、出社前、昼休み中に、退勤後、休日など、スキマ時間に気軽に受講することが可能です。

レッスンはプライベートレッスンなので、レッスンを受ける場所や時間を気にすることなく受講できるのも大きな利点と言えます。またマンツーマンのみならず、グループ英会話レッスンを提供している会社もあります。

レッスンの長さは、マンツーマンオンライン英会話レッスンの場合は20分〜25分が一般的です。グループオンライン英会話レッスンの場合は45分前後が一般的な1レッスンの長さです。

オンライン英会話の費用感

オンライン英会話サービスの費用相場は、1ヶ月6,000円〜10,000円前後です。

提供プランは1ヶ月毎日1レッスンを受ける場合や定額で受け放題のサブスクリプション制など様々ですが、一般的な英会話教室に比べて大変格安と言えるのではないでしょうか。

その低価格の秘密は、国内の英語教室とは差別化されたコストのかけ方です。

多くのオンライン英会話サービスが講師の自宅などからの発信、または賃貸や人件費の安い海外拠点からの発信で、その分の運営コストが抑えられるためレッスン費用が格安で提供できるのです。

この格安の費用により、始めやすく長期間続けやすいのもオンライン英会話サービスの利点のひとつと言えます。

オンライン英会話で提供されるクラス

それでは、オンライン英会話で提供されるクラスはどんなクラスでしょうか。

フリートーク

特に議題を決めずにレッスンのその場で自由にトピックを決め、英会話を楽しむクラスがフリートーククラスです。
まさに実生活での会話に最も近いものがこのフリートーククラスとも言えます。

フリートークでは基本的には予習がなく、教材などの台本がないため、受講者の今ある単語、知識をフル活用してレッスンが進められます。

外国人と日常的に会話をする機会がある、ビジネスの場での雑談力をつけたい、講師の出身国について知りたいなどのニーズのある人におすすめです。

フリートークでも、講師との会話の中で表現できなかったものを認識することで自身が不足しているものを確認できますし、講師が使う単語やフレーズ、言い回しを覚えることで新たな英語の知識を身に付けることができるという効果もあります。

ただしフリートークの場合、相手の反応いかんで会話がどのように展開されるかの予測が難しいため、受講者の英語力のみならず、トピックに関する知識、英語の瞬発力、展開力などのコミュニケーション力をどれだけ持っているか、そして会話の主導権をどれだけ握れるかによりフリートーク時間の充実度と学習効果が左右されます。

そのため基礎文法を学習している段階の初級者や、基礎文法は理解していても英会話やオンラインでの英会話レッスンにはまだ慣れていない段階の受講者には不向きでありあまり効果的なのクラスとは言えません。

逆に基礎英文法はある程度マスターしていて、ある程度英会話に慣れているという人にとっては、実際の英会話の場面を想定した実践的な時間を持つことができる機会になり、そして多くの発話の時間を持つことができるため満足度も高く効果的な時間を持てるでしょう。

ただしフリートークは毎回同じ講師、同じ系列での話題を続けているとマンネリ化しやすいので注意が必要です

トピックトーク

日常生活から趣味生活、社会活動、オフィスや休日、家族、政治、経済、時事、社会問題など多様なジャンルから特定のトピックに基づいて様々なシチュエーションを想定しての英会話を練習するクラスです。

トピックが決められており、ターゲットとなる単語や文法も的が絞られるため、その分野の単語や会話を深く掘り下げて学ぶことができます。

またトピックが限定されているため、フリートークスタイルの英会話クラスよりもオンラインクラスを進める中で会話の展開がしやすいのもトピックトーククラスです。

このクラススタイルの場合、オンライン英会話サービスのウェブサイト上に教材やトピックが公開されている場合が多いので、事前にトピックを決め、そのトピックに関する知識や単語のインプットをしてレッスンに臨むことができるという利点もあります。

ビジネスミーティング前後での簡単な雑談の機会など、ある程度トピックや時間が限られる中でスムーズな会話が必要な状況などで即戦力としての英会話力を身に付けることができます。

また多くのトピックを扱う中で多様なジャンルについての語彙力と会話の展開力を身に付けることもできるので、短期で即効性のある英会話力のみならず、長期的には多様な話題に対応できる英会話力を身に身に付けることのできるクラスです。

ビジネス英会話

このビジネス英会話クラスはビジネスで使う英会話に特化し、ビジネス上での初対面の挨拶から会社訪問、電話応対、社外&社内向けプレゼンテーション、営業、接待、海外出張、オフィス内での英会話など、ビジネスの様々なシチュエーションを想定した英会話での語彙や表現、言い回しを学びます。

オンライン英会話のビジネス英会話クラスでは、ターゲットとなる語彙や表現、言い回しを学んだ後に講師とのロールプレイを通して実践的に効果的にビジネス英会話を学習できます。

クラスは基礎英語を理解しているという前提で行われることが多いので、中学・高校英語は理解した上で一段階上のプロフェッショナルな英会話を身に付けたいというビジネスパーソン、今後海外で就職したい、面接で英語を使う機会があるという人など、ビジネスで英語を使う機会がある人におすすめのクラスです。

カランメソッド

カランメソッドとは、講師が通常より早いスピードで繰り出す質問に対し、間髪を入れずに反応し返答するトレーニングを通して、一般的な英語学習法よりも4倍のスピードで英語を習得できるようになる、というメソッドです。

1960年代にイギリスで開発され、世界各地にこのメソッドを使った英語学校があります。
そしてオンラインでもカランメソッドでの授業を受けられます。

このメソッドでは講師が通常より早いスピードで2回続けて質問をするので、それに対し、Yes, No,だけや、単語だけではなく、完全な文章で答えることが求められます。

講師の話すことに全集中して聞き取り、そして瞬時に答えなければならないため、大変負荷のかかるトレーニングです。

しかしその分英語を英語で理解し、英語で答える「英語脳」を高速で作っていけるというものです。

初心者から上級者まで対応していますが、基礎英語はマスターしてからトライするのがおすすめ。
また、中上級者でオンライン英会話を通して自分の意見を話して、会話を楽しみたいという方には向きません。

オンライン英会話のメリット

低価格で気軽に参加できるオンライン英会話は英語学習をする中で有効に活用したいもの。

ここではそんなオンライン英会話のメリットについて考えてみようと思います。

基本的にはマンツーマンで提供される。

オンラインレッスンは基本的にマンツーマンでの英会話レッスンが大多数です。
マンツーマンなので、自身の話す時間を確保しやすく、疑問に思ったことは遠慮なく質問できます。

質問のみならず、自身の話したいことを話す時間も確保しやすいため英語のスピーキング練習には絶好の機会と言えるでしょう。

講師側も受講者一人に集中できるため、スピーキングやライティングでの間違いの指摘と修正がしやすいという利点もあります。

受講者のペースと傾向に合わせてレッスンが進められのはマンツーマンレッスンの大きな強みです。

クラス受講の場所や時間の制約が少ない

従来の英会話教室では受講者が教室へ出向く必要があります。また営業時間も限られているため、通える場所、レッスンを受けられる時間も限られていました。

しかしオンライン英会話サービスでは、レッスンはパソコンやスマホなどから容易にアクセスできるため、英会話レッスンを受ける場所はインターネットが使えるディバイスと環境があり、受講者自身が英会話を受けられる場所であればどこでもいいので、場所の制約は原則ありません。

英会話レッスンが受けられる時間帯も早朝から深夜まで営業、もしくは24時間いつでも受けられるサービスもあります。

このように場所や時間の制約がなく、自分のライフスタイルを維持しながら、スキマ時間にスキルアップを狙えるのがオンライン英会話の大きなメリットです。

料金が安いので始めやすく続けやすい

前項でも述べたようにオンライン英会話の1ヶ月の費用感としては1ヶ月6,000円〜1万円前後です。
料金的にも大きく負担にはならないので、継続しやすいのもオンライン英会話の魅力です。

スキマ時間にみっちりとマンツーマンで英会話の練習ができて1万円前後の続けやすいお値段、そして将来のキャリアアップにも大きく貢献する英語スキルを身に付けられるというオンライン英会話のメリットは計り知れないと言えるでしょう。

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オンライン英会話の講師はネイティブではない?

オンライン英会話を考慮し検討しているのだが、費用が安い分、講師の質も「安かろう、悪かろう」なのでは・・・そんな心配をしている人も多いのではないでしょうか。

実際に大多数のオンライン英会話サービス提供企業が講師と採用しているのは、フィリピンやセルビアなど、「英語圏」としてはあまり馴染みがなく、「ネイティブ」の国としてはリストに上がらない国とも言えるかもしれません。

しかし、ネイティブじゃないから、とオンライン英会話を躊躇している人たちは、一度オンライン英会話を始める動機に立ち返ってみてください。

もしオンライン英会話を検討している人が以下のような人ならば、ネイティブ講師とのオンライン英会話を検討してもいいでしょう。

  • 今まで英語の勉強は散々勉強してきた。
  • 海外旅行は1人で行っても問題ない。
  • ビジネスレベルで海外の人たちと専門分野であれば商談ができる。
  • 非英語圏の人々と話す際には、幅広いテーマで雑談もできる。
  • 馴染みのないスラングや言い回しがまだまだ理解できない。

このようないわば英語上級者ならば、ネイティブとのオンライン英会話をおすすめします。

一方、以下のような人は、非ネイティブの講師で英語学習についてよく知る英語講師であれば目標達成は十分に果たせます。

  • 今までも学校で英語をしようと意識してきたけれど、なかなか思うように進まない。
  • 特にスピーキングが出来ないのが悩みだ。
  • オンライン英会話を通して、今まで学習してきた英語を実践的に使えるようにしたい。
  • 世界中の人たちとコミュニケーションが取れるようになりたい。

言語習得は何よりも効果のある方法で継続して続けることが一番の重要ポイントです。

受講者が臆することなく発話ができるフレンドリーな雰囲気作りは受講者のモチベーション維持にもつながります。

そのような意味でも非英語ネイティブの講師は、ネイティブの講師にひけを取りません。

むしろ日本の英語学習者は心理的に非英語ネイティブの講師の方が親しみやすく話しやすい、という感想を持つ人が多いのも事実です。

また、現在の英語環境を見てみますと、現在英語話者は世界に15億人ほどいると言われています。

しかしその中でいわゆる「英語ネイティブ」は4億人弱で、全体の25%のみ。実際は非英語ネイティブの英語話者が全体の75%を占めているのです。

この数字を見るだけでも多くの人がこれから関わる外国人が非英語ネイティブの英語話者である可能性は非常に高いということが言えます。

そしてその流れはオンラインでの商談や学習が一般的になってくる中で、より顕著になるでしょう。

このような時代には、臆することなく英語で自分の意見を話し、伝わる英会話力を身に付けることが何よりも重要です。

このような意味で、英語ネイティブ、非英語ネイティブにこだわらず、効果的なレッスンを継続的に受けられるという視点から、オンライン英会話サービスを選ぶというのは大変重要なポイントとなります。

効果が出ない?オンライン英会話の落とし穴

多くのメリットがあり、実際に効果を出している人も多い反面、思ったように効果が出ない、効果を感じられない等、オンライン英会話を生かしきれない人たちがいるのも事実です。

オンライン英会話を利用する際に効果が出にくい人たちの特徴を見てみましょう。

効果が出ない人の特徴①/レッスン受講の目的がぼんやり

オンライン英会話レッスンの受講の目的がぼんやりしている人は、レッスンでどこにフォーカスをするのか焦点が定まらず、ただ与えられるカリキュラムをこなすだけで学習が受け身になりがちです。

英語学習では、新しい言葉や言い回し、文法をインプットし、それらを意識的に使って、自分の中で定着させていくことで語彙や表現の引き出しが増えていくのです。

受け身の学習ではこの意識的に使い定着させるプロセスが疎かになりがちで、結局オンライン英会話の効果が出ないと感じる原因になります。

さらには目的がぼんやりしているとモチベーションの維持にも大きな影響を与えます。

初めは英会話のキャッチボールが出来て楽しいと感じられるオンライン英会話ですが、それでも時に壁にぶつかることもあるのは常です。

そんなときに英会話を学ぶ目的がぼんやりしていると、モチベーションが維持できず、ただ期間を消化するだけで、最終的には中断してしまうという結果を招いてしまいます。

効果が出ない人の特徴②/基礎英語が身についていない

多くのオンライン英会話サービスでは初心者から上級者まで幅広いレベルとニーズに対応できるようカリキュラムと教材、コースが用意されていますが、それでも、基礎英語が身についていない状況でいきなり外国人講師と英語オンリーで話すオンライン英会話に飛び込むのは大変な遠回りです。

基礎英語というのは、中学校で習う大まかな英文法と基本英単語の事で、これらはマストで学習をしてから、オンライン英会話に臨むのが望ましいです。

具体的には、主に以下の事項です。

  1. 文型(SV、SVO、SVC)ー英語の単語の並べ方。
  2. 基本の名詞(代名詞、単数形と複数形)
  3. 動詞(be動詞、一般動詞)
  4. その他の品詞の基本(形容詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞)
  5. 三単現の”-s”
  6. 文の種類(肯定文、疑問文、否定文、命令文など)
  7. 疑問詞(what, who, when, where, which, whose, why, how)
  8. 時制(現在系、過去形、現在進行形、未来形、現在完了形)
  9. 助動詞(can, will, must, should, may, shall, would, could)
  10. 比較級、最上級
  11. 受動態
  12. 不定詞
  13. 間接疑問
  14. 中学英単語(約2,400語程度)

全てを完全に理解していなくても、大体こんなものだ、という概念だけでも理解しておくことが重要です。

受講者が基礎英語が身についていない状態でオンライン英会話に飛び込んだとしても、きっと講師達は色々な方法で(絵を使ったり、ゆっくり話したり、ジェスチャーなどで)伝えようとし、受講者が言わんとする事を理解しようとはしてくれます。

しかしそれを続けながら、受講者が自然と英語の語順や単語を覚えていくのは大変非効率的な作業です。

日本の書店には易しく中学英語を復習できる優秀な教材がたくさんあります。
これらの中からひとつ選んで、さらっとでも理解するだけでも効果は大きく違います。

これらの基礎英語の勉強とオンライン英会話を並行してやっていくというのも効果を出すひとつの方法ではあります。

効果が出ない人の特徴③/レッスンを継続して受講しない

英語学習で重要なのは、少ない時間でもレッスンとレッスンの間を開けずに継続してレッスンを続けることです。

言語を習得する上で必要なのは、継続していくことです。

言語は、新しい知識に触れ、理解し、実際に繰り返し使ってみることで定着していくものです。

せっかく英会話レッスンに参加して新しい知識をインプットできたり、スピーキングが少しスムーズになったとしても、そこから間が開きすぎると、そのスキルがなかなか定着せず、レッスンの効果が出ないのです。

オンライン英会話を効果的かつ効率よく利用して英語を習得を狙うのであれば、間を開けずに継続してレッスンを受けることが成功の鍵の一つだと言えます。

効果が出ない人の特徴④/インプット学習が足りていない

英語力を伸ばしていこうとするならば、今持っている知識だけでなく、継続して新しい知識を得て、実践していくことが重要です。

しかしそれをせずに、常に自分の持っている知識だけで英会話を続けるのでは、ある程度流暢に話せるスピーキング力はつくかもしれませんが、語彙力、表現力を伸ばすことができず、オンライン英会話の効果を感じられないという結果になりがちです。

特にある程度話せるようになっている中級者以上の人が陥りやすい点ですが、喋れること、伝わる事に満足して、新しい単語や言い回しの学びを止めてしまうと、そこから効果が感じられず伸び悩みます。

意識的に英語に触れ、新しい知識を入れて、使ってみるという流れを継続しましょう。

効果が出ない人の特徴⑤/フリートークしかしない

インプット学習不足とも関連して、フリートークしかしない人も、伸び悩んだり効果が出ないと感じてしまう人の特徴です。

フリートークは、今持っている知識をフル活用して会話を繋ぐものです。

今ある知識で会話を続けるということで、より実生活の状況に近いスタイルであり、より実践的なクラススタイルであることは間違いありません。

ただこれだけを続けていても、今ある知識で会話を続けるスキルはついても、新たな表現や語彙力がつきにくい傾向があります。

特にフリートークでは学習者が話しやすい得意分野のトピックを選ぶことが多いので、語彙や表現に偏りが生じやすく、インプットの量と質という点から、英語力の伸びが鈍化してしまうのです。

効果が出ない人の特徴⑥/同じ講師ばかり選んでしまう

オンライン英会話は、できれば気の合う講師と楽しくレッスンをしたいと思うのは当たり前のことです。

実際にお気に入りの講師とのレッスンはプラスが多いのは事実です。

継続してレッスンを受け持ってもらう中で、自分自身の弱点や癖なども理解してもらえ、集中的に弱点補強が可能だったり、日々レッスンを受ける中でお互いのことをよく知るようになるため、リラックスしてレッスンに臨めるのは大変大きなプラス点で、英語力向上にも効果的です。

しかし、毎回同じ講師とだけレッスンを続けるのは、あまりお勧めできません。

人にはそれぞれ使う語彙や言い回し、発音に癖があります。また同じものを表現するのにも、人によって表現方法が違ったりもします。

同じ講師とだけ続けていると、違うアクセントやイントネーション、表現方法に遭遇した時に、聞き取れなかったり理解ができなかったりしてしまします。

また、講師も受講者と授業を受け持つ中で、ある程度その受講者について理解します。受講者の発音の癖や傾向、そして性格などもある程度理解するので、受講者の言いたい事をすぐに理解できるようにもなります。

受講者は講師に通じるので、間違いの認識がしづらくなります。

そしてそのまま実生活で使ってみた時に通じない、という結果を招く恐れもあります。

数名の講師との授業を通して自身の英語を検証することで、より実践的な英語力の習得に近づくと言えます。

慣れ親しんだ同じ講師との授業はある意味で自分のコンフォートゾーンになってくるでしょう。

しかし、もう一段階上の成長を求める時には、そのコンフォートゾーンを抜け出すことも時には必要なのです。

レベル別/オンライン英会話で期待できる効果

オンライン英会話に臨む場合、自身の英語力によって、オンライン英会話に臨む心構えを変えていくと良いでしょう。

英語初心者の場合/楽しく会話をして英語に慣れよう!

英語はまだ始めたばかり、英語での英会話に慣れていないという初心者は、まずは自分の持っている英語スキルや学んだ英語スキルで相手(講師)に伝えることを主目的におき授業に臨むのが良いでしょう。

まずは相手に自身の伝えたいことを伝え、講師との会話のキャッチボールを通して、英語でコミュニケーションが取れる楽しさを実感し、英語を読む事、聞く事、書く事、話す事に慣れていきましょう。

英語中級者の場合/インプット学習の成果を確認しよう!

ある程度英語の勉強もして理解をしているという英語中級者は、ご自身が学んできてストックしている英語の知識を実際に使えるものに出来るよう、オンライン英会話を通してアウトプットしてみましょう。

インプットした内容の使い方や用法が正しいのかを検証し、その内容を定着させ、実生活で使えるようオンライン英会話レッスン中に実践してみてください。

英語上級者の場合/新たな課題を見つける場にしよう!

英語で話すことに慣れていて、難易度の高い文章も読めるという英語上級者は、オンライン英会話を通して見えていなかった自身の課題を見つける場にしましょう。

レッスン中にアウトプットすることで現時点で自身の不足している英語スキルエリアがどこなのかを認識できるようになります。

弱点を特定しそれを補強するインプットとアウトプットを繰り返しながら、さらなる英語力アップを目指しましょう。

フリートークで効果的に英会話力を上げるためには?

オンライン英会話サービスを利用しようと思っている人の多くは、英語を学び、外国人の人とコミュニケーションを取れるようになることが受講のひとつの目的なのではないでしょうか。

海外の人たちと英語でコミュニケーションをする、会話を成立させていくには、「スピーキング力」だけではなく、コミュニケーション力、会話力が必要です。

テキストに沿って授業を進める通常のオンライン英会話は教材という「台本」があり、コミュニケーション力は大きく必要とされません。

そのため、もし日常やビジネスで海外の人フランクに色々な話をしたい、議論をしたい、という目標があるのであれば、より実践的にコミュニケーション力を伸ばすためにフリートークの時間が必要になってきます。

ただ前項でも述べたとおり、フリートークは利点もたくさんありますが、方向を間違えると効果が半減してしまいます。

ここではフリートークで効果的に英会話力を上げるための秘訣と心構えについて解説します。

80%を目標に会話の主導権を握ろう

フリートークで陥りがちなのは、会話を進めていく中で、段々と講師の喋る量が多くなり、気がつくと自分は相槌ばかりしている、という状況です。

これではフリートークの効果は半減どころか、ある意味ただのリスニング授業です。

そうならないために、レッスン中の会話の主導権を握れるように意識的に発言し、意見を述べられるようにしましょう。

目標はレッスン中80%を自分が話す時間にすることです。

通常のオンライン英会話のマンツーマンレッスンは25分ですので、レッスン中受講者自身が話している時間が20分ほどにできることを目標にしましょう。

結論ファーストで話すことを意識しよう

まずは結論を話す。

昨今では特にビジネスの場では日本語での会話でも言われていることですが、英語で話す時は特に重要なポイントになります。

日本人の典型的な話の組み立て方は、中心議題について周りを固めて(理由や具体例を上げて)から、最後に結論を出すという組み立て方です。

一方英語はまず結論を提示します。そしてその理由、具体例でその結論がなぜ正しいのかを論じて、最後にもう一度結論を述べるという組み立て方をするのが一般的です。

英語話者はこの組み立て方に慣れているため、結論が最後にくる話の組み立て方は、結論=話者の意見がぼやけて分かりにくいと感じさせてしまう原因になります。

実際に海外の人と話す際にしっかり伝わる英語を話せるようにするためにも、フリートークの時間に、結論を最初に提示する英語の話の組み立て方に慣れていきましょう。

できるだけ長いセンテンスで話すようにしよう

シンプルなセンテンスは話せるようになっていても、複雑なセンテンスになると語順や文法、単語がごちゃごちゃになって混乱してしまう、という人は多いのではないでしょうか。

そのためついつい短くシンプルなセンテンスで話を区切ってしまいがちです。

実生活でどうしても自分の意思を伝えないといけないが、どのように言って良いのか分からないという場合には、短いセンテンスでシンプルかつ端的に伝えるという方法も一つのコミュニケーション方法ではあります。

しかしこの話し方は、少し子供っぽい話し方で、プロフェッショナルには聞こえません。

複雑な文を話せるようになるには、普段から意識的に長いセンテンスで話すように心がけ練習し、慣れることが必要です。

オンライン英会話レッスンの際に意識して話してみてください。

言い方が分からなくなったら、センテンスの組み立て方を講師に聞いて、次に繋げられるようにするのも良いでしょう。

相手の話を聞いた上で、自分の意見を主張しよう

フリートーク時間に最大限に話したいという気持ちが先走るあまりに相手の話を聞かずに、自分の意見だけを主張するのは、もはやそれは会話ではなく独演会です。

フリートーク授業は実生活で起こる他人との会話の際に、効果的に会話のキャッチボールができるように練習する場です。

レッスンでは相手(講師)の話もしっかり聞き、それについて自分の意見を述べることでスムーズで実りある会話ができるようにしましょう。

講師との会話を自ら楽しみ、講師も楽しませよう

フリートークは、どのクラススタイルより、実生活で起こる会話の状況に近い実践的なクラススタイルです。

スピーキング力の向上はもちろんですが、外国人講師との会話を通して、コミュニケーションの力を磨く場にもなります。

より実践的なフリートークレッスンの場では、話者自身も楽しみ、そして講師も楽しませられるようにしてみましょう。

その日のトピックの選定のみならず、話の組み立て方、伝え方を試行錯誤してみましょう。

日本でもビジネスの場やプライベートで、誰かと話す時に受ける鉄板ネタや、興味深い話、体験談などがあるのではないでしょうか。

英語も同様です。

講師とのフリートークで相手が楽しんでくれる内容は、実際の英会話の場でも相手が楽しんでくれる内容であることが多いです。

フリートークレッスンを通して、海外の人の興味を引かせられるような内容と話の組み立て方、伝え方を身に付けましょう。

予習・復習で効果的にオンライン英会話を利用

オンライン英会話レッスンの時間をより充実させ、効果の高いものにするためには、予習と復習が欠かせません。

せっかくのレッスンの時間中に教材の単語が分からずに単語ばかり調べていて発話の時間が削られてしまったりするのはお金と時間を無駄にしているだけです。

またレッスン後に新たに得た知識を見返し、分からなかった事項を確認してわかるようにしておくという過程は英語学習において効果的です。

ここではオンライン英会話をより効果的なものにするための予習と復習について解説します!

オンライン英会話の予習・復習①/文法学習

オンライン英会話に臨む前に一番に取り組むことをおすすめするのがこの文法学習です。

特にフリートーキングやトピックトークではない、一般英語やビジネス英語コースなどしっかり教材が用意されているコースでは、ターゲットとなる文法が明示されている場合が大多数です。

オンライン英会話のレッスン前にこの文法事項をチェックし、予習をしておくと授業が大変スムーズです。

これを一番優先的に取り組んで頂きたい理由は、まず文法事項は母語で学んだ方が理解が早く効率的なこと、そしてその文法事項を限られたレッスン時間の中で解説を聞くのは時間が大変もったいないからです。

もし予習段階でよくわからないということであれば講師に質問をして解説をしてもらうのは大いにアリですが、もし日本語で解説を読めば理解できるような内容であれば、さらっと流してもらって、その文法事項を実際にどう使えるのかを実践練習するのがより効率的で効果的と言えます。

復習時にも、もう一度その文法事項を確認し、練習問題があるのであれば解いてみて、理解を定着させると英語スキルが着実に伸びていきます。

オンライン英会話の予習・復習②/語彙学習

語彙についてもある程度自習していくと、オンライン英会話レッスンをより充実させ、効果的なものにすることができます。

これは一般英語やビジネスコースなど教材が決まっているようなコースのみならず、フリートークやトピックトークの受講者にも共通します。

一般英語やビジネスコースなど、教材が決まっていてその日のレッスンで扱う範囲がわかっているのであれば、教材を見て、分からない単語は分かるようにしておきましょう。
特に教材にはターゲット単語が載っている場合が多いので、ここもしっかりと押さえておきましょう。

フリートークやトピックトークの場合は、受講者がトピックを決める形であれば、そのトピックに関連する単語をマストで調べて、レッスン中に実際に使ってみてください。

これをするだけで、授業中に単語がわからなくてあたふたすることもなくなりますし、レッスン中に単語を調べるという無駄な時間を削ることができ、アウトプットに集中ができます。

レッスン後は、その日のターゲット単語、そして授業中に出てきた知らない単語をもう一度見返してください。
余裕があればその単語を使って英作文をしてみるのも効果的です。

オンライン英会話の予習・復習③/発音学習

発音学習は、復習時により重要になります。

講師から指摘された発音の誤りや、流暢に話すポイント(リエゾンやリダクション、フラッピングなど)の指導があったのであれば、それを繰り返し練習してみてください。

またもしその日のレッスンのリスニング教材があるならば、シャドーイングなどで発音の練習をするのも効果的です。

オンライン英会話と組み合わせると効果的な学習法

オンライン英会話は正しく利用すれば英語力向上に効果のあるサービスではありますが、これ一本だけではなく、別途自学自習での英語の学習も組み合わせるとより効果を発揮します。

ここではオンライン英会話と組み合わせることでより英語力向上に効果を発揮する学習法を紹介します。

シャドーイング

シャドーイングは、スクリプトを見ずに、流れてくる英文を音を聞くのとほぼ同時、または少しだけ声に出して言ってみるというトレーニングです。

耳を集中させながら、口も動かさないといけないので、大変負荷がかかるトレーニングではありますが、これを続けることで、発音とリスニング力の向上、英文を聞いた時にその音声と意味を結びつけることができるいわゆる「英語脳」を作るのに効果的です。

音源を選ぶ際には、自身が理解できるレベルの教材でするのが効果的です。

瞬間英作文

『瞬間英作文』は英語トレーニング本の大ベストセラーなので、知っている人も多いでしょう。また実際に試したことのある人も多いのではないでしょうか。

瞬間英作文では、教材の日本語分をみて、それを瞬時に口頭で英語訳文が言えるようになるまで反復するトレーニングです。

日本語で細かな状況を理解した後に、それを正確に英文で言えるようにするのです。

色々な状況の日本語文があり、それらを正確に英文で言えるようにトレーニングすることで、英語のセンテンスを正しく組み立て、正確な文法と用法で英語を話せるようになるという効果があります。

また英語を発することの瞬発力がついてくるため、オンライン英会話のレッスンでも素早く反応し返答ができるようになり、レッスンがより効果的になります。

ディクテーション

ディクテーションとは英語の音声だけを聞いてその文章を書き取っていくトレーニングです。
クラシックな方法ではありますが、リスニング力の向上には大変効果がある方法です。

初級者はもちろんのこと、ある程度英語力がついた中級者以上の学習者でも、ディクテーションをしてみると、聞き取れていない音があることに気が付くはずです。

自分が聞き取ったものを見える形で可視化し、そして実際の文章を照らし合わせると、自分が聞き取れない発音や音の連結、音の消失など自身のリスニングの弱点が目に見える形で特定できます。

弱点が特定できれば、それを補強する練習をすることで、着実な英語力の向上が望めます。

学習効率が悪いと1,000レッスンの受講をしても効果なし!

オンライン英会話レッスンは、正しく自分の現状を把握し、それに向けて着実にステップを踏み、その過程で利用することでその効果を発揮します。

ただ闇雲に受講し続けても思うような効果は得られないでしょう。

最初のステップは、英語を学ぶ目的を明確にし、レベルに合った目標を設定することです。

そして、オンライン英会話のレッスンに頼るだけでなく、自身でも自学自習を進めて、その得た知識をオンライン英会話の場で実践すると良いでしょう。

わかっているけれど、現状把握や目標設定のその方法を理解し実践するその手間が煩わしい、もしくは自分の主観的な評価ではなく、プロの目で客観的に評価してもらい、正しい勉強法で今度こそ英語習得を目指したい、

そんな方は、英語コーチングを検討してみられるのも良いでしょう。

もちろんオンライン英語に比べると費用はかかりますが、ただただ漫然とオンライン英会話を続けていくよりも、英語コーチングでプロの指導を受けながら着実にステップアップする方が最終的には費用対効果が高いものになるでしょう。

まとめ:インプットとアウトプットの両輪で走るのが大切

オンライン英会話で効果的に英語力を伸ばすには、正しい英語の知識のインプットをした後に、オンライン英会話でその知識をアウトプットして定着させるという両輪で走るのが正解です。

知識はインプットするだけで使わなければ忘れてしまいます。

アウトプットの過程を通して、英語スキルとして効果的に機能するのです。

逆に闇雲にアウトプットだけを無理やりおこなっても、英語力の向上には効果はありません。
基礎英語がないままでアウトプットをしようとする場合は、効果が半減どころかマイナスになる可能性さえあります。

オンライン英会話を効果的に機能させ、英語力の向上を目指すならば、予習や英語教材を通してクラスのトピック、単語の事前準備(インプット)を行い、理解した後に、それをオンライン英会話で使ってその知識を実践練習、アウトプットする。

授業時に新しい知識や用法が出てきているのであればそれも追加でインプットし、復習する。

これを反復していくのが、地道に聞こえますが、王道でもあり一番の近道なのです。

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