英語コーチングを徹底比較/信頼の大手企業 vs 手厚いサービスの個人経営
現在、英語コーチングには、大手企業のスクールから個人経営のスクールまで、さまざまな規模のスクールがあります。
英語コーチングの受講を考えているものの、あまりにも選択肢が多く、料金やサービスの幅が広すぎて、「どのコーチングスクールを選べば良いのかわからない!」という悩みを持つ人も少なくないでしょう。
そんな人たちのために、今回の記事では大手コーチングスクールのメリット・デメリット、個人経営コーチングスクールのメリット・デメリットについて解説していきます。
Contents
本題に入る前に……改めて英語コーチングについて解説
英語コーチングとは明確な英語学習の目標を設定して、英語学習計画や学習時間をコーチが管理することにより、短期間での英語力向上や目標達成を目指すためのスクールです。
通常の英語スクールだと「教える」事が中心なのですが、英語コーチングはあくまでも受講者の「英語学習のサポート」を目的としています。
つまり、レッスンや留学などの英語を通した「体験」ではなく、英語学習を通して勝ち取る「成果」がコーチングの価値となります。
英語コーチングが選ばれる4つの理由
英語コーチングがなぜ本気で英語学習に取り組みたい人に選ばれているのか理由を説明します。
効果的な英語学習法を取り入れたライフスタイルの提案
一般的な英会話スクールでは毎週1〜2回のレッスンが一般的でしょう。しかし、それでは絶対的な学習時間が不足します。英会話スクールによっては、宿題を出してくれるところもありますが、クラスでのアウトプット学習を中心に設計されているので、自学自習の習慣が身につきずらいという問題があります。
英語コーチングでは、英語学習に効果的な第二言語学習理論に基づいた英語学習の提案をします。仕事が忙しい社会人でも学習時間が確保できるように、隙間時間を有効活用したカリキュラムを作成するので、必要な学習時間の確保が可能になります。
つまり、英語コーチングを受講することで、日々の生活の中に自然と英語学習の時間を取り入れる事ができるようになります。
目標達成までの学習時間と予算のシミュレーション
英語コーチングではコーチングをはじめる前に、レベルチェックテストとキックオフミーティングを実施します。
レベルチェックテストでは、英語の4技能のレベルを正しく把握し、受講者の強みや弱みを分析します。キックオフミーティングでは、英語学習の目的を整理し、そこから期間や予算に合わせた目標を設定します。
学習の目的やゴール設定の解像度が低いと、途中で英語学習を挫折してしまう可能性があります。プロのカウンセリングによって、これらを言語化・数値化することだけでも、コーチングには価値があるでしょう。
英語学習も仕事と同じで、KPIの設定や、PDCAサイクルを回すことが大切です。つまり、事前の学習設計が命とも言えるのです。
コーチが併走することで英語学習の落ちこぼれを生まない
英語コーチングは自学自習(在宅での英語学習)を中心としたカリキュラムを設計しています。しかし、自分一人で規程の学習量を確保するのは簡単なことではありません。
そこで、英語コーチングでは、担当コーチが毎日LINEなどのチャットアプリを利用して、学習進捗に対するフィードバックを送ってくれます。
英語学習の悩みや勉強法に関する質問があれば、その都度聞くこともできるので、間違った方法で英語学習に取り組んでしまうという心配は不要です。
また、日々のやりとりを通して、コーチが併走してくれることにより、モチベーションが維持されやすくなります。これまで英語学習に挫折してきた意思の弱い人でも、落ちこぼれることなく英語学習に取り組むことができるでしょう。
キャリアに生きる英語を習得できるので自己投資になる
英語コーチングの価値は「英語を話す体験」ではなく「目標を達成する成果」です。つまり、楽しい英語学習ではなく、身になる英語学習を目指します。
TOEICスコアや実践的なビジネス英語のスキルが身につくことで、ビジネスマンとしての可能性を拡張することができるでしょう。そうすれば、昇進や転職、海外赴任なども夢ではありません。
自己投資として英語を学びたい人にとってベストな選択が英語コーチングです。
やっぱり信頼できるのは大手企業の英語コーチング?
英語コーチングスクールは、大手企業から個人経営までまざまな規模の英語コーチングスクールがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますが、ここでは大手企業の英語コーチングについて解説します。
大手企業の英語コーチングの特徴
実績とノウハウが蓄積されているので失敗が少ない
大手企業の英語コーチングスクールは、個人経営の英語コーチングに比べて受講生の数が桁違いなため、それだけ多くのノウハウが蓄積されています。
カリキュラムやコーチングシステムも洗練されているので、コーチングを受講して、「失敗したな」と感じることは少ないかもしれません。
厳しい採用基準とトレーニングでコーチのレベルが高い
大手企業の英語コーチは厳しい採用基準をパスした専門家揃いです。また、コーチのトレーニングも体系化されているので、質の高いコーチングを期待できます。
但し、大手企業であっても、コーチングではなく、英会話スクールが母体の場合には注意が必要です。英会話講師とコーチングでは求められる資質が違います。
ネイティブや帰国子女などの英語が上手な人ではなく、第二言語学習理論を専門的に研究しているコーチがおすすめです。
通学型が多く、お洒落なスクールでモチベーションも上がる
大手企業の英語コーチングスクールは通学型を採用していることが多いです。
都心や駅前などの比較的アクセスの良い場所に立地しており、お洒落なスクールに通うことで、モチベーションに繋がる場合もあります。
また、なによりも対面でコーチングを受けれることで、些細なことでも相談しやすいといった利点があります。
大手企業の英語コーチングのデメリット
料金が高額なために限られた人しか受講できない
大手企業の英語コーチングサービスは月額15〜20万円と高額です。受講料のほかに、入会金や教材費なども必要になり、サービスが合わなかった場合の返金規約もかなり複雑です。
高額料金を支払うことによって、自分自身を奮い立たせることはメリットかもしれません。
しかし、契約の前に必要なサービスだけを提供してくれるコーチングに申し込んで、同じ予算で2倍の期間を利用することを考えても良いかもしれません。
通学が必要なため、地方在住者は申し込めない
大手企業の英語コーチングの多くは通学型を採用しています。スクールは都心や地方都市に集中しているので、通学ができない地方在住者や海外在住者は申し込みができません。
また、仕事で忙しいビジネスマンにとっては、通学時間を学習時間に充てた方が良い場合もあるでしょう。
大手企業の英語コーチングはこんな人に向いている?
- 短期集中で結果を出したい
- 都内在住で通学は負担にならない
- 高い質のサービスを求めている
- 高額な受講料を払う事ができる
短期間で一気に英語力を向上させたい人におすすめです。コーチングのノウハウが蓄積されているので、失敗が少なく、料金に見合ったサービスを受講することができます。
とは言え、料金は高額なので本当に大手企業のコーチングである必要があるのかについては、冷静に考えた方が良いかもしれません。
個人経営の英語コーチングは本当にサービスが手厚いのか?
個人経営の英語コーチングの特徴
大手に比べて個人の英語コーチングは料金が安い?
公告費や人材育成費、施設・設備への投資を極限までおさえた個人経営の英語コーチングサービスは、大手企業のコーチングと比較すると価格が安くなるのが一般的です。
コーチの自宅に通う場合、アットホームな雰囲気に
コーチの自宅に通う場合アットホームな雰囲気でリラックスして英語コーチングを受講する事ができます。
また、良い意味でマニュアル化がされていないため、柔軟に目的や課題にあったカリキュラムの提案をしてもらえる可能性があります。
個人経営の英語コーチの中には、多くの実績や英語教育の学位を持っている場合もあるので、大手企業よりも質の高いコーチングを期待できることもあります。
個人経営の英語コーチングのデメリット
コーチとの相性が悪かった場合、変更ができない
多くの個人経営の英語コーチングスクールは、1人または少数人数で経営をしています。そのために、もしコーチとの相性が合わなかった場合に変更ができません。
プライベートな部分などに過干渉されることも多く、求めていないサービスが提供されることもあります。
申し込み前には体験授業や無料カウンセリングなどのを利用して、本当に信頼できるコーチングスクールかどうかを見極める必要があります。
資格がなくとも開業できるので、コーチングの質が保証されない
英語コーチングを開業するために資格は必要ありません。そのため、コーチングをするために必要な知識や経験が乏しいコーチに当たってしまう可能性があります。
個人経営の英語コーチングの特徴
- 低価格で英語コーチングスクールを受講できる
- アットホームな雰囲気で英語コーチングを受講できる
- トラブルがあった場合は少し面倒になるかもしれない
大手企業の英語コーチングに比べ、個人経営は低価格で英語コーチングを受講できます。また、個人経営の英語コーチングはアットホームな雰囲気で、英語学習以外の質問も気軽にする事ができるため、コーチとの信頼関係もきづきやすくリラックスして受講ができます。
しかし、コーチとの相性が合わない、途中で解約をしたいなどの場合、コーチと直接話をする必要があるので、気まずい思いをする可能性があります。
申し込み前には体験授業や無料カウンセリングなどのを利用したうえで、契約書の内容をきちんと確認するようにしておきましょう。
大手企業か個人経営よりも、サービスの違いとコーチの相性が大事
大手企業と個人経営の英語コーチングを比較しましたが、一番重要なのはコーチとの相性とサービス内容です。求めているコーチの質や、サービス内容を理解し英語コーチングスクールを決めるようにしましょう。
英語ネイティブやバイリンガルが良いコーチという訳ではない
良いコーチとは、受講者の声に耳を傾け、能力を最大化し、目的達成までサポートしてくれるコーチです。ネイティブや帰国子女などのブランドも確かに魅力的ですが、コーチのレッスンを受講する訳ではないことを覚えておきましょう。
日本人の英語学習に対して深い理解があり、きちんと第二言語学習理論を研究してきたコーチの方が信頼できます。むしろ非ネイティブの方が、受講者に寄り添ったコーチングが可能になることもあるでしょう。
コーチとの相性が悪かった時にキャンセルや変更ができるか確認
誰しも相性が良い人と悪い人がいます。これは理屈ではありません。しかもコーチングを実際に受けてみないとわからないことが多く、コーチとの相性がストレスになって英語学習に集中できないと元も子もありません。
申し込み前に、どれくらいのコーチが在籍していて、途中でコーチの変更ができるかを確認しておきましょう。
説明会や無料カウンセリングに積極的に参加してみる
多くの英語コーチングスクールでは、オンライン説明会や無料カウンセリングを実施しています。
自分にとってどういったコーチングスタイルが合っているかを確認するためにも、できるだけ多くのオンライン説明会や無料カウンセリングに参加してみるのをおすすめします。
また、通学型の場合には、実際にスクールまで足を運んでみるのも良いかもしれません。
まとめ:予算に余裕がある場合は、個人経営より大手の方が無難?
英語コーチングの目的は英語学習の成果を最大化することにあります。その中で、自分にとってどんなサービスが良いかをきちんと考えましょう。
大手企業の英語コーチングは料金は高額ですが、ノウハウが蓄積されているので失敗は少なく、安心して申し込みができます。反対に個人経営の英語コーチングなら料金が安いので、同じ期間で倍の期間の利用ができるかもしれません。
また、最近は10万円前後のミドルクラスのコーチングスクールも出てきました。大手企業と個人経営の両方の良い部分をバランスよく取り入れているので、失敗は少ないのに、満足のできるサービスを受けることができるかもしれません。
まずはネットの情報を頼りに、いくつかの候補を絞り、オンライン説明会や無料カウンセリングに参加して比較・検討をするところから始めてみましょう。