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留学準備が間に合わないと思ったら!ビザの下調べや渡航するまでに必要な準備期間を確認しよう


日本を飛び出し、新しい環境で外国人に囲まれて生活し、勉強しながら望むスキルを身に付けたい。留学後は英語がペラペラになっていて、一段階上のキャリアに進みたい。そんな思いを持って、実際に毎年多くの人が海外留学に飛び出しています。

しかし、最初の期待や願望とは裏腹に、思ったような成果が出せなかった、思い描いていた留学生活とは全く違ったなど、人生をかけて臨んだものの、失敗に終わってしまう人も少なからずいるのも事実です。

今まさにワーキングホリデーや留学をしようと思っているけど、渡航準備をしないまま時期が迫ってきて不安な方や、いざ留学準備となったとき、渡航の目的や渡航先についてもう一度考え直そうとしている方はかなり多いのではないでしょうか?

この記事では、思い切って飛び出した留学、大多数の人が人生で一度あるかないかという留学で、失敗しないための準備について、留学の情報収集や心構え、出発前にしておくべき行政手続きなど多方面から解説していきます。

留学経験者の失敗談で最も多いのは英語の準備不足?

留学準備 不足

それでは、留学経験者が留学が「失敗」したと感じる原因は何なのでしょうか。

留学地が合わなかった、環境への適応ができなかった、友人ができなかったなどの理由が思い浮かぶかと思いますが、実は留学経験者の体験談で一番多いのは、「英語の準備不足」から思ったような成果が出せなかったことなのです。

なぜ英語の準備不足が留学で思うような成果が出せなかったと感じる理由になるのでしょうか。

それは英語の準備が足りなかったせいで、渡航後も「英語」を勉強するのに時間が取られ、本来留学で得たいと思っていたことに取り掛かる前に留学期間が終わってしまうパターンの人が非常に多いからです。

ここでは、そのように留学に行って失敗したと感じないために何をすれば良いのかについて解説します。

海外に飛べば英語力が向上するという考えは甘い

留学に行こうとする多くの人の目標の一つは、英語を習得することではないでしょうか。

語学留学の場合は、その目的がまさに英語習得ですが、正規留学で大学や大学院に進学する人も、英語が流暢に話せるようになることは、専門分野の修学に加えてもうひとつの留学の目標である場合がほとんどです。

しかし、外国で100%英語環境に漬かってさえいれば自然と英語力が向上するのでは、というのは淡い幻想だと言わざるをえません。

巷には聞き流すだけで英語が喋れるようになるという夢のような教材もあり、留学はまさにそんな環境なのではと思われる人もいるかもしれませんが、そもそも聞き流すだけでは言語習得はできません。

赤ちゃんが周りの言葉を聞きながら自然と喋れるようになるように、留学で英語環境に漬かっていれば理解し喋れるようになるのではと思いたい気持ちは分かりますが、ただ漫然と英語環境に漬かるだけで英語を理解し喋れるようになるには、気が遠くなるほど膨大な時間がかかりますし、そもそも成功しない確率が高いのです。

また、留学をして語学学校に通いさえすれば英語がペラペラになるのでは、というのも、よくある誤解です。

なぜなら英語学校で学ぶ英語は、英語の基礎と応用の一部です。

実際に使われる英語、使える英語はその何倍もあり、英語学校での学習だけでは、英語をマスターするというレベルにまで達するのは難しいのです。

留学して英語を習得したいと思っている人は、留学をする=英語が習得できる、という安易な考えは捨てましょう。

英語初心者の基礎構築は絶対に日本でやるべき

それでは、どうすれば留学を通して英語を習得することができるのでしょうか。

考え方の前提として、「留学は英語を学習する場所ではなく、実践を通して語学や専門知識を習得する場所」と捉えてください。

そしてその「実践」を実行する第一段階は、すでに日本から始まっています。

それは英語の基礎は日本で終わらせることです。

もちろん英語学校では原則レベル別にクラスが運営されており、文法や単語、発音などをそのレベルに合わせてレッスンするので、基礎がない人でも留学して英語の学習ができないわけではありません。

しかし、英語初級の人が基礎がないままに留学をして、英語学校や英語学習コースで英語で英語を学んでも、結局は分からない所はどうしても日本の教材や日本語の情報を元に理解していくことになります。

結局は日本語の情報に頼る基礎英語を、高い費用と時間を投資して海外で学ぶのは、非効率かつ時間とお金の無駄遣いと言わざるをえません。

なので基礎英語は絶対に日本でやるべきなのです。

以下にその理由を見ていきます。

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理由①/国内に日本人に最適化した英語学習支援サービスがある

日本の学校での英語教育については多くの議論があるのは確かですが、一方で日本国内にはすでに質の高い日本人に最適化した英語学習支援サービスが多く存在します。

そもそも日本で初めての英語教本は幕末1859年にジョン万次郎によって編まれた「英米対話捷径」であると言われています。

英語教育はその後の明治維新以後から正式に始まり、第二次世界大戦前と戦時中には中止されていたものの、戦後には再開され現在まで続いているのです。

歴史的に日本での英語教育はすでに150年以上もの歴史があるわけです。

確かに英語の学習(特に学校での英語教育)には多くの議論があり、より一層の変革が必要であることに異論はありませんが、日本の英語学習に対する試行錯誤は150年以上の歴史があります。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、日本国内にはその試行錯誤と、応用言語学、第二言語習得の研究の成果と英知を集めた日本人に最適化された教材や英語学習支援サービスがすでにあると言っても過言ではありません。

ジョン万次郎の時代であれば、英語環境に飛び込み英語漬けになることで英語を習得するしか方法がなかったと思いますが、現代これだけの研究成果と、実際に学習を通して英語を習得している日本人の成功例が溢れている中で、無鉄砲に英語環境に飛び込むのは非効率であると言わざるを得ません。

ただ、逆に英語学習に関する情報も書籍もサービスも氾濫していてどれを選んでコミットすればいいのか分からないという人もいるでしょう。

または自分で試行錯誤をする時間や余裕がないという人もいるでしょう。

そんな人には、英語学習のプロが個人に最適化したカリキュラム作成から教材選定、学習方法を徹底指導して確実な結果に結び付けていく英語コーチングというサービスもあります。

特に留学までに準備時間が限られている人や、効率よく英語の基礎構築をしたいという人には費用以上の効果を得られるでしょう。

理由②/日本語教材は世界トップレベルの完成度

上記でも述べたように、日本の英語教育は明治維新から150年以上も続いており、それだけの研究と試行錯誤の結果が積み重なり、今も進化し続けています。

日本人の英語習得の研究を元に編集された項目選別、日本人の弱点補強に最適化されたユーザーの使いやすいデザインや構成。

日本の英語教材の完成度は世界トップレベルなのです。

元々の日本人の匠気質が英語学習教材にも生かされていると言っても良いかもしれません。

そのような完成度のみならず、日本人に合わせた教材には他の利点もあります。

よく日本語と英語は「言語間距離(Language distance)」が遠いと言われますが、言語は文化や慣習、思考や物事の捉え方とも連結しています。それは文法の習得順序などにも影響があります。

なので、特に英語の基礎を学ぶには、欧米で編まれた教材よりも日本で編集された英語の教材の方が日本人には最適で、より効果が出しやすいのです。

それらを留学の準備段階で利用せず、留学に行ってから英語の基礎から学ぶのは、わざわざ遠回りをしていると言っても過言ではありません。

理由③/留学が必須でないくらい今の英語教育は進んでいる

意外に思うかもしれませんが、現在の英語教育は自国で完結できるくらい進歩しています。

実際に留学や海外経験がない人で英語をある程度高度なレベルまで習得したという成功例が数多く存在するのです。

インターネットとオンライン学習の進歩も国内での英語学習の質の向上に大きく貢献しています。

留学を否定するつもりは毛頭ありませんが、「英語学習」という側面だけを見たときには留学、特に語学留学で得られる英語力については、勉強の仕方によっては国内での学習でも達成できるくらい現在の英語教育と学習環境は整っています。

ケース・ウェスタン・リザーブ大学(Case Western Reserve University)教授で言語学者の白井泰弘教授は、著書「第二言語習得論入門」(2012年、大修館書店)や「英語はもっと科学的に学習しよう」(2013年, 中経出版)などの著書の中で、言語習得に必要なことは「大量のインプットと少量のアウトプット」であると繰り返し強調しています。

“もう少し具体的な指針として、「大量のインプットと少量のアウトプット」という考え方をSLAの観点から本書では提案したいと思います。つまり、言語習得はインプットの理解なしにはおこらない。これは厳然たる事実です。ただ、それだけではだめで、アウトプットをすることにより、インプットがより効果的に言語習得に結びつくということです。”

引用元:白井泰弘(2013)「英語はもっと科学的に学習しよう」中経出版(P20)

このように、言語習得を科学的にみた時に、言語習得にはインプットとアウトプット両方が必要であり、どちらかというとインプットの比重が大きく、インプットを効果的に作用させるためにアウトプットが必要である、というアプローチがより科学的なのです。

現在日本国内にはたくさんの英語関連の教材はもちろんのことYoutube、Netflixなどのネイティブ英語に触れられるツール、そして多様なオンライン英会話サービスなどがすでに身近にあります。

完成度の高い英語教材、インターネットの発達でいつでもどこでもネイティブの音声が聞ける環境、そしてオンライン英会話でアウトプット機会の確保が容易になったことで、大量のインプットと少量のアウトプットは意識次第で国内でも十分にできるものになっています。

「英語学習」という側面だけ見た場合、今や「留学」は必ずしも必要なものなのか、留学に踏み出す前に、準備段階で今一度立ち止まって考えてみる必要があるでしょう。

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日本でマスターしておきたい英語の基礎とは?

それでも、留学は否定しません。むしろ、日本を飛び出し広い世界とグローバルなダイナミズムを体感し、そこでしか学べないことを学び、多様な人々と交流し、時には自分の考えや価値観が根本から覆されるような体験をすることは、大変意味があります。

だからこそ、留学をより充実したものにするには、留学に行く前にしっかりと準備をしていくことが重要なのです。

留学の期間を充実させ、英語力だけでなく、しっかりと海外での体験、経験を積むために、留学に旅立つ前に準備が必要な英語の基礎はどんなものなのか見てみましょう。


【公式HP】https://englead.jp/counseling/

留学準備で必要な英語①/文法知識

文法知識は特に留学準備段階で学習しておくべき知識です。

その中でも中学・高校で習う英文法は準備段階で学習しておきましょう。

語学留学や大学の交換留学などで大学付属のESL(English as a Second Language)センターに通う場合、文法事項が英語で説明されます。

教師が説明している文法が何か分かっていれば、その時の授業はその知識を使ってのアウトプットに集中できます。

それが理解できずに授業中に右往左往したり、授業中に調べて理解するのは非効率です。
基本的な英文法は日本にいる準備期間に学習し、理解しておきましょう。

押さえておきたい基本的な英文法とは主に以下の事項です。

  1. 文の構造
    a. 基本5文型
    b. 文の要素
      b-1. 主語と述語動詞
      b-2. 目的語
      b-3. 補語
    c.句、節、文の種類
  2. 品詞
    a. 名詞・冠詞
    b. 代名詞
    c. 動詞
    d. 形容詞・副詞
    e. 前置詞
    f. 接読師
    g. 間投詞
  3. 動詞の用法
    a. 時世
    b. 完了形
    c. 助動詞
    d. 能動態・受動態
    e. 不定詞
    f. 分詞
    g. 動名詞
  4. さまざまな構文
    a. 関係詞
    b. 比較
    c. 仮定法
    d. 話法
    e. There is/are構文
    f. that節・wh節

これらは中学と高校にかけて学習する英文法です。

これら基礎英文法を易しく解説し練習する問題集やウェブサイトが多くありますので、留学準備期間中に一つ選んで復習しましょう。

留学準備で必要な英語②/単語知識

2020年の教育改革以前、日本の中高では6年間の間に約3,000語を習得することを目標に学習が進められていました(中学で1,200語、高校で1,800語)。

2020年に新たな英語教育が施行されてからは、小学校600〜700語、中学校で1,600語〜1,800語、高校で1,800〜2,500語を習得し、高校卒業レベルでは4,000〜5,000語の習得を目標にカリキュラムが実施されています。
参照:京都教育大学

小中高で学ぶ英単語は、日常で使われる必須英単語が選び抜かれていますので、まずはこれら3,000〜5,000単語は覚えるようにしましょう。

さらには、後述しますが、特に社会人になってから留学する場合には、TOEIC700点程度の英語力を習得してから行くのがおすすめです。TOEIC700点を取得できる英単語は3,000〜4,000語で90%以上が網羅できるとも言われていますので、小中高で学ぶ英単語に加えて、TOEIC用の単語も覚えられるようにすると良いでしょう。

TOEIC頻出単語と小中高で学ぶ英単語は重複する部分も多いので、小中高の単語に加えて、TOEICでよく出てくるビジネス英単語や熟語を学習して単語レベルを上げてください。

留学準備で必要な英語③/発音知識

留学準備では発音の知識もつけておきましょう。基礎として発音記号(Phonetic symbols)を覚えて、それぞれをどのように発音するのかを理解しておきましょう。

発音記号を覚えたら、英語の音の変化についても学習しておきましょう。

留学準備で必要な英語④/スピーキング慣れ

留学前の準備でやっておきたいことの重要なひとつが、スピーキングに慣れておくことです。スピーキングは渡航してからでも良いのではと思いがちですが、留学時は留学でしかできないものに集中して時間を有効に使いたいもの。

その意味において、英語を発することには渡航前の準備段階で慣れておくと渡航後の現地での生活がスムーズに始められ、限られた留学期間を有意義に過ごすことができます。

英語の学習で越えなければならない壁は多々ありますが、スピーキング力においては、まず英語を発することに抵抗をなくす段階が存在します。

この英語を話すことに抵抗をなくしておくこと、そして素早く返答が返せるようにしておくとを準備段階である程度できるようにしておく事は、国内でもオンライン英会話や英会話カフェなどで十分に可能です。

国内でできることは留学準備段階で国内で終わらせて、留学では留学でしかできないことに集中をし時間を有効に使うことが、成功する留学にするための準備で重要なひとつです。

TOEIC学習は留学先でも助けになる?

留学準備時点で、ある程度の基礎文法はあるものの、その先どうして良いかが分からないという人もいるでしょう。

また留学準備と同時進行で職場でのアピールや就職、転職などでTOEICの勉強をしている人もいるでしょう。

実はTOEIC学習は留学先でも助けになるので、そのまま継続してください。

TOEICというと、ポイントを押さえて対策をすれば高得点が狙いやすい試験で、高得点を取得しているからと言って実際に英語が使えるとは限らないと思われがちですが、実は高得点は実際の英語力も高くないと取れないのです。

話す能力をつけるという面ではこのテストだけでは限界はありますが、TOEICの勉強で培った単語力や読解力、リスニング力は留学先でも大変役に立ちます。

ここではTOEICの特にリスニングとリーディングテストを想定して、以下に理由を挙げています。

TOEICは英語初心者が基礎構築するのに最適

まずTOEICは英語初心者でも取り組みやすい試験です。

試験形式がマークシートで選択式というのも、そのようなテスト形式に慣れている日本人に馴染みやすいものとも言えます。

リスニングも絵を見て短文を聞き取る問題や、短い会話文などなので、ハードルはそこまで高くありません。

リーディングパートも単語や長文も使われる単語の多くは実際に日常や職場生活でよく使われる単語が使われるので、実用的なものとも言えます。

また点数として目に見えるので、準備段階で取り組む際の目標設定ができる点も動機付けの面で大きなポイントです。

基礎英語を学んだ後の応用と実践を通して、さらに基礎を固めたいという人にはTOEICの学習は効果があると言えるでしょう。

出題範囲が広いのでさまざまな目的に対応できる

TOEICは日本国内では就職や転職、昇進の基準で使われるため、ビジネス英語のための試験だと思われがちですが、実はTOEICはTest of English for International Communicationの略で、英語によるコミュニケーション能力を測るためのテストです。

そのため、日常や職場、社会生活で起こる幅広い範囲のシチュエーションを想定しての問題が出されます。

留学に行った際の日常や社会生活で実際に起こり得る内容にも対応しているので、TOEICは留学準備のためにも使える試験なのです。

留学先でTOEIC学習や受験をするのは難しい?

TOEICテストは現在世界約160カ国で実施されている世界共通試験です。
なので、ほぼ全ての留学先でTOEIC受験が可能と言えます。

留学中のTOEIC学習については自学自習を進めるか、日本や韓国、台湾などの学生が多い国の英語学校ではTOEICコースを開講している学校もあります。

特にマンツーマンでの集中授業と格安留学で人気のフィリピン留学では大多数の英語学校がTOEICコースを開講しています。

TOEICは留学後の英語力の証明としてTOEICは提出しやすいテストだとも言えます。

留学中にTOEICの勉強を進め、留学期間中に受験をして留学後にすぐに使えるようにしておくのも良いでしょう。

なぜ留学するのかを言語化できるようにしておこう

留学準備 なぜ

なぜ留学行きたいのか、その目的、目標、そして留学後の自身の姿をはっきりと思い描けられるのと、それらが漠然としているのでは、留学で得られるものの質と量が大きく変わります。

留学を準備する第一段階として、まずは留学する目的が何なのかを言語化してみましょう。

思いついたことを、とにかく紙に書き出してみよう

留学を準備する際には、その目的、留学を通して得たいスキルや体験、経験など、漠然と頭の中で描いているものを言語化し、それらを自分の中で整理しましょう。

そしてそれらを達成するためになぜ「留学」でなければならないかを準備段階で明確にして認識することは、留学時のモチベーションの維持に大きく助けになります。

準備段階で言語化をしておきたい事項は以下のような点です。

  1. なぜ留学をしたいのか
    <例>
    a. 英語を習得したい
    b. 特定の分野での専門性をより高めたい(MBAなど)
    c. 海外での学位を取得したい
    d. その国が好きで住んでみたい…等
  2. 留学を通して学びたい事、得たい事は?
    <例>
    a. 英語力
    b. 専門分野の知識
    c. 海外の人とのコミュニケーション力
    d. 異文化体験…等
  3. 留学を通してなりたい自分の姿は?
  4. 留学後のキャリアのビジョンは?
  5. 留学をした場合と、留学をしなかった場合のメリットとデメリットは?
  6. 留学にかけられる予算や時間はどれくらいあるのか

留学によって得たい経験やスキル、将来像の言語化し自分の中にしっかりと落とし込んでください。そして留学に費やせる時間と予算を目に見える形で表しましょう。

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留学は下調べの質で成果が大きく変わってくる

留学準備 下調べ

自身が留学で成したいことが明確になってきたら、留学の下調べです。

留学の準備段階では、しっかりと下調べをしましょう。

留学は下調べの質で成果が大きく変わってくるからです。

「留学」と一口に言っても、大学、大学院、専門学校などへの正規留学から、短期〜長期の語学留学、ワーキングホリデー制度を利用しての留学など、その形態や行ける国、予算と期間はさまざまです。

とにかく環境を変えたくて手っ取り早く一番早く行ける場所に行きたい、というような理由ではなく、将来を見据えてスキルアップとキャリアアップを目指す留学ならば、その目的と予算により、最適な留学地と形態を決めて準備をすることが重要です。

ここでは留学の形態と、代表的な留学地について紹介します。

留学の形態を決めよう

海外に出て勉強する場合、その目的によって留学の形態が変わります。

ここではそれぞれの留学の形態について解説します。

正規留学(大学・大学院・専門学校など)

高等教育機関で専門分野での学位を修めたい、日本では学べない専門的なスキルや知識を身に付けたい、という人には正規留学が最適です。

正規留学では、2年制や4年制大学、大学院などで学位と専門知識の習得、専門学校で専門知識とスキルの習得を目指します。

海外の多くの大学や大学院の場合、日本のような入学試験はなく、書類審査に合格することで入学が認められます。

ただし自国や世界各国からの留学生と共に専門知識を学ぶため、一定の学力と高い英語力が求められます。

基準としてはTOEFLやIELTSの一定の点数の提出が必要で、TOEFL iBT50〜100点、IELTSで5.5〜7.0程度が必要です。

求められる英語力は、レベルの高い大学であるほど、高い英語力が求められる傾向にあるので、そのような大学を目指す場合は、しっかりと試験準備をしていきましょう。

またよく言われるように、海外の大学は入ってからが大変です。

多くの授業で留学生に特別に配慮しての授業は行われない事がほとんどですし、課題も多く、試験でも英語ネイティブも非ネイティブも原則は同じ扱いです。

最初の数ヶ月〜1年は英語に馴れるだけでも苦労しますが、それに食らいついて行くことで、本物の英語力と知識がついていきますし、苦労はしますがその分得るものは数倍もあるのが正規留学とも言えます。

正規留学では英語力が足りないと、正規課程の前に英語力を鍛える準備コース(ファンデーションコースなど)に入らないといけない場合が多く、そうなると時間とお金も余計かかるので、特に正規留学を目指す場合は、留学準備の際に英語力をしっかりと構築しておきましょう。

高等学校卒業以上の学歴がある人の正規留学

高校卒業以上の学歴があるのであれば、大学の学部に入学し学士の学位の取得、専門学校での専門技術の習得、大学やコミュニティーカレッジ(アメリカやカナダの2年制大学)での職業訓練コースを受講するなどでスキルと知識の習得が可能です。

ただし英語力が足りない、大学に入るのに単位が足りない(特に4年以下で卒業できる国に行く場合)人は、大学に入る前に大学正規課程の準備コース、ファンデーションコースで学部で学べる準備をしてから入学するのが一般的です。

大学卒業(学士)以上の学歴がある人の正規留学

すでに学士以上の学位を取得している人の場合は、海外の大学で新たな専攻を選択することで第二の学士学位を取得したり、3年生への編入や修士課程に進むことができます。

もちろん、専門学校や職業訓練コースの受講も可能です。

ただし、例えばカナダは日本の大学卒業の場合、全ての単位が認められず、大学の学部で2〜4年学んだ後に大学院に進学することになるなど、国によって入学要件が違います。

修士課程修了以上の学歴がある人の正規留学

修士課程を修了している人ならば、より専門分野を極める博士課程に進むことが可能です。

他にも学部に入学をして新たな専攻を選択したり3年への編入、他分野で修士課程へという道も可能です。

語学留学(短期〜長期)

就職や転職でアピールするために英語力を付けたい、TOEICの点数を上げたい、その国で暮らしてみたい等、語学の習得と海外生活体験が主目的なら、語学留学です。

語学留学の場合、超短期1週間から1年以上と目的とニーズに合わせて幅広く選択できますし、「英語学習」が主目的なので、英語力や学歴が問われず、老若男女、誰でも参加できる留学の形です。

また語学学校では寮を直営していたり、ホームステイのアレンジをしてくれたりもするので、念入りな準備がなくても、渡航してすぐに英語の学習とその地での生活が始められるのもポイントです。

語学留学では、フィリピンの語学学校などの一部を除き、語学に加え海外体験を重視しているため、語学学校での授業は午前や午後半日である事が多く、残り半日は観光やその国ならではの習い事に充てられます。

最近では、ヨガやボディメイク、料理、サーフィン、アロマセラピー、フラワーアレンジメントなど、語学+αという多様なプログラムあり、語学に加えて趣味や興味分野の知識とスキルを充実させられるような留学スタイルも可能です。

ワーキングホリデー

現在日本がワーキングホリデー協定を結んでいるのはなんと世界26か国!

実に多くの国と協定を結んでいるのです。

英語を使用する国だけではないですが、英語が広く使われている国ならば、英語を使ったの就業が可能です。

協定を結んでいるのは以下の国々です。

年齢制限(申請時の年齢) ビザ発給人数
オーストラリア 18~30歳 制限なし
ニュージーランド 18~30歳 制限なし
カナダ 18〜30歳 6,500人
イギリス(YMS) 18~30歳 1,000人
アイルランド 18~30歳 800人
スウェーデン 18~30歳 未定
デンマーク 18~30歳 未定
ノルウェー 18~30歳 制限なし
アイスランド 18~26歳 30人
リトアニア 18~30歳 100人
エストニア 18~30歳 制限なし
ポーランド 18~30歳 500人
チェコ 18~30歳 400人
スロバキア 18~30歳 400人
ハンガリー 18~30歳 200人
オーストリア 18~30歳 200人
フランス 18~29歳 1,500人
ドイツ 18~30歳 制限なし
オランダ 18~30歳 未定
ポルトガル 18~30歳 制限なし
スペイン 18~30歳 500人
アルゼンチン 18~30歳 200人
チリ 18~30歳 200人
韓国 18~30歳 10,000人
台湾 18~30歳 5,000人
香港 18~30歳 1,500人

ワーキングホリデーの魅力は、語学学校での学習に加え、働いて収入を得ながら、その国に滞在して知見を広められる事です。

海外生活の経験を積むのに、利用しやすい形態とも言えます。

オーストラリア最長3年、ニュージーランド1年3ヶ月(条件付き)、イギリス2年という例外を除いて、ほとんどの国で1年間の滞在が可能です。

ただしおおよそ30歳までという年齢制限と、国により人数制限もあり、イギリスなどの人気の国はビザが取りにくいという問題もあるので、確実性を狙うならば人数制限のないオーストラリアやニュージーランドなどが候補としては有力になります。

またそれぞれの国で就学や就業期間に制限がある場合もあるので、この点も準備段階でしっかり調べて把握しておきましょう。

留学の渡航先を決めよう

留学で何を学ぶのか、どの形態の留学にするのか、そしてどの国で学ぶのか、が留学準備で決める大きな柱です。

ここでは留学で代表的な以下の国の留学形態、予算や治安、できること、難易度などを解説します。

  • アメリカ
  • イギリス
  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • フィリピン
  • その他

アメリカ留学

費用の安さ★★☆☆☆
治安の安定度★★★☆☆
難易度(行きやすさ)★★☆☆☆

世界のトップ大学の大多数、世界のトップ企業の半数以上がある国アメリカは、名実ともに世界をリードする大国です。

2020年9月にイギリスの高等教育専門週刊誌タイムズハイアーエデュケーションが世界93カ国1527大学を評価し発表した「世界大学ランキング2021年版」では、トップ110大学のうち8大学がアメリカの大学となっています。

順位 大学名 学生数 留学生の割合
1 オックスフォード大学 イギリス 20,774人 41%
2 スタンフォード大学 アメリカ 16,223人 23%
3 ハーバード大学 アメリカ 21,261人 25%
4 カリフォルニア工科大学 アメリカ 2,238人 33%
5 マサチューセッツ工科大学 アメリカ 11,276人 34%
6 ケンブリッジ大学 イギリス 19,370人 38%
7 カリフォルニア大学バークレー校 アメリカ 39,918人 17%
8 エール大学 アメリカ 12,910 20%
9 プリンストン大学 アメリカ 8,091人 23%
10 シカゴ大学 アメリカ 14,292人 31%

参照:Times Higher Education

トップ100まで広げるとアメリカの大学が37大学で一番に多く、2番目に多いのがイギリスで11大学がランクインしていますが、アメリカが圧倒的な数で他国を引き離しています。

世界最高レベルの教育が受けられるアメリカには世界中から優秀な研究者、留学生、移民が集まり、教育レベルをより押し上げているのです。

また世界中から人々が集まるため多様な文化と価値観が共存する国です。

一般的に治安への不安や高額な費用を心配する人も多いのですが、広大な国なので、どの地域、都市に留学するかで費用や治安、学べることも大きく変わります。

留学地を選ぶ準備段階で、各地域ごとの特色や治安状況などもしっかりチェックしておきましょう。

アメリカ留学でできること
語学留学(短期〜長期)

私立や大学付属の語学学校で英語を学ぶ留学です。
1週間〜受け入れ可能な学校も多くあります。

大学留学(2年制・4年制)

アメリカには3,000ほどの4年制大学に、1,600弱のコミュニティカレッジと呼ばれる2年制大学があり(参照:文部科学省「諸外国の教育統計平成31(2019)年」)、世界のトップ大学がひしめく国であるため、世界中から学生が集まります。

一般的に4年制大学の方が入学が難しかったり、入学時に高い英語力が求められるケースが大多数です。ただし、2年制大学から4年制大学への編入が可能なため、まずは2年制大学に入学してから4年制大学への編入を準備するという形も可能です。

大学院留学

国内外からの学生が集まるアメリカの大学院は、世界最高レベルの勉強ができる場所です。求められる英語力も高くなります。学術系大学院のGraduate Schoolと、MBAや医学、法学などを学ぶProfessional Schoolとがあります。修士課程は2年となります。

専門学校・資格取得留学

専門学校や2年制大学のサーティフィケートコースで実践的な専門スキルの習得を目指す留学です。期間は1年程度が一般的です。

その他大学が社会人向けに開催しているエクステンションという講座に参加も可能です。通常は現地の社会人向けですが、一部留学生を対象にした講座を開いている大学もあります。4週間〜1年以上まであります。

インターンシップ留学

語学学校で手配している語学+インターンシップや、エクステンション講座でオプションとしてインターンシップを提供している講座もあります。

アメリカの治安

一概には言えませんが、日本に比べると、やはり治安に不安が残るのは事実です。外務省の安全ホームページでは、アメリカの治安について「アメリカにおける犯罪は日本と比べ格段に多い」としています。

しかし広いアメリカで全土が治安に不安があるわけではないので、留学地を決める前に事前に調べておきましょう。

アメリカ留学の1年間の費用(目安)

アメリカ留学は、他の留学地に比べても費用は高めです。
各留学形態によっての平均的な留学費用は以下のようになります。

1年の留学を想定
語学留学:約250万円〜約500万円
大学:(州立)約400万円 (私立)約600万円
大学院:(州立)約200万円〜約400万円 (私立)約400万〜約600万円

イギリス留学

費用の安さ★★☆☆☆
治安の安定度★★★☆☆
難易度(行きやすさ)★★☆☆☆

英語発祥の地、イギリスで正統な英語を学べるのがイギリス留学です。
またケンブリッジ大学やオックスフォード大学など、世界最高水準の大学が点在します。

歴史と伝統の国イギリスならではの専門スキルや、アートやファッション、音楽などの現代文化もリードする刺激的な留学が可能です。

全体的に治安は安定していますが、日本よりは治安面は不安が残るのと、全体的に物価が高めなので生活費はかさみやすいです。ただし大学や大学院は他の国よりも短い期間で学位が取得できる点は、時間と費用の面でも魅力です。

イギリス留学でできること
語学留学(短期〜長期)

英語の本場イギリスには全世界から留学生が集まります。英語教育に古い歴史があり、語学学校も多く競争率が高いので、各学校で個性的なコースを提供しているのも特徴的です。

大学留学

イギリスには約150の大学があり、多くが公立です。他の国と違うのは、3年で卒業ができる点です。その分学費が抑えられるとも言えます。英語力が足りない人は、1年間ファンデーションコースで学んでから、学部に進学というパターンも可能です。

大学院留学

世界的にも高水準の大学が多く、世界から優秀な人材が集まります。イギリスの修士課程は通常1年で修了、修士の学位を取得することができます。大学に入る前のプリマスター準備コースもあります。

専門学校・資格取得留学

イギリスでは専門学校でファッションやアート、デザイン、映画製作やフラワーアレンジメントなど専門的なスキルが学べます。また語学学校にも語学+専門スキルコースを設けている学校も多くあります。

ワーキングホリデー (Tier 5 / Youth Mobility Scheme)

18歳〜30歳が対象で、2年間の期限がありかつ就学や就労期間に制限がないイギリスのワーキングホリデーは競争率の高い人気のビザです。

イギリスの治安

イギリスは比較的治安が安定していると言われていますが、日本に比べると犯罪率は高い傾向があります。特にスリや引ったくり、置き引きなどの盗難や詐欺などもあるので、日頃から安全に対する対策が必要です。

イギリス留学の1年間の費用(目安)

イギリスは全体的に物価の高い国でもあるので、教育費や生活費も高めですが、大学や大学院は他の国よりも短期間で卒業できるので、その分安く抑えられるというメリットもあります。

1年の留学を想定
語学留学:約220万〜約550万円
大学留学:約280万〜約550万円
大学院留学:約280万〜約500万円
ワーキングホリデー :約80万円〜(3ヶ月程度の生活費と語学学校代など)

カナダ留学

費用の安さ★★★☆☆
治安の安定度★★★★☆
難易度(行きやすさ)★★★★☆

安定した治安、クセのない綺麗な英語、壮大な自然、フレンドリーな国民性などで人気の留学地、カナダ。
安定した環境で留学したいという人にオススメの留学地です。

フランス語が公用語の州もあるので、フランス語留学も可能なのがユニークです。

大学はほとんどが公立のため隣国アメリカと比べても格安な学校が多く、大学や短大卒業後に3年間の就労ビザ(Post Graduate Work Permit)が取得でき、永住権取得を目指せるのもポイントです。

その他学生ビザでも終20時間程度の就労が可能なので、収入を得ながら勉強ができるのも留学生にはありがたい点です。時給は平均して1,000円前後です。

カナダ留学でできること
語学留学

クセのない英語、6ヶ月までの滞在ならばビザなしで留学ができる手軽さなどで人気のカナダでの語学留学は、特に英語にまだ不安が残るという人にオススメです。
また英語だけでなくフランス語留学も可能です。

大学・短期大学(コミュニティカレッジ)留学

カナダには約90の大学があり、ほとんどが州立の大学です。教育水準が高く、入学の難易度も高めです。

また短期大学とも呼ばれるコミュニティーカレッジでは、1年〜3年でより実践的なスキルを身に着けることができます。費用も大学より安いのも魅力です。コミュニティーカレッジ修了後には大学への編入も可能です。

コミュニティーカレッジ、大学共に卒業後に最大3年の就労ビザを取得でき、カナダへの移住を考えている人にもオススメです。

大学院留学

修士課程は1年〜2年で、質の高い高度な教育と研究が評価されています。

ただし日本の4年制大学卒業者は、カナダでは一般的に日本の大学の単位が全ては認められないため、2〜4年カナダの大学入学が必要な場合がほとんどなのは要注意です。

専門学校・資格取得留学

日本の専門学校と同様に、多様な専門技術を習得できる専門学校が多数あります。一部コースではCo-opという有給インターンができる学生ビザが取得できるので、就労経験に加え、留学中に収入を期待できます。

ワーキングホリデー

カナダのワーキングホリデーは滞在期間は最長1年。就学は6ヶ月可能で、就労も同一雇用主の元1年間可能です。

ボランティア留学

動物介護、日本語講師、各種公共事業のアシスト、老人介護、チャイルドケアなどの職種でボランティア活動が可能です。カナダの福祉状況や幼児教育について知りたいという人は、ボランティア活動を通して現場を知る機会になります。

カナダの治安

世界の中でも治安が安定していると言われていますが、犯罪発生率は日本の約5倍(外務省海外安全ホームページより)と、やはり日本に比べると注意が必要です。

危険エリア情報をしっかり把握しそういう地域には近づかない、常に身の回りのものから目を離さないなどの注意は必要です。

カナダ留学の1年間の費用(目安)

カナダは物価が上昇傾向にはあり生活費が安い国ではないですが、学費は比較的に安く、特に大学や大学院は州立がほとんどで学費が安く抑えられます。

また学生ビザでアルバイトができたり、専門学校で有給インターンのビザが取れたりもするので、働きながら勉強することもできます。

留学準備の際に、代理店さんや体験談などをチェックして、実際に勉学とアルバイトが両立できるのか、どんなアルバイトが可能なのかなどを確認しておきましょう。

1年の留学を想定
語学学校:約200万〜約300万円
大学:(短期大学)約240万円〜約260万円 (大学)約270万〜約300万円
大学院:約200〜約300万円
ワーキングホリデー :約80万円〜(3ヶ月程度の生活費と語学学校代等)

オーストラリア留学

費用の安さ★★★☆☆
治安の安定度★★★★☆
難易度(行きやすさ)★★★★☆

シドニー、メルボルン、ゴールドコーストなど、世界的に住みやすい都市上位の都市の常連都市が点在するオーストラリアは、移民や留学生が多く、多様な文化が共存する国です。

観光立国でもあり、ユニークな自然とフレンドリーな国民、仕事のしやすさなどから世界中から観光客はもちろん留学生が集まっています。

学生ビザで仕事をしながら学校に通えて、最低時給が18.29ドルと世界トップクラスの賃金で、収入面でも安定できるのがオーストラリア留学の特徴です。

英語は、元々イギリスの植民地であったため話されている英語はイギリス英語に近く、それに加えてオーストラリア独特の訛りもあります(代表的な例はeiをaiと発音することで、todayをツゥダイと発音するなど)。

オーストラリア留学でできること
語学留学

世界中から学生が集まり、高水準かつグローバルな環境で英語を学ぶことができます。さらには、語学留学の学生ビザでも、2週間で40時間までの就労が認められており、語学学校で学びながら、実践で英語を使う機会も作ることができますし、時給が総じて高いので、生活費を現地で稼ぎながら勉強ができるのは大きなメリットです。

大学留学

オーストラリアには43の大学があり、そのうち世界のトップ大学に6大学がランクインするほど、教育水準が高いのがオーストラリアです。世界中から集まる多様な留学生とともにグローバルな環境で学べます。

また、2学期制の大学は3年、3学期制の大学は最短2年で学士号が取得できるので、その分コストを抑えることが可能です。

ただし、大学出願する英語力が足りない、単位が足りないという場合は、大学進学準備のためのファンデーションコースで8ヶ月〜1年びコースを履修する必要があります。

大学院留学

オーストラリアの大学院は大多数が国立です。修士号は1.5年〜2年で取得します。

専門学校・資格取得留学

オーストラリアには私立専門学校や、公立の職業訓練校であるTAFEがあり、ビジネス関連はもちろんオーストラリアならではのホスピタリティやツーリズムなどの専門分野の実践的な知識とスキルを習得できる多様なコースが提供されています。

期間は半年〜長期になると6年以上というコースもあります。

ワーキングホリデー

オーストラリアのワーキングホリデービザは申請時18歳から30歳までであれば誰でも申請ができ、ビザ発給の人数制限がないため、取得がしやすいのが特徴です。

また既定の就労条件をクリアすることで、最長3年間滞在できる世界中で大人気のビザです。

4ヶ月間就学も可能なので、英語を勉強してから、オーストラリア内各地を周りながら、仕事と観光をするということも可能です。

インターンシップ・ボランティア留学

ワーキングホリデービザや学生ビザを持っていれば、無給・有給インターンシップやボランティア活動に参加が可能です。オーストラならではのツーリズムやホスピタリティ、一般企業で英語を使っての就業体験ができます。

オーストラリアの治安

経済が安定しており、比較的に治安は安定していますが、それでも日本よりは一般犯罪が非常に多く発生しています(外務省海外安全ホームページ参照)。

また保護対象の昆虫や爬虫類などを知らずに国外に持ち出そうとして罪に問われる例もあるので、自身が罪を犯さないためにも、現地の情報には準備段階から把握し、現地でも気を配る必要があります。

オーストラリア留学1年間の費用(目安)

オーストラリアは物価は上昇傾向にあるので、思っている以上に費用がかさむ国ではあります。しかし学生ビザで働けたりと収入を得られるチャンスが多く、総合的に費用面でも行きやすい国と言えます。

1年の留学を想定
語学学校:約200万〜約300万円
大学:約220万〜約400万円
大学院:約260〜約400万円
専門学校(TAFE): 約170万円〜約270万円
ワーキングホリデー :約80万円〜(3ヶ月程度の生活費と語学学校代など)

ニュージーランド留学

費用の安さ★★★☆☆
治安の安定度★★★★★
難易度(行きやすさ)★★★★☆

豊かで美しい自然、国土は日本の3/4ほどでありながら、人口は約495万人で人口密度が低く、治安も安定していることから、じっくりとリラックスした雰囲気の中でじっくりと留学をしたいという人に人気の留学地です。

ニュージーランドは、北島と南島に分かれており、最大の都市は北島にあるオークランド。ここには国民の実に1/4が住んでいます。南島には、「ガーデンシティ」としても名高い緑豊かな大都市クライストチャーチがあります。

特にイギリス文化が色濃く残っている印象を受けますが、それと同時にマオリ文化が共存し融合しています。

ニュージーランドでは英語はイギリス英語に近く、それに加えてニュージーランド独特のアクセントもあります。

また学生ビザでも1週間20時間のアルバイトができ、時給も最低賃金が時給19ドル弱なので、留学費用を現地で賄うことができます。

教育は国が全ての教育機関を厳しく査定しており、質の高い教育を受けられることで世界中から学生が集まる国でもあります。

ニュージーランド留学でできること
語学留学

私立の語学学校や大学付属の語学学校で学ぶスタイルです。私立の語学学校は1週間から登録可能でフレキシブルな対応が可能です。大学付属の語学学校は原則学期制(10週間程度)となります。

3ヶ月以内の短期留学の場合は学生ビザが不要なので、気負いなく留学ができるのも魅力です(ただし電子渡航認証NZeTAの取得は必要で就労は不可)。

大学留学

大学は全て国立で、8校の総合大学があります。数を制限することで、高い教育レベルを保っています。
また世界中から学生が集まり国際色が豊かなのが特徴です。

大学は3年で卒業が可能です。ただし英語力が足りない場合には、入学前に準備コースとしてファンデーションコースを8ヶ月受講する必要があります。

また、卒業後には、大学での専攻に関連する職種に就くことを条件に就労ビザ(Post Study Work Visa)を取得でき、最大3年間就労することができます。

大学院留学

ニュージーランドにある8つの総合大学にそれぞれ大学院があり、修士号は1.5年〜2年で取得が可能です。

専門学校・資格取得留学

ニュージーランドには16のポリテクニックと呼ばれる国立の専門学校と、200以上の私立専門学校があり、これら教育機関では専門的な知識や実務が学べる実践的なコースを運営しています。英語学習のコースもあり、こちらを受講してから本課程に入ることも可能です。

また、学士号の取得できるコースや修士号や博士号まで取れるコースがあり、総合大学と比較しても学費が安いので、料金を抑えたい人に最適です。

卒業後には、就労ビザ(Post Study Work Visa)を取得でき、最大3年間就労することができます。

※2020年4月1日付けで16のポリテクニックはひとつに統合され、New Zealand Institute of Skills and Technology(NZIST)と正式に呼ばれるようになりましたがここでは便宜上ポリテクニックと呼んでいます。

ワーキングホリデー

申請時の年齢が18歳〜30歳であれば誰でも申請できるビザです。定員はないので、申請しやすいビザです。最長6ヶ月学校へ通えます。就労に制限はありません。通常は1年有効ですが、一定条件を満たせば3ヶ月延長が可能です。

農畜産業が盛んな国なので、ファームや牧場などでの仕事に就く人が多いです。

インターンシップ・ボランティア留学

語学学校のコースで英語+αで介護や幼稚園などでのボランティアやインターン湿布プログラムを提供しています。

ニュージーランドの治安

ニュージーランドは全体的に治安は安定していますが、犯罪発生率は、日本と比較した場合、依然として高い犯罪率です。特に飲酒に絡む暴行・傷害、置き引きや車上狙いなどの窃盗事件も多いので、安心し切るのは禁物です。

ニュージーランド留学1年間の費用(目安)

ニュージーランドは物価が上昇傾向にあり、日本よりも物価が少し高いと言われています。教育費も安いとは言えませんが、大学でなくても、費用が比較的安い専門学校でも学士や修士号、博士号まで取得できるので、これらの制度を利用することが可能です。

1年の留学を想定
語学学校:約250万〜約300万円
大学:約340万〜約500万円
大学院:約360〜約550万円
専門学校: 約300万円〜約400万円
ワーキングホリデイ :約80万円〜(3ヶ月程度の生活費と語学学校代等)

フィリピン留学

費用の安さ★★★★★
治安の安定度★★☆☆☆☆
難易度(行きやすさ)★★★★★

日本から近く、多くのマンツーマン授業が格安で受けられるということで、ここ最近人気の留学地がフィリピンです。

特に授業数が多く、授業がマンツーマン授業や少人数制授業のため、受講者が話す時間を確保しやすく、特に今までなかなか英語のアウトプットする機会を確保できずスピーキングに苦手意識を持つ学生が多く留学しています。

学生は日本、韓国、台湾、中国、タイ、ベトナムなどのアジア圏が大多数で、中東、ロシアなどからも留学生が訪れますが、欧米の英語圏に比べると、国籍の多様性は劣ると言えます。

フィリピン留学では、基本的に、掃除、洗濯、食事の提供、移民局の申請関連等々、生活で必要なものや手続きは語学学校が提供してくれるので、受講生は特段準備をしなくても、すぐに勉強にだけ打ち込める環境なのです。

イメージ的には英語合宿のようなプログラムを提供する学校が多く、短期でも集中して英語の学習に臨めるのが特徴です。

留学する都市は、リゾートとして有名なセブ島や避暑地として有名なバギオ、マニラ、イロイロ、バコロドなどです。

欧米英語圏を目指す人が、本命の留学の準備でフィリピン留学をする2カ国留学も人気です。

フィリピン留学でできること
語学留学

フィリピンへの留学で99%は語学留学です。ワーキングホリデーや正規留学前に、海外生活や外国人とのコミュニケーションへの準備運動の意味合いで2カ国留学の最初のトレーニング場として利用されるケースも増加しています。

通常語学学校で自前の寮や提携ホテルがあり、食事は毎日3食提供というところも多いため、渡航後すぐに現地での生活を始められ、勉強に集中できるのもフィリピン留学の魅力です。

大学・大学院留学

フィリピンには2,300もの高等教育機関が存在しますが、留学生が実際に留学している大学は多くはありません。

フィリピンや東南アジアを研究している、フィリピンで特別にしたいことがあるというような理由がないのであれば、キャリアアップに繋がるスキルや知識を身に付けるという意味ではあまり強くおすすめはできません。

ただし学費は他の英語圏の大学、高等教育機関に比べて「超」格安です。

一般的に良家の子女=富裕層が多く通うと言われるAteneo De Manila大学でも、1年間の学費が22万円〜39万円程度で、生活費を合わせても年間150万円程度です。

インターンシップ

フィリピンの日系企業や語学学校ではインターンを募集している企業や学校が多いので、いきなり完全英語環境で就業するのは自信がないという人で、海外での就業体験がしたいという人は、このようなインターンを考慮してみられても良いでしょう。

大体の企業でビザ費や寮での宿泊と食事提供があり、お小遣いもでるケースが大多数なので、航空券と自身のお小遣いだけで滞在できます。

フィリピンの治安

フィリピンの治安はお世辞にも良いとは言えません。特にスリや置き引き、引ったくりなどの軽犯罪に、多くの外国人が被害に遭っています。日本人は外国人とすぐにわかるので、身の回りに常に警戒が必要です。

フィリピン留学1年の費用(目安)

東南アジアにあるフィリピンは総じて物価が安く、生活費やレジャー費も格安です。学費も授業数に比べても費用が安く、安い費用でもしっかりと勉強ができる環境なので、日本での資金準備が楽なのも魅力です。

3ヶ月の留学を想定
語学学校:約50万〜約80万円

1年の留学を想定
大学:約100万〜約150万円
大学院:約100〜約120万円
インターンシップ:約50万円

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その他

その他の国としては、シンガポールやマレーシア、マルタ、南アフリカなどの国でも英語を使っての留学が可能です。

留学の期間を決めよう

留学に費やせる期間はどれくらいですか?

学位を修めるための正規留学、語学留学、ワーキングホリデイ、と留学の形態や予算によって必要な期間が変わります。

長期の留学(1年以上)

正規留学で大学や大学院への進学を目指す場合は通常短くても2年〜となります。
専門学校でも1年以上のコースも多くあります。

語学留学も1年以上の長期留学が可能ではありますが、同一のコースでの長期留学ではなく、まずは一般英語から入って、後半はビジネス英語やTOEICや、インターンシップや大学聴講などで英語を実践的に習得でき、キャリアアップに使えて成果が見えるコース履修がオススメです。

中期の留学(半年〜1年)

専門学校、語学学校、ワーキングホリデイなどの多くはこのカテゴリーに入ります。
大学生で休学をして留学に挑戦する場合、中期の留学が多くなります。

短期の留学(半年未満)

特に語学留学や特定の専門スキルや資格コースなどに参加する場合は短期での留学が可能です。

超短期の留学(1ヶ月未満)

会社の有給を利用して、大学の夏休みや春休みを利用して、など大きなキャリアチェンジやライフスタイルを崩さずに利用できるのが超短期での留学です。

特に語学留学が該当しますが、語学学校で英語を学びながら、その国での海外体験を積める留学スタイルです。

留学先へ渡航するまでのロードマップ

留学準備 ロードマップ

留学スタイル、留学地、期間などが決まったら、渡航するまでに内外共に様々な準備が必要です。

ここでは社会人と大学生に分けて、それぞれが具体的に留学準備段階ですべき事柄を解説します。

社会人が留学する場合のロードマップ

社会人で特に中長期の留学に行く場合、休職や退職を伴うケースが多く、人生において大きなターニングポイントになるので、念入りに準備したいもの。

特に最初の目標設定から、目標を達成するためのステップを意識して、留学後のキャリアアップ、スキルアップを目指しましょう。

①帰国後のキャリアを成功させるためのKPIを設定

まずはなぜ留学するのか、留学をして達成したい目標、未来像などのKGIを具体的に設定した後にKPIを設定しましょう。

目標を達成するために、準備段階から達成すべき中間目標を設定することで、道筋が明確になり、迷った時もそこに立ち返ることで軌道修正ができます。

特に長期での留学の場合はやもすると目標がぼやけ、当初の目標からかけ離れた場所に不時着してしまうケースも多々あります。

そうならないように、進むべきステップと中間目標をしっかりと設定して臨みましょう。

②留学にかける予算と費用、準備期間を決定

目標とするキャリア、スキルの習得を達成するためには、どの留学形態を選択するべきなのか、そしてそれにはどれだけの費用がかかるのかを調査します。

また同時に自身がかけられる予算を算出し、準備期間を決定しましょう。

③退職・休職に向けて仕事を調整

特に長期で留学に行くと決めた場合には、退職、または休職が必要になります。

休職を希望する場合は、休職の可否は会社が決定するので、まずは上司に相談してみましょう。時期的には希望する渡航日程の半年程度前が良いでしょう。

ただし休職を希望する場合は留学期間や条件など会社の意向に沿わなければならないケースもあるので要注意です。

退職をして留学に行くという場合には、1ヶ月前までに退職届を出すのが通常だと思いますが、引き継ぎや有給消化などを考慮すると、2−3ヶ月前からは上司に伝え、業務の調整に入った方が良いでしょう。

④TOEIC700点取得を目指して英語学習を開始

前述したように、留学の成果は、渡航前にどれだけ準備したか、その質と成果で、留学の成果が大きく変わります。

重要な準備のひとつは基礎英語力の構築です。

英語の習得が目標のひとつなのに、準備段階で英語力を構築するなんて時間の無駄では?と思う人もいるかもしれませんが、基礎英語力は日本で十分に習得できるものであり、逆に日本での方が効率が良いのです。

留学地では、基礎から応用へ、英語ネイティブが日常的に使う表現や一段上の単語や表現力を身に付けられるように、まずは留学準備期間中に日本で基礎構築に専念しましょう。

そしてその指標に最適なものがTOEICです。

TOEICでは700点を目指してください。

TOEIC700点は、基本的な文法・構文は習得しており、日常会話であれば要点を理解でき、応答にも支障がなく、自身の伝えたいことを伝えられる英語力を持つレベルです。

逆にTOEIC700点の実力がない場合、留学に行っても、最初の数ヶ月は英語に馴れるだけで精一杯で、留学でしかできない現地での学び、交流、体験に制限がかかってしまいます。

社会人の場合、高い費用のみならず、退職や休職などのリスクを負って留学する人が多いことを考えると、留学地で英語の基礎構築に時間を費やすことほど非効率で無駄なことはありません。

準備期間中にしっかりと英語の基礎をマスターしておきましょう。

⑤必要に応じて英語コーチングやフィリピン留学を検討

自学自習でTOEIC700点以上の英語力構築への勉強方法、教材選定などをどうすれば良いのかわからない、留学までに時間が限られていて、プロの力を借りて最短で最適な方法で英語力をあげて、万全の準備をしたいという人は英語コーチングを検討してください。

コーチングで身に付けられるのは英語力だけではありません。

応用言語学に基づき理論的に進められる学習方法とその考え方を身に付けることは、留学に行った後での自身の自学自習にも大変役立つものです。

その他、本命の留学地にいく前にフィリピン留学を挟んで準備期間を設けるのも良いでしょう。

フィリピン留学ではマンツーマン授業が多く、対面でのアウトプットの練習に最適です。ここでスピーキングに慣れておければ、留学に行ってからも円滑にコミュニケーションが図れるようになります。

フィリピン留学では総合的に授業数が多いため、インプット学習とアウトプットの練習で効果的に英語を学習できるのも、特に基礎構築の段階の学習者に合っているとも言えます。

また日本から近く、費用も格安なので、本命の留学地に行く前の準備で、海外生活に慣れておくという意味合いでも使いやすい留学地とも言えます。


【公式HP】https://englead.jp/counseling/

⑥渡航後は英語環境を作ってとにかくアウトプットをする

いよいよ留学が始まったのであれば、この期間はとにかく自分自身で英語環境を作って、積極的にコミュニケーションを取っていきましょう。

可能な限り、日本人とはつるまず、積極的に現地の人や他の留学生と交流しましょう。

留学の大きな醍醐味のひとつは、なんと言っても、日本ではなかなかできない多様な文化と価値観に触れる体験と交流です。

そして、英語学習の面では、今まで学んできた基礎英語から、応用と一段階上の英語力を身に付けられることです。

これらは自身の積極的な行動によって得られるものです。

留学でしかできない体験、交流、学習に最大限に集中しましょう。

⑦TOEICスコアと海外経験でキャリアアップ成功

留学後、特に日本の国内企業への転職や、復職するのであればTOEICで高得点を取って準備しておきましょう。

留学に行ってきたと言っても、見せられる数字がなければ、会社側も判断の基準になりません。

TOEICは他の試験に比べても勉強しやすく受験料も安いので、受験しやすい試験です。また会社側も判断材料に使いやすいので、どちらにとってもWin-Winのテストであるとも言えます。

高い英語力と海外経験、専門知識で、キャリアアップを目指しましょう。

大学生が留学する場合のロードマップ

大学生が留学をする場合、夏休みや春休みを利用しての短期留学や、大学の交換留学、大学が提供する留学プログラムでない限り、休学して留学をすることになります。

この場合、語学留学やワーキングホリデーが一般的ですが、学部聴講(オープンユニバーシティプログラム)に参加するという選択肢もあります。

①大学の休学申請方法や費用について問い合わせる

休学して留学することを決めたのであれば、まずは大学に休学の申請方法や費用について問い合わせましょう。

特に休学期間中の休学費用については各大学により方針が違うので、必ず問い合わて、計画的に準備しましょう。
一概には言えませんが、国立大学の場合は学費は全額免除です。私立大学は授業料は免除されても在学費が発生したり、授業料の一部を支払わなければならないなど方針が違います。

②留学したいことを家族にプレゼンして承認を得る

大学生の場合は、家族の承認を得た上で留学に行きましょう。

多くの大学生はご両親や保護者の扶養下にあり、家族には個々の家族メンバーについて将来計画があることでしょう。

それを変更して行くのですから、家族には必ず承認を得たいもの。

また、海外に出ると、時に日本国内で問い合わせが必要な事案が出てきたり、郵送してもらわないといけないものが出たりと、日本国内にいる家族の助けが必要なことが多々あります。

その時にも協力が得られるよう、家族の承認は必要不可欠です。

そのためには、なぜ留学に行きたいのか、留学で得たいもの、目標、そしてそれが人生において持つ意味、見込みなどをしっかりと言語化してプレゼンできるようにしましょう。

③帰国後にTOEIC800点取得は最低目標として計画する

特に中長期の留学に行く場合、休学が必要で、履歴書にも半年〜1年のブランクが生じます。その間は留学をしていたと記載するでしょうが、その時に目に見えて得たものがあるのとないのとでは大きく印象が違います。

特に英語圏で留学をしていたという場合には、英語力がどれだけ身についているのかを見せたいもの。

それであればTOEICで高得点があれば、アピールしやすくなります。

英語圏に留学したというのであれば、TOEIC800点は最低目標に設定し、留学期間中にもテスト準備を進めましょう。

④英語の基礎学習とオンライン英会話で英語学習を開始

留学前に英語の基礎学習と、オンライン英会話でスピーキングに慣れるように学習を開始し、英語を発する準備運動に励みましょう。

留学の期間は限られています。

限られた時間の中で、最大限に留学でしかできない知識と体験、学習、交流をするために、日本でできるものは日本で終わらせることが重要です。

英語の基礎学習には、まずは中学・高校で学んだ英文法と単語の復習。

そしてオンライン英会話でスピーキング慣れをしておくと良いでしょう。

⑤必要に応じて英語コーチングやフィリピン留学を検討

英語の学習方法がわからない、留学までに時間がなく英語学習の試行錯誤をしている余裕がない、という人は、英語コーチングを検討してください。

英語コーチングは、英会話教室のような英語そのものの知識の伝授よりも、学習者が効率よく効果的に英語を学習し、英語を習得できるよう導いていくものです。

英語の習得のみならず、ゆくゆくは自走できる学習者を育てるのも英語コーチングですので、そのメソッドを習得することは、後の自学自習にも大変有効であるとも言えます。

基礎学習はある程度やっているのだけれど、実際に自分が海外で生活ができるのか、また海外の人たちとのコミュニケーションが不安だという人は、本命の留学の前の準備としてフィリピン留学を挟むのもひとつの方法です。

フィリピンは日本からも近く、費用が安い上に授業はマンツーマン授業が多いということで、特に英語初心者や基礎構築とアウトプットがしたいという人には最適です。

ここで海外の人と英語で話すことに慣れておければ、本命の留学地で英語でスムーズにコミュニケーションが取れるようになります。


【公式HP】https://englead.jp/counseling/

⑥渡航後は英語を使った海外インターンに挑戦する

渡航後は、その国でしかできない体験、交流を通して、経験を積みたいもの。

そのひとつが海外インターンです。

英語を話せるだけの人材はいくらでもいる現代。

特に就職活動を想定した時に、留学をしたことと英語力がある人材はごまんといる中で、海外留学を経て、何を得たのかを語れることが重要です。

特に1年前後の中期留学の場合、海外での経験として海外の企業の中での就業体験、インターンシップは、履歴書への記載のインパクトかつ自身の経験の面からもオススメです。

インターンシップに参加するには、学生ビザ、就労ビザ、ワーキングホリデービザなどで可能です。

語学留学の場合は、各語学学校で英語+インターンシッププログラムを開講しているところもあるので、準備段階で事前に問い合わせておきましょう。

⑦日本帰国後にTOEIC800点が取得できなければ英語コーチング

留学先や日本帰国後にTOEICを受験して「見せられる」英語力を準備しましょう。

見せられる英語力としては、留学経験者であればTOEIC800点以上は必須です。

もしTOEIC800点に行かない場合には、英語コーチングを利用して、必ず取得できるようにしましょう。

前述した部分と重複しますが、特に中長期で留学に行く場合、経歴に「留学」という項目が記載されるわけですが、この留学で何を得たのかを見せられないと、留学が逆にマイナスポイントになってしまうのです。

もし留学後もTOEIC800点が超えられないという場合は、日本国内で英語コーチングを受けてTOEIC800点以上を必ず取得するようにしてください。

⑧TOEICスコアと海外インターン経験で就職活動が成功

大学生の留学の場合は、TOEIC800点以上の英語力を身に付けたことと、海外インターンの経験を通して培った知識や体験を語れることで就職活動に成功する確率がぐっと上がります。

現在外資系企業が社員に求める最低ラインはTOEIC700点です。

TOEIC800点は十分に英語力の証明になります。

また英語力だけでなく、海外でのインターンシップの経験はまだ国内の大学生でも挑戦している人は多くないため、目を引きます。

英語環境での就業体験で得たことをしっかり語れるように日頃から準備しておくことで、就職活動に大きくプラスに働きます。

正規留学の場合はTOEFLやIELTSが必要

正規留学を考えている場合は、英語力の証明にTOEFLやIELTSの点数の提出が求められるケースが大多数です。

主にアメリカやカナダの大学・大学院はTOEFL、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドはIELTSと言われますが、アメリカの大学でもIELTSを受け付けているところが大多数ですし、大学の出願という面では、TOEFLもイギリスも含めて全世界の国で受け入れられています。

TOEFLはTest of English as a Foreign Languageの略で、以前は紙ベースのPaper Based Testing(PBT)、その後コンピューターベース(Computer Based Testing;CBT)へ、現在はインターネットベースiBT(Internet Based Testing)が主流になっています。

TOEFL iBTは現在150カ国以上の国と11,000以上の大学・大学院、その他の機関で採用されています(TOEFLテスト日本事務局ウェブサイトより)。

ただしイギリスの場合、大学への出願へはTOEFL iBTのスコアを提出できますが、ビザ申請時にはTOEFLは使えず、IELTS for UKVIの受験が必要ですので要注意です。

いずれにせよ難易度の高いテストになるので、正規留学に行くと決めたのであれば、しっかりと時間を取って準備をしましょう。

特に英語力が足りないと判断されて正規課程の準備コースファンデーションコースに行かなければならない場合、8ヶ月ー12ヶ月を余計に過ごさなければならないため、お金も時間もさらにかかりますので、各試験で目標点数を達成できるようにしっかりと準備しましょう。

アメリカ留学で必要なTOEFLとIELTS点数

アメリカの2年制、4年制大学や大学院への進学を希望する際の点数の目安は以下のようになります。

進学先 TOEFL IELTS
コミカレ 45〜 5.5〜
4年制大学 61〜100 5.5〜7.0
大学院 100 7.0〜

2年制のコミュニティーカレッジは求められる英語力は比較的に高くありません。

4年制大学の場合、大学のレベルにより求められる英語力は大きく幅がありますが、平均的にTOEFL80点程度、IELTSでは6.0以上の英語力が求められるケースがほとんどです。

また特にアイビーリーグなどの難関大学はTOEFL100点以上、IELTS7.0以上と定めているところが多いです。
総じてレベルの高い大学ではより高い英語力を求められます。

大学院の場合は、難関大学と同レベルの100点以上、IELTS7.0以上である場合がほとんどです。

イギリス留学で必要なTOEFLとIELTS点数

上述したように、イギリスでも大学への出願でもTOEFLが認められる大学が多いです。

ただし、イギリスの移民局ではビザ発給の際に提出する英語力証明に原則TOEFLは認めておらず、IELTS for UKVIの提出が必要になるので、イギリス留学だけを目指す場合は、IELTS一本で受験準備をする方が効率が良いでしょう。

イギリスでの正規留学に必要な英語力の目安は以下の通りです。

進学先 TOEFL IELTS
大学 58〜110 5.5〜7.5
大学院 100〜 7.0〜

オーストラリア留学で必要なTOEFLとIELTS点数

オーストラリア留学で正規留学する場合はIELTSのイメージが強いですが、TOEFLでも可能です。
各形態で必要な点数の目安は以下の通りです。

進学先 TOEFL IELTS
TAFE・専門学校
ファンデーションコース
45〜 5.0〜
大学 60〜90 6.0〜7.0
大学院 100〜 7.0〜

その他の国でも、英語力を証明する書類が必要な場合、TOEFLやIELTSが使える場合が多く、点数はそれぞれの国や大学のレベルによって変わりますが、往々にして言えることは、レベルの高い大学であればあるほど、高い点数が必要になることは各国で共通しています。

英語学習以外で必要な留学準備とは?

留学準備 必要

留学に行く準備として、英語や留学の形態、ビザについてなど下調べが重要ですが、それに加えて、特に長期で海外に出る際には日本での身の回り、行政手続きなどもしっかり済ませておきましょう。

これらを疎かにすると、留学期間中にいらぬ出費が発生したり、不利益を被る事柄が多くあります。

ここでは留学渡航前の準備として済ませておくべき役場・行政での手続きや、持ち物、海外お役立ち情報などについて解説します。

留学前にやっておくべき事

日本を長期で離れる留学の場合、一時的にでも海外に生活の拠点を移すため、日本国内での各種役所での手続きや預金口座やクレジットカードの手配、日本の携帯の電話番号が残っているうちに済ませたい各種手続きがあります。

ここでは留学準備で必要な以下の手続きについて紹介します。

  • 住民票(海外転出届)
  • 住民税
  • 国民年金
  • 国民健康保険
  • マイナンバー
  • 在外選挙人名簿登録
  • 運転免許証更新
  • 国際免許取得
  • 奨学金
  • 郵便の郵送
  • 健康診断
  • クレジットカード
  • 携帯電話などの二段階設定

これだけでもずらっと多く見えますが、難しい手続きはないので、ひとつずつ着実にやっていけば大丈夫です。

それではひとつずつ見てみましょう。

住民票

海外に正規留学や長期の語学留学、ワーキングホリデイなど、長期で日本を離れる場合、住民票をどうするのか迷いますよね。

通常は1年以上海外に滞在する場合は、海外転出届を出して住民票を抜くのが一般的です。

なぜならば、住民票を残しておくと、海外にいたとしても、住民税、国民年金、国民健康保険の支払い義務が生じるからです。

海外での滞在が1年以下の短期〜中期の留学では届出は不要です。

届出期間

転出予定日の14日前から
※すでに国外に転出している場合は転出してから14日以内

届出人

本人または世帯主または同じ行政区域で同じ世帯の人。
上記以外の代理人が手続きする場合は、本人または世帯主が作成した委任状が必要。

届出の際に必要なもの
  • 窓口で手続きする本人確認ができるもの(運転免許書・パスポートなど)
  • 転出届出書
  • 印鑑(不要な役場もあります)
  • 国民健康保険証
  • 年金手帳 など
    ※必要なものは各自治体によって違うので、各役場に事前に問い合わせましょう。
問い合わせ先

現在住民票のある市町村役場の窓口


一般的には海外転出届を出しますが、敢えて住民票を抜かないという人もいるかもしれません。その場合は、住民税、国民年金、国民健康保険料は、海外にいる間も支払いが必要です。

住民税

住民税は、1月1日現在日本国内に住民票がある場合、前年の所得金額に応じて課税される仕組みになっています。

支払いは、その年の6月から翌年5月まで、1年間で支払う義務があります。

企業に雇用されている会社員であれば、給与から天引きされて毎月引き落とされます(特別徴収)。

個人事業主やフリーランスの人は6月10日頃に納付書が届き、年4回のペースで支払うようになります(普通徴収)。

海外転出届を出し、1月1日現在で住所が日本国内にない場合には、その年の住民税の課税対象から外れます。

ただし、転出届を出す前の住民税は支払い義務があるので要注意です。

退職をして留学する会社員の場合、退職後も5月までの住民税の納付義務があります。

1月1日〜5月31日の期間に退職する場合、最後の給与から5月分までの住民税をまとめて天引きします。ただし給与よりも住民税が高くて天引きできない場合は、普通徴収に切り替えて自身で払う形となります。

6月1日〜12月31日の期間に退職して留学する場合、給与から天引きする特別徴収から、個人で納税通知書を使って納税する普通徴収に切り替えて納税をします。

余裕がある人は、最後の給与から来年5月までの住民税をまとめて天引きする形も可能です。

特に留学をする場合、日本を留守にするので、納税などの手続きはなるべく済ませて出国したいものです。

留学予定期間中に税金の支払いが必要だと言う場合には、税金の支払いには、銀行口座からの引き落とし、コンビニ払い、一括払いという方法があるので、銀行口座からの引き落としか、一括払いで支払いを完了させて置くことをお勧めします。

そうでない場合は、納税者本人に代わって納税手続きを行う納税管理人を決めて申告してください。

住民税の納税に関しては、各市区町村役場にお問い合わせください。

余談ですが、住民税は1月1日時点の住民票の所在により課税の可否が決まりますので、所得がある社会人が年明け後すぐに留学をすると、前年度の所得によって高額の住民税を納める事になるので、留学の渡航時期も準備段階でしっかり考慮しましょう。

国民年金

海外転出届を提出した場合、国民年金の被保険者資格は喪失し、任意加入となります。

強制加入被保険者ではなくなるので、国民年金を支払う義務はなくなりますが、それだけ支給額も減ります。また資格喪失期間に病気や怪我による障害を負った場合でも、障害基礎年金が請求できません。

ただし海外転出届を出した場合、納入義務はなくなりますが、任意で支払いを継続することは可能です。

留学期間中も継続して支払いを続ける場合は、任意加入の手続きを行い、銀行口座からの自動引き落としの手続きをするか、年金支払い代行人を立ててください。

届出は住民票のある市区町村の役場で行います。

また継続加入以外にも、留学後に追納制度を利用すると、免除を受けた期間の保険料を後から納付することもできます。ただし遡れるのは2年間のみなので要注意です。

その他60歳を過ぎた後に65歳までで未納期間分を払い、穴埋めすることもできます。

それぞれ市区町村の役場および社会保険事務所にて詳細を確認しておきましょう。

国民健康保険

国民健康保険は、日本に住所がないと加入できなくなるため、海外転出届を出した場合は、強制的に加入できなくなります。

加入し続けたい場合は、海外転出届を出さないことですが、その場合、国民健康保険のみならず、住民税、国民年金も払い続けないといけないので注意してください。

国民健康保険に加入したまま海外留学に行くメリットは、海外で医療機関で治療を受けた場合、治療を受けた2年以内に申請をすれば、治療費の7割が国民健康保険で返還されることです。

しかし、海外の医療費は往々にして高額なので、国民健康保険に頼るのではなく、海外旅行保険などを利用した方がいざという時には、確実に、絶対に頼りになります。

特に日本の保険は世界での信頼が厚く、世界各地でキャッシュレスでのサービスを提供しています。旅先で、キャッシュを使わず治療を受けるのと、後に戻ってくるとは言えキャッシュが必要な場合とでは、その手間は比べようもありません。

長期で留学に出るのであれば、転出届を出して、国民健康保険の支払いなどの経費は削減することをオススメします。

マイナンバーカード

海外転出届を出した場合、マイナンバーカード、通知カード共に返納手続きが必要です。

海外転出届提出後にマイナンバーカード、通知カードは失効しますが、海外への転出により変更した旨を記載したカードが発行されます。

在外選挙人登録

留学期間中に選挙が行われた場合でも投票ができる制度が「在外選挙制度」です。在外選挙制度を利用して在外投票ができるのは、日本国籍をもつ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され在外選挙認証を持っている人です(総務省Webサイトより)。

在外選挙名簿に登録されるためには、各自治体の選挙管理委員に申請する必要があり、その方法は以下2パターンです。

  1. 在外公館(大使館・領事館)の領事窓口での申請
  2. 国外に出国する前に住民票のある市区町村の選挙管理委員会に申請

留学期間中も、選挙には参加したいという場合は、必ず在外選挙人名簿に登録を済ませておきましょう。

運転免許証の更新

運転免許証の更新は、更新年の自身の誕生日の前後1ヶ月の2ヶ月間で更新することとなっています。


参照:警察庁ホームページ

日本国内にいれば更新は問題ないところですが、留学で海外にいる場合は、免許更新のためだけに一時帰国が難しい場合も多いでしょう。そんな時はどうしたらいいのでしょうか。

①期間前延長

海外留学や海外旅行、入院や出産など、止むを得ない事情によって更新時期に更新ができない人は、更新期間前の更新手続きが行えます。

これをしておけば、留学期間中に免許証更新のために一時帰国したりする必要がないので安心です。

ただし、更新期間前に更新手続きをすると、更新日から誕生日までを1年にカウントされてしまうので、有効期間が通常の更新よりも短くなってしまうので要注意です。

  • 必要書類
    1. 更新申請書
    2. 現在の免許証
    3. 更新連絡ハガキ(なくても可)
    4. やむを得ない理由を証明するもの(パスポート、航空券、入学許可書など※データで保存してある場合は印刷して持参)
    5. 申請用写真1枚
    (6ヶ月以内に撮影した無帽、正面、無背景で、胸から上が写っているもの。大きさ3.0×2.4センチ。裏面に氏名及び撮影年月日を記入したもの。)
    ※写真を求められない都道府県もあるようなので事前にご確認ください
  • 更新手数料
    通常の更新料と同じ(申請する免許種別で異なる)
  • 手続き方法
    更新手続きをする場合と同じ
②免許証の有効期限が切れた場合

留学などで海外にいる間に免許証の有効期限が切れた場合は、その運転免許証は失効となります。
しかし留学で海外にいた等やむを得ない事情がある場合には、救済措置があります。

有効期限から3年以内であれば、手続きをすることによって、免許証の再取得ができ、また失効していた期間も継続して免許を受けている期間とすることができるのです。

ただしこの手続きには、その期間に海外にいて物理的に手続きができませんでした、という証明が必要になります。

この際に一番使いやすいのはパスポートです。警察庁のホームページでも、

6)海外滞在等の事実を証するに足りる書類
※ 当該書類として旅券を提示する場合は、スタンプ(出入国記録)が押印されているものが必要です。

としており、海外滞在の事実を証明するのにパスポートの出入国記録が必要なのですが、最近は自動ゲートが設置されており、出入国スタンプがなくても出入国ができるようになっています。

スタンプがないと、法務省から出入(帰)国記録を取得したり、そもそも受け付けてもらえなかったりと色々と面倒なので、必ず出入国のスタンプを別途もらうようにしましょう。

失効日から6ヶ月を経過しない場合

適性検査のみで、技能試験と学科試験が免除されます。講習は受ける必要があります。

  • 必要書類
    1. 申請書
    2. 失効した免許証
    3. 申請用写真(6ヶ月以内に撮影した無帽、正面、無背景で、胸から上が写っているもの。大きさ3.0×2.4センチ。裏面に氏名及び撮影年月日を記入したもの。)
    4. 本人宛の郵便物や、そこに滞在していることを証明する書類(一時帰国証明など)
    5. 本人確認のできる書類(パスポートなど)
    76 やむを得ない理由の事実を証明する書類(パスポートなど)
  • 手数料
    免許種別で異なるので、窓口でお問い合わせください。
失効日から6ヶ月〜3年を経過しない場合

海外留学などでやむを得ない事情のため、失効日から6ヶ月以内に手続きができなかった場合は、留学の一時帰国などで日本に帰国した1ヶ月以内に手続きを行う事で再取得が可能です。

この場合、適性検査のみで、技能試験と学科試験が免除され、講習も必要です。

要注意なのは、「やむをえない事情がやんでから」とは、予定していた留学期間を指すのではなく、一時帰国なりで手続きができる状態になっている事を指しています。

失効後、最初の一時帰国で手続きをせず、再度帰国した場合、手続きが認められない場合があるので要注意です。

  • 必要書類
    1. 申請書
    2. 失効した免許証
    3. 申請用写真(6ヶ月以内に撮影した無帽、正面、無背景で、胸から上が写っているもの。大きさ3.0×2.4センチ。裏面に氏名及び撮影年月日を記入したもの。)
    4.  本人宛の郵便物や、そこに滞在していることを証明する書類(一時帰国証明など)
    5. 本人確認のできる書類(パスポートなど)
    6. やむを得ない理由の事実を証明する書類(パスポートなど)
  • 手数料
    免許種別で異なるので、窓口でお問い合わせください。
失効日から3年以降

原則再取得での試験の免除がないので、最初から取り直しとなります。

国際運転免許証の取得

日本の運転免許証を持っていて、外国で運転したいという人は「国外運転免許証」いわゆる国際運転免許証を申請することができます。

有効期限は1年です。

また国際運転免許証が有効なのはジュネーブ条約の加盟国でのみです。

ジュネーブ条約加盟国リストはこちらをご参照ください。

アメリカやイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、フィリピンなど、多くの人が留学に選ぶ国もジュネーブ条約に加盟しているので、これらの国に留学する場合、取得しておくと何かと便利です。

ただし、日本人渡航者の多くない国や地域では制度自体が浸透しておらず、思わぬトラブルになることもあるので注意が必要です。

国際運転免許取得に必要な資格

原則、日本の有効な運転免許がある場合には取得可能です。

ただし、「大型特殊」「小型特殊」「原付免許」「仮免許証」のみを持っている場合は取得できません。

また、日本の運転免許証の有効期間が1年未満の場合、発行できないのでご注意ください。

必要であれば、運転免許証を期間前更新をしましょう。

申請に必要な書類と費用
  1. 申請書
  2. 現在持っている有効な日本の免許証(提示のみ)
  3. 外国に渡航する事を証明するもの(パスポート、航空券や予約表など)
  4. 免許証用写真(申請前6ヶ月以内に撮影した無帽、正面、無背景で、胸から上が写っているもの。サイズ縦5.0cm×横4.0cm、裏面に氏名と撮影年月日を記載)
  5. 古い国際運転免許証を持っている場合は、その国際運転免許証
  6. 手数料:2,350円
申請場所

受付は以下の場所で可能です。

  • 運転免許試験場:即日発行
  • 運転免許更新センター:即日発行
  • 指定警察署の運転免許課:1〜2週間所要

いずれも住民票のある都道府県での申請となります。

これら機関は原則土日祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)はお休みです。

また上記の中で、「警察署の運転免許課」ですと、取得までにおおよそ1週間〜2週間を要する事が多く、「運転免許試験場」と「運転免許更新センター」は即日発行が可能なので、留学準備の期間が限られている人は、申請をするならば「運転免許試験場」と「運転免許更新センター」がオススメです。

国際運転免許証は代理申請も可能

すでに国外に出てしまっている場合、親族や知人、友人、会社関係者などが代理で申請することも可能です。

その場合の必要書類は以下の通りです。

  • 本人の運転免許証
  • 本人の証明写真1枚(申請前6ヶ月以内に撮影した無帽、正面、無背景で、胸から上が写っているもの。サイズ縦5.0cm×横4.0cm)
  • 本人のパスポートのコピー(未使用のページ含め、全ページ)
    ※パスポートはスタンプ(出入国記録)があるものが必要です。自動ゲートを利用していてスタンプがない場合は、法務省から出入(帰)国記録の取得が必要です。
  • 本人から代理人に宛てた依頼文書(委任状など)
  • 代理人の身分を証明するもの(運転免許証やパスポートなど)

奨学金

準備段階で留学での自分の目標と、実際に留学にかかる費用を計算した時に、資金的に厳しいな、と思われる人もいるでしょう。

そんな時に利用できるのが各種奨学金です。

奨学金は渡航前に日本国内で申請する必要があるので、準備段階で調べて利用できるようにしておきましょう。

郵便の転送

郵便は30日以内の短期留学であれば、郵便局の窓口で不在届を出しておけば、30日間保管しておいてくれます。

長期留学で今お住まいのマンションやアパートを引き払って留学に出るという場合、留学期間中に届く郵便物の転送手続きをしてしまいましょう。

郵便局のe転居というサービスでインターネットでお申し込みが可能です。

こちらを申し込んでおけば、旧住所宛の郵便物等を指定の住所に1年間無料で転送してくれます。

一度のお申し込みで家族6名分まで登録できるので、留学に家族を帯同していくなどの場合は、一緒に申し込みましょう。

もちろん、郵便局の窓口でも受け付けています。

窓口で転居届を出してください。その際身元を証明するもの(運転免許証など)が必要になりますのでご持参ください。

健康診断と予防接種

特に中長期の留学ではビザ申請で健康診断書が必要な場合があります。

代表的な例は以下の通りです。

  • アメリカ
    移民ビザ申請者は健康診断が必要ですが、原則的に非移民ビザである学生ビザ申請者は不要です。ただし大学への正規留学を目指す場合、大学への入学申請書類のひとつに健康診断と予防接種歴の提出が必要な場合が多いです。
    これを提出してから、ビザ申請に必要な入学許可書(I-20)が発行されますので、健康診断と予防接種は必須事項とも言えます。
  • カナダ
    原則不要ですが、過去5年間に半年以上政府が指定する海外の国に滞在していた人や、子供や医療関係の仕事に就く予定の人は健康診断が必要です。
    健康診断は指定の病院での結果のみ受付可能です。
  • オーストラリア
    日本国籍の場合は原則は求められませんが、オーストラリアでの活動内容、過去の居住地、年齢や健康状態によっては求められる場合があります。
    たとえば過去5年間に3ヶ月以上結核発症率の高い国へ滞在していたり、その環境にあると判断される人や、教育施設での活動や児童に関わる職に就く予定の人、医療機関や研究所、製薬工場などを訪問したり就労する予定の人などです。
    健康診断は指定の病院での結果のみ受付可能です。
  • ニュージーランド
    ワーキングホリデービザの申請後、指定病院で健康診断を受ける必要があります。

このように、国や活動内容によって健康診断の要不要は違いますが、もし必要だという場合、指定の病院であったり、英文での診断書が必要です。

指定の病院は全国に数カ所しかないことが多く、病院が近くにない場合には、そこまで出向くだけでも時間が取られます。

留学に行くと決め、健康診断が必要な場合は、後回しにせずに早めに受診して準備しておきましょう。

クレジットカード

海外へ渡航する場合、現地でのお金の管理をどうするかは大きな問題です。

現金をそのまま持ち込むのはリスキーですし、100万円相当を超える現金などの海外の持ち出しは届出が必要だったりと何かと面倒です。

そこで海外渡航する多くの人が使うのがクレジットカードです。

今や多くの国でカード払いが主流になっているので、買い物や外食などで広く使えますし、キャッシング機能もついているので、現金が必要な時は現地のATMで引き下ろしできるので便利です。

ただしここで注意点。

クレジットカードの上限と、海外でのキャッシングの可否を必ずチェックしてください。

特に長期留学の人は、引き落とし口座の残高も十分にある事を確認しておきましょう。

また大学生で渡航する人や、カード申請時に海外でのキャッシングができないように制限されている人もいます。現地でいざ下ろそうと思ったら下ろせずにパニックになる人が多くいます。

大学生だけでなく、社会人の人も、発行元に海外でのキャッシングの可否を必ず確認しておきましょう。

特に長期留学の場合は、クレジットカードを何枚か準備しておくか、デビッドカードやMastercardが運営するキャッシュパスポートという海外トラベルプリペイドカードも便利なので用意しておいても良いでしょう。

デバイスとウェブサイトの二段階認証の再設定

今でも頻繁に起こっているSNSの乗っ取りの被害を防ぐために、InstagramやTwitter、Facebook、LINEなどのSNSアカウントに二段階認証を設定している人も多いでしょう。SNSの他にもAmazonの認証ができずに、Kindleで新刊を買えないなどの小さなトラブルがあります。

しかしこの二段階認証にSMS(携帯電話の番号を使ったショートメール)を使っている人は要注意です。

海外留学に出る際は、長期留学の場合は契約を解除や保管、短中期の場合は契約は維持したままでローミングだけできるようにするという人が大多数です。

ただしそのローミングも通常はOFFにしていないと、莫大な通信料金がかかるので、通常は機内モードにしておくのが定石です。

どちらにしても海外ではローミングしない限りは日本の電波は入って来ませんし、解約して日本の携帯番号がなくなっていて、二段階認証でSMSで受け取れるようにしている人は、メールでの認証にしておくか、二段階認証アプリを使うようにしましょう。

留学に持っていくと便利なモノ

長期留学を決意して、日本にある程度の期間は帰国しないと計画している場合、日本でしか手に入らない物や、海外では手に入れにくい物は持参したいところです。

しかし長期だからと、あれもこれもと持っていく必要はありません。

留学する人の中にはハンガー一式からビニール袋の束、洗面器にシャンプーとリンスと、一切合財を持ち込もうとして渡航の際に高い荷物の超過料金を支払う人がいますが、よほどの辺境の都市やよほどの発展途上国でなければ、日用品はほぼ現地で揃います。

「これじゃなきゃだめ!」というこだわりのものでなければ、日用品は最初の2−3日分くらいであとは現地調達で十分に間に合います。

持っていけるスーツケースの限られたスペースに入れるのであれば、現地で調達が難しくかつ留学に必要不可欠なものを持っていきたいですよね。

ここではそんな留学に持っていくと便利なモノを紹介します。

日本語の英語教材

まずは日本語の英語教材。

留学経験者の体験談で持ってきて良かった、または持ってきたら良かった、というランキングでよく出てくるのが日本語の英語教材です。

文法事項で迷った時にさっと調べられる教材があったら良かったと思う人が多くいます。

慣れ親しんだ英語の教材を持っていくと役に立つ事が多いでしょう。

お気に入りの文房具

海外でも日用品は基本なんでも揃いますが、文房具は満足できるものがあまりないと思う人が多いです。

日本の文房具は質の高いものが多いので、気に入っている文房具があるのであれば、それは準備し持参すると良いでしょう。

少し質や様式が変わっても、普段使いの普通の文房具は基本的には手に入るので、特に気に入っているものがあるわけではないならば、現地調達でも問題はありません。

必要であれば電子辞書

単語を調べる時はスマホのアプリでという人もいるでしょうが、インターネットがないと使えないというパターンも多く、インターネットがあまり快適じゃない国や地域だとその辞書が使えず、困るというケースもあります。

必要であれば、電子辞書を準備し持参してください。

留学用にSNSを立ち上げておくと何かと役立つ!

留学の情報収集用として、SNSのアカウントを事前に準備しておくのも良いでしょう。

今や情報は瞬時にSNS上に流れます。これらを随時チェックして新しい情報を掴んでおく事は、留学生活でもとても役に立ちます。また、きちんとSNSを運用していれば、それが信頼へと繋がり、SNS経由で仕事を見つけたり、交友関係が広がることもあります。

おすすめは、外国人の友人用にInstagram、日本人やそのコミュニティー用にTwitterを運用する方法です。

フィリピンなどのアジア各国ではFacebookが優勢で、現地の人とのやりとりや物件や物品の売買、求人などもチェックできるので、Facebookも事前に準備しておいても良いでしょう。

知っておいて損はない留学奨学金について

留学を通してやりたいこと、成したい夢があるのだけど、留学費用が高すぎて断念しようとしている、期間を短くしようか悩んでいるという人は、奨学金も考慮してみましょう。

ここでは、留学で利用できる奨学金について紹介します。

留学奨学金の種類

奨学金には主に以下の二種類があります。

  1. 返済義務のある貸与型
  2. 返済義務のない給付型
給付型の奨学金

給付型奨学金は原則返済義務がない奨学金です。

返済義務がないだけに、高い語学力や特定の技能で高いレベルを求められるなど、選考が厳しく狭き門なのではと、応募自体諦めている人も多いでしょう。

しかし国内の公的機関や民間団体が提供する給付型の奨学金プログラムは100近くあり、それぞれ条件が違います(参照:日本学生支援機構JASSO)。

大学の学部や修士課程や博士課程への留学のみならず、多くはないですが語学留学に使える奨学金など、実に多様な奨学金があります。

選考には、地方自治体や公的機関、外国政府が実施する奨学金は主に書類と面接、またはレポートやエッセイの提出、または書類のみで選出されます。

民間企業や財団の場合は、書類と面接に加えて、実技や語学テストを通して選考を行う財団など、それぞれです。

貸与型の奨学金

貸与型の留学奨学金は、日本学生支援機構(JASSO)が実施する貸与型の奨学金(第一種奨学金、第二種奨学金)が有名です。

その他一部ですが、地方自治体や民間企業でも貸与型を実施しているところもあります。

貸与型の場合、利子がつくものと、利子がつかないものとどちらもあります。

選考は、書類選考か、大学生の場合はSASSOの第一種奨学金を希望する場合は在学する学校によります。

その他にも日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)もあり、上限450万円まで借りることができます。これは上記のJASSOの奨学金と併用できます。

留学奨学金の運営団体

留学奨学金を支給する運営団体は、主に以下の4つです。

  1. 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金
    日本学生機構が実施する奨学金で、給付型と貸与型(無利子&有利子)があります。
  2. 地方自治体奨学金
    国内の地方自治体や国際交流協会などが、その地域の住民や関係のある人に対して実施する奨学金です。ほとんどが給付型で、一部貸与型があります。
  3. 外国政府や公的関係機関の奨学金
    外国政府や主に外国の公的機関がその国の大学や高等教育機関に留学する日本人に対して実施する奨学金で、全てが給付型です。
  4. 民間団体奨学金
    民間企業や私設財団が飢饉などが実施する奨学金で、ほとんどが給付型で、一部貸与型があります。

留学奨学金の応募条件

応募資格としては、以下のものが問われます。

  • 最終学歴(高卒、大卒、大学在学中など)
  • 年齢制限
  • 受け入れ校の条件(国・課程・指定校の有無など)
  • 専攻分野
  • 言語能力
  • 応募者の国籍
  • 応募者の在住地制限 など

いずれも留学期間が始まる前に申請するので、準備段階でしっかりと調べておきましょう。

留学準備に有効な英語学習サービスは?

留学準備 英語学習

限られた時間をどれだけ有効に使えるかが留学の成功度合いを左右します。

そしてそれは留学前の準備段階でどれだけ質の高い準備ができたかによると言っても過言ではありません。

もはや「留学をした」という経歴は普通なのです。

留学で、最終的に自分が何を得たのか、という結果物がこれからのキャリアにつながります。

思い描く自分自身や留学後のキャリアを実現するために重要なのは留学前の準備です。

特に英語力に関しては、基礎英語は国内で終わらせておくこと。そして留学では今までの学習で得た知識でさらに新しい知識を習得していくことで留学生活が充実するのです。

留学準備に最も最適なのは英語コーチング

英語力の構築では、英語コーチングを利用するのが最も効果的な留学準備での英語学習手段です。

英語コーチングでは、応用言語学に基づき効率よく効果的な学習方法と習得に導いてくれます。

「英語学習の勉強法で試行錯誤するのが趣味」という人は、そのまま自学自習を続けても良いでしょう。

そうではなく、英語学習を通して英語基礎を構築し、留学生活を充実させたい、キャリアアップを目指したい、というのであれば、限られた準備期間を最大限に効果的に使える「英語コーチング」が絶対的におすすめですし、使うべきだと断言します。

英語学習は例えるなら筋トレにも似ています。

闇雲にスクワットをしていても、フォームが悪くて効果が半減していたり、時には膝に負担がかかってしまったりで思ったような効果が得られず嫌になってやめてしまう、なんていうことがあります。

それをトレーナーが正しいフォームと正しい負荷のかけ方、時にサプリメントを利用しながら正しく指導するだけで、効果は2倍、3倍になりますし、後には自分自身で筋トレを続けられるようになっていきます。

英語学習も、最初の意気込みだけで闇雲に色々手を出して、結局効果が現れずに挫折してしまうケースが本当に多いのです。

特に社会人の人はこの留学が人生の分岐点になるくらいの人生での大きな出来事です。

限られた準備期間を正しく効果的に過ごし、人生の分岐点になりうる留学で成果を上げ、キャリアアップをしていくために、英語コーチングは必須のサービスです。

確かに自学自習やオンライン英会話よりも費用が高いのは事実です。

しかし、その費用を節約して効果が上がらず、留学で得られるべき物が十分に得られなかった時の損失に比べ、確実に成果が上がる英語コーチングを留学準備期間中に使って成果をあげ、留学期間中は留学でしか出来ないことに集中し、留学を成功させ、キャリアアップできる自分自身の可能性を広げるのとでは、どちらの方が最終的な利益になるでしょうか。

断然に留学準備段階で英語コーチングを利用するのが正解であるのです。

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渡航後も継続できる学習習慣をつけるのが大切

留学前の準備段階でつけておきたいもうひとつが学習習慣です。

ずっと学習をしていなかった人が、留学に行ったからと言って勉強に打ち込めるようになるかというと、実はそれはなかなか難しいことだったりします。

また勉強の方法が分からず、留学生活が苦しいものになってしまう可能性もあります。

留学前の準備段階で学習をする習慣と、その方法を身に付けておきましょう。

そのような意味でも、留学前の準備では英語力のみならず継続的な学習習慣をつけられるように英語コーチングを利用して、習慣付けをするのは有意義なことです。

まとめ:留学準備で留学の成果は変わる!留学成功の鍵は事前の英語学習

留学準備 鍵

多くの人にとって、人生に一度あるかないかという留学という機会。

特に社会人にとっては、長期で留学に行く場合には、退職や休職を伴い、リスクを負って挑戦をする人生において大きなライフイベントです。

そんな留学であるからこそ、最大限にその機会を生かし、留学の目標を達成し、キャリアアップや人生の目標を達成するためのステップにしたいものです。

留学は、行ったことで成功に直結するような錬金術のようなものではありません。

行ってからそこでしかできない体験、経験をどれだけ積み、知識をいかに習得していくかが成功の鍵です。

しかし毎年多くの人が、留学に出れば英語ができるようになって、キャリアアップに繋がる経験が出来ると、多額のお金と時間をかけて留学に出ますが、思ったような成果が得られなかったと感じて帰ってくるのです。

その最大の原因は、留学前の準備不足なのです。

実際に留学で成功するためには、なぜ留学をするのか、その留学を通して得たいものは何なのか、留学後の将来像などを具体的にイメージし、言語化し、自分自身の指針にしましょう。

そしてそれらを達成するために必要な留学形態、留学する国を選定し、準備、手続きを進めましょう。

そして並行して、英語の学習を進めましょう。

実は留学準備で最も重要なものは、留学でしか出来ない体験、経験、知識を得るために不可欠な英語力の構築です。

留学してから基礎英語力を学習するのは時間とお金の無駄遣いです。
今や日本には、国内だけでも高度の英語力を付けることができる教材と英語学習サービスが揃っていて、「英語力の構築」だけで言えば、日本国内でも十分に可能なのです。

留学に出る際の英語力の目安はTOEIC700点程度の英語力です。

英語の基礎力を身に付け、TOEIC700点程度の英語力をつけるという目標を効果的に達成できるのが英語コーチングサービスです。

限られた留学準備期間であるからこそ、正しい道筋で、効果的なメソッドでの学習を正しいタイミングで導いてくれる英語コーチングで、英語力を構築し、そして学習習慣を身に付けましょう。

それにより留学を成功させ、キャリアアップや人生をアップグレードさせましょう。

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