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ビジネス英語の自己紹介フレーズ集|名乗り・所属・役割・経歴・締めまで例文で解説


海外の取引先とのオンライン会議、初めての商談、新しいチームへの合流。ビジネス英語で自己紹介が必要になる場面は、思っているより頻繁にやってきます。

日本語なら数秒で終わることも、英語になると「何から話せばいいのか」「どこまで丁寧にすればいいのか」と迷ってしまう方も少なくありません。

この記事では、ビジネス英語の自己紹介を「名乗り」「所属」「役割」「経歴」「締め」の5つの要素に分けて、例文とともに紹介します。必要な要素は、実際に使う場面と目的に合わせて選んでください。あわせて、対面・オンライン・メールといった場面別のダイアログもまとめています。

ビジネス英語の自己紹介は5つの要素で組み立てる

ビジネスの場での自己紹介を組み立てる一例として、次の5つの要素があります。

  • 名乗り(自分の名前を伝える)
  • 所属(会社名・業界・部署を伝える)
  • 役割(役職・担当業務を伝える)
  • 経歴(勤続年数やこれまでの経験を伝える)
  • 締め(今後の関係につなげる一言)

すべてを毎回話す必要はありません。オンライン会議の冒頭では名乗りと所属に絞る、初対面の商談では必要に応じて役割や関連する経歴を加える、といった選び方ができます。要素を分けておくと、場面に応じて内容や長さを調整しやすくなります。

自己紹介で使う要素は、相手との関係やその場の目的に合わせて選びましょう。

以降の章では、要素ごとに複数の例を紹介します。

自己紹介の組み立て例

まずは全体像をつかむために、短くまとめた例を見てみましょう。名乗り・所属・役割・締めを1つにつないだ形です。

  • Hello, I’m Kenji Sato. I work for ABC Trading in the sales department. I look forward to working with you. (こんにちは、佐藤健二です。ABCトレーディングの営業部に所属しています。ご一緒できるのを楽しみにしています。)

これは組み立て方の一例です。状況に合わせて、関連する経歴や担当業務を加えられます。

名前を伝えるフレーズ

自己紹介では、最初に名前を伝える組み立て方があります。ここでは、名前を伝える複数の例を見ていきます。

I’mを使った名乗り

「I’m+名前」を使った例は次のとおりです。

  • Hi, I’m Yuka. (こんにちは、ユカです。)
  • Hi everyone, I’m Yuka from the marketing team. (みなさん、こんにちは。マーケティングチームのユカです。)

フルネームを言うか下の名前だけにするかは、職場で使っている呼び方やその場の運用に合わせて選びます。「from+チーム名」を添えて所属も一緒に伝える形もあります。

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「My name is+名前」を使った例は次のとおりです。

  • Good morning. My name is Yuka Tanaka. (おはようございます。田中優花と申します。)
  • Let me introduce myself. My name is Yuka Tanaka. (自己紹介をさせてください。田中優花と申します。)

「Let me introduce myself.」を前置きし、その後に名前を伝える組み立て方もあります。場面に応じて必要な部分を選びましょう。

呼び方を伝える一言

呼んでほしい名前がある場合は、自己紹介の中に次の一言を加えられます。

  • Please call me Yuka. (ユカと呼んでください。)
  • You can call me Ken. It’s easier to pronounce. (ケンと呼んでもらって大丈夫です。そのほうが発音しやすいので。)

所属・会社を伝えるフレーズ

名乗りに続けて、所属を伝える組み立て方があります。会社名・業界・部署のうち、その場で必要な情報を選びましょう。

会社名を伝える

勤務先を伝える例は次のとおりです。

  • I work for ABC Corporation. (ABCコーポレーションで働いています。)
  • I’m with ABC Corporation. (ABCコーポレーションに所属しています。)

「I work for」と「I’m with」は、いずれも勤務先を伝える例として必要に応じて選べます。

業界・部署を伝える

必要に応じて、会社名に部署や業界を加える方法もあります。

  • I work in the finance department. (経理部門で働いています。)
  • I’m in the IT industry. (IT業界にいます。)

例文では、部署を「in the … department」、業界を「in the … industry」の形で示しています。会社名、業界、事業内容、部署名のどこまでを伝えるかは、相手がその場で必要とする情報に合わせて選びましょう。

役割・担当業務を伝えるフレーズ

続いて、自分の役割を伝える例を紹介します。ここでは役職名と担当業務に分けていますが、必要な情報は実際の担当範囲に合わせて選び

役職を伝える

役職や職種を伝える例です。

  • I’m a project manager. (プロジェクトマネージャーをしています。)
  • I work as a sales representative. (営業担当として働いています。)

「I’m a+職種」と「I work as a+職種」は、役職や職種を伝える例として紹介しています。

担当業務を伝える

担当領域を加える場合は、次のような表現を選べます。

  • I’m in charge of overseas sales. (海外営業を担当しています。)
  • I’m responsible for the product development team. (製品開発チームを統括しています。)

「in charge of」と「responsible for」は、担当内容を説明する例として必要に応じて選べます。役職名の呼び方は会社によって異なるため、必要であれば肩書きに実際の担当業務を加えましょう。

経歴・キャリアを伝えるフレーズ

初対面の商談や面接では、必要に応じて関連する経歴を加える方法があります。伝える場合は、その場の目的に関係する経験に要点を絞りましょう。

勤続年数を伝える

その会社や業界での経験の長さは、次のように表せます。

  • I’ve been with this company for five years. (この会社に5年間勤めています。)
  • I’ve worked in marketing for over ten years. (マーケティングの仕事を10年以上続けています。)

「I’ve been with+会社」で在籍年数、「I’ve worked in+分野」で分野ごとの経験年数を伝えられます。

これまでの経験を伝える

過去の職歴やキャリアの出発点を伝える例は次のとおりです。

  • I started my career as an engineer. (エンジニアとしてキャリアをスタートしました。)
  • I previously worked at a consulting firm. (以前はコンサルティング会社で働いていました。)

経歴は自己紹介の主役ではないため、その場の目的に関係する内容に絞りましょう。詳しく聞かれたら、そのときに補足すれば十分です。

締めのフレーズ

日本語の「よろしくお願いします」に完全に一致する英語はありませんが、今後の関係につなげる締めの一言で同じ役割を果たせます。

締めの例

締めのフレーズ例は次のとおりです。

  • I look forward to working with you. (ご一緒できるのを楽しみにしています。)
  • It was a pleasure meeting you. (お会いできてよかったです。)

「I look forward to working with you.」はこれから一緒に仕事をする相手に、「It was a pleasure meeting you.」は初対面の場の締めくくりや別れ際に使う表現です。

日本語の「よろしくお願いします」を無理に一語で訳そうとせず、こうした締めの一言に置き換えましょう。

会話を続ける締め

自己紹介のあとに相手からの反応を促したいときは、次のように締めます。

  • Please feel free to reach out if you have any questions. (何か質問があれば、遠慮なくご連絡ください。)
  • I’d love to hear more about your work as well. (あなたのお仕事についても、ぜひ聞かせてください。)

相手にも話してもらいたい場合は、締めで話題を振る方法があります。

場面別の自己紹介フレーズ

同じ5要素でも、必要な内容や表現は場面と目的によって変わります。

ここでは4つの場面を、短いダイアログ形式で紹介します。

自己紹介も、電話会議なら所属と参加目的を簡潔に、プレゼンなら役割とその日に話す内容を加えるなど、実際の使用場面から逆算して組み立てましょう。

少人数・対面での自己紹介

初対面の相手と1対1、または数名で顔を合わせる場面です。

A: Hi, I’m Mari Suzuki from ABC Trading. I’m in charge of overseas sales.

B: Nice to meet you, Mari. I’m John from XYZ Solutions.

A: Nice to meet you too. I look forward to working with you.

この例では、名乗り・所属・役割を伝え、あいさつで締めています。実際には、その場の目的に合わせて必要な要素を選びましょう。

大人数・プレゼン冒頭での自己紹介

会議やプレゼンの冒頭で、多くの人に向けて話す場面です。

プレゼン全体の組み立て方は、英語プレゼンの基本構成と定番フレーズも参考にしてください。

Good afternoon, everyone. Let me introduce myself. My name is Mari Suzuki, and I’m the marketing manager at ABC Trading. Today, I’ll be walking you through our new campaign.

(みなさん、こんにちは。自己紹介をさせてください。ABCトレーディングでマーケティングマネージャーを務める鈴木真理です。本日は当社の新しいキャンペーンについてご説明します。)

この例では、名乗りと役割のあとに「今日話す内容」を加えています。

プレゼンの目的に応じて、必要な情報を選びましょう。

オンライン会議での自己紹介

オンライン会議で使う自己紹介の一例を見てみましょう。

Hi everyone, can you hear me okay? I’m Mari Suzuki from the marketing team. I’ll be joining today’s meeting to share updates on the project.

(みなさん、こんにちは。声は聞こえていますか。マーケティングチームの鈴木真理です。本日はプロジェクトの最新情報を共有するために参加しました。)

この例では、音声確認のあとに名乗り、所属、参加理由を伝えています。会議の目的に応じて、必要な要素を選べます。

商談・訪問先での自己紹介

取引先を訪問したり、商談の場で名刺を交わしたりする場面です。

訪問時は、対面での挙動と名刺交換の流れも含めて練習しておきましょう。

Thank you for having me today. I’m Mari Suzuki, and I work for ABC Trading as an account manager. I’ve been looking forward to meeting you in person.

(本日はお時間をいただきありがとうございます。ABCトレーディングでアカウントマネージャーを務める鈴木真理です。直接お会いできるのを楽しみにしていました。)

この例では、時間をもらったことへの感謝から始めています。訪問の目的や相手との関係に応じて選べる組み立て方の一つです。

メールでの自己紹介フレーズ

メールでは、名乗り、所属、連絡した目的を組み合わせる書き出し例を紹介します。

ビジネス英語メールの書き方で、メール全体の構成も確認できます。

初めて連絡する相手への書き出し

面識のない相手に初めてメールを送るときの書き出しです。

My name is Mari Suzuki, and I work for ABC Trading. I’m reaching out to discuss a potential partnership.

(ABCトレーディングの鈴木真理と申します。業務提携の可能性についてご相談したくご連絡いたしました。)

この例では、名乗りと所属に続けて、連絡した目的を一文で添えています。

書き出しは相手との関係や用件に合わせて選びましょう。

紹介経由で連絡する場合

共通の知人から紹介されて連絡するケースでは、その経緯を先に伝える書き方があります。

My name is Mari Suzuki from ABC Trading. Mr. Tanaka kindly gave me your contact information.

(ABCトレーディングの鈴木真理と申します。田中様よりご連絡先を教えていただきました。)

この例では、連絡先を知った経緯として紹介者の名前を伝えています。

紹介者名を出すかどうかは、相手との関係や紹介時の合意に合わせて判断しましょう。

ビジネス英語特有の学習法

イングリードではビジネス英語を学ぶ場合でも学習アプローチ、つまり基本的なトレーニング方法を大きく変える必要はないと考えます。

ただし、学習の目的や英語を使用する場面によって、必要となる語彙や表現、慣れておくべきトピックは異なります。そのため、それぞれのシチュエーションに合った英語を身につけることが重要です。

例えばビジネス英語では、日常英会話に比べて、ビジネスの場で好まれる表現や、PREP法を用いた論理的な話し方がより求められます。そのため、こうした知識や表現をあらかじめインプットし、実際に使える状態にしておく必要があります。

また、電話会議、交渉、プレゼンテーションなど、ビジネス特有の場面では、それぞれ異なるスキルが求められます。そのため、実際に英語を使用する場面や目的に応じて、必要なスキルを見極め、重点的に学ぶことが大切です。

自己紹介でよくある質問

ビジネス英語の自己紹介について、よく寄せられる疑問をまとめました。

Q1 「初めまして」は英語で何と言う?

「初めまして」の場面で使う例として、「Nice to meet you.」や「It’s a pleasure to meet you.」があります。名乗りの前後に添える形で紹介されています。

Q2 自己紹介はどのくらいの長さがいい?

場面によって変わります。オンライン会議の冒頭では名乗りと所属に絞る、初対面の商談では必要に応じて役割や関連する経歴も加える、といった組み立て方があります。時間の数字を基準にするより、相手がその場で必要とする情報から選びましょう。

Q3 ニックネームは伝えたほうがいい?

相手に呼んでほしい名前がある場合は、「Please call me+名前」で伝える方法があります。ニックネームを使うかどうかは、自分が業務で使いたい呼び方に合わせて選びましょう。

Q4 自己紹介の後は何を話せばいい?

自己紹介のあとに質問を加える方法があります。相手の仕事内容や、その日の会議・商談に関する質問として、「What brings you here today?」(本日はどんなご用件ですか?)や「Have you worked with Japanese companies before?」(日本の会社とのお仕事は初めてですか?)などが考えられます。相手の状況に合わせて、必要な場合に選びましょう。

まとめ

まずは、自分の名前、会社や部署、担当業務、締めの一言をつなぎ、練習用の30秒自己紹介を作ってみましょう。実際に使う場面を決め、相手が必要とする情報だけを残して声に出すと、どこで言いよどむかも確認できます。

慣れたら、オンライン会議なら所属と参加目的、商談なら役割と関連する経歴を加えるなど、場面ごとに調整してください。

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