英語学習に本気で取り組むなら絶対に5ステップ・シャドーイングがおすすめ | イングリード
法人のお客様はこちらchevron_right
\ 0円で出来る!充実の60分間カウンセリング /
edit 英語力診断テスト付き
timeline レベルチャート表プレゼント
record_voice_over 具体的な学習アドバイス
done 英語のお悩みヒアリング
  シャドーイング

英語学習に本気で取り組むなら絶対に5ステップ・シャドーイングがおすすめ


英語力をアップさせる方法として最近話題なのが、シャドーイング。聞き取った英語をそのまま声に出す、というシンプルなトレーニングです。

多くの英語学習者がおすすめするシャドーイングですが、「想像したよりも効果がなかったのでやめてしまった」「英語力がアップしているのかいまいち分からなかった」という人も多いのではないでしょうか?

その多くは、正しいシャドーイングの方法を知らないまま、見切り発車してしまったことが原因

聞き取った音をただ声に出すだけでは成果はでませんし、間違った方法でシャドーイングを続けても英語力を上達させることはできません。

この記事では、シャドーイングの正しいやり方やおすすめの教材、効果を最大化させるために注意すべきポイントなどを徹底的に解説していきます。

この機会に正しいシャドーイングのやり方を身につけて、英語力を飛躍的にアップさせましょう。

Contents

シャドーイングとは?

シャドーイング とは

シャドーイングとは、聞こえてきた英語の音声を0.5秒ほど遅れながら声に出すトレーニングです。英文が書かれたテキストやスクリプトは見ずに、耳と口だけを使ってトレーニングします。

名前にシャドー(影)と付いているように、流れてくる英語の音声の影になって、その後ろを発声しながら付いて行くようなイメージです。

もともとは同時通訳を目指す人のトレーニングでしたが、効果的なトレーニング方法として一般の英語学習者にも広く知られるようになりました。

最近では、お笑い芸人・中田敦彦さん(オリエンタルラジオ)のYouTubeチャンネルでも紹介されたことでより注目度が高まっています。

では、ここから一般的なシャドーイングのやり方をいくつかみていきましょう。

一般的なシャドーイングのやり方

シャドーイングの基本は、テキストを見ずに聞こえた英語の音声をそのまま発声すること。

この基本ルールはそのままに、どのポイントに集中するかでシャドーイングの種類が分かれます。

①プロソディー・シャドーイング/一般的なシャドーイングのやり方

プロソディー・シャドーイングとは、聞こえた英語の音声を正確に復唱するシャドーイングのやり方で、一般的にもっとも認知されているシャドーイングのこと。

聞こえてきた英語を正確に復唱することで、英語の強弱やリズム、イントネーションなど英語のプロソディー(音声の性質)な特徴を習得できるトレーニングです。

②コンテンツ・シャドーイング/一般的なシャドーイングのやり方

コンテンツ(内容)理解にフォーカスしたシャドーイングのやり方が、コンテンツ・シャドーイングです。

音の性質に集中するプロソディー・シャドーイングとは異なり、聞きとった英文の内容やニュアンスの理解に集中するシャドーイングのやり方です。

聞き取った英文の意味を瞬時に理解できるようになるトレーニングであるため、英語を英語のまま理解する思考回路が鍛えられ、英語の情報処理能力をアップさせることができます。

③フレーズ・シャドーイング/一般的なシャドーイングのやり方

フレーズ・シャドーイングとは、英語の定型表現や言い回しに意識を向けるシャドーイングです。

日常的によく使う表現やフレーズの音声を聞きとって、そのまま声に出して英文を再現するやり方です。

頻繁に使用する表現の聞き取りや発声に慣れることで、英会話の瞬発力も鍛えることができます。

シャドーイングに似た学習法とその違い

実は、シャドーイングのほかにも似たような英語学習方法があります。

意外と勘違いしている人が多いようですので、この機会にしっかりと違いを理解しておきましょう。

リピーティングとは?

シャドーイングともっとも誤解されやすい英語学習方法が、リピーティングです。

リピーティングとは、英語の音声をすべて聞き終わったあとに、聞き取った音を声に出して再現するトレーニング。

シャドーイングは耳で英文を聞きながら直前に聞き取った英文を声に出すのに対し、リピーティングはひと通り英語の音声を聞き終わってから話しはじめます。

聞き取った英文を記憶して正確に話すスキルが必要となるため、英語力の高い人向けのトレーニングと言えるでしょう。

シンクロリーディングとは?

英語を聞くと同時にテキストを声に出して読むトレーニング方法で、オーバーラッピングとも呼ばれています。

シャドーイングはテキストを見ずに聞き取った音声をもとに発声しますが、シンクロリーディングはテキストを見ながら、流れてくる英語の音声に自分の声を重ねるやり方です。

英語の文字と音を一致させる練習ができるため、発音やイントネーションを身につけることに役立つと言われています。

音読学習とは?

音読学習とは、テキストを見ながら英文を声にだして読むトレーニングのことで、英語の発声に慣れることができるトレーニングです。

シャドーイングやリピーティング、シンクロリーディングと異なり、ゆっくり自分のスピードで英語を声にだす練習ができるため、英語を話すことに慣れていない英語学習初級者にぴったりです。

シャドーイングに進むための準備運動として位置づけておくと良いでしょう。

シャドーイングのメリット

シャドーイング メリット

ここからは、シャドーイングを続けることでどのようなメリットが期待できるのか解説していきます。

シャドーイングのメリット①/リスニング力の向上

シャドーイング最大のメリットは、リスニング力の向上です。

シャドーイングは聞こえてきた英語をそのまま声にだして再現するため、「英語を聞き逃さないようにしよう」という意識が高まり、英語を聞き取るために必要な集中力を身につけることができます。

そして練習を重ねることで「英語を聞いて声で再現する」という動作を無意識の状態で自動化することができるようになり、結果的にリスニング力を向上することができます。

シャドーイングのメリット②/正しい発音知識が身に付く

シャドーイングは、英語の発音知識を身に付けるためにも最適なトレーニングです。

シャドーイングでネイティブの話すスピードについて行くためには、英語の音の繋がりや強弱など細かいところまでしっかりと再現していく必要があります。

音声の再現をすることはネイテイブの発音のまねをすることに繋がるため、英語の発音を口に馴染ませることができ、英語を流暢に発音できるようになります。

シャドーイングのメリット③/英文処理力が上がる

シャドーイングを続けることで、英文処理のスキルを磨くことも可能です。

英文の全体的な意味やニュアンスを理解するためには、英文を全体的に聞き取るスキルが必要になります。

つまりシャドーイングでリスニング力を上げることができれば、長い英文でも全体的に内容を聞き取ることができ、英文処理のスキルを高めることに繋がります。

シャドーイングのメリット④/場所を選ばずに実践できる

英語学習にはさまざまな方法がありますが、シャドーイングは英語の音声があれば場所を選ばずに実践することが可能です。

「机に向かって黙々と勉強するのは苦手」「忙しくてまとまった学習時間を確保できない」という人でも、スマホに英語の音声をダウンロードしておけば、いつでもどこでも英語学習ができるため、効率的に英語力をアップすることができるでしょう。

イングリードが推奨する5ステップシャドーイングとは?

シャドーイングは、もともとは同時通訳者のトレーニングでしたが、その効果の高さから一般の英語学習者の学習方法としても定着しつつあります。

とはいえ「シャドーイングで英語力があがる」という話題だけが独り歩きしてしまっていることも事実。曖昧なやり方でシャドーイングに挑戦してしまい「想像していたよりも効果を感じられなかった」という人がとても多いのです。

この問題を解決するため、イングリードでは誰でも絶対に実践できる効果的なシャドーイングのやり方「5ステップシャドーイング」を開発しました。

5つの小さなステップを踏むことで誰でも効果的なシャドーイングができるようになる、というのがイングリードの5ステップシャドーイング。「せっかくシャドーイングに挑戦するなら絶対に成果をだしたい」という英語学習者の思いを叶えることができる、メリットだらけのシャドーイングです。

イングリードの5ステップシャドーイングを継続することで、英語学習の目標である「英語を聞き取る」「きれいな英語を発音する」というスキルが驚くほど上達するでしょう。

ここからは、ENGLREADが開発した5ステップシャドーイングの方法について、具体的に紹介していきます。

ENGLREADのシャドーイングは以下5つのステップで構成されています

No. ステップ 目的
1 リスニング 音声内容の主旨を理解すること
2 英文チェック 英文の内容を完全に理解すること
3 音読 英語をスムーズに口から発声すること
4 シンクロ・リーディング 正しい英語の発声(発音・抑揚・アクセント・リズム)を練習すること
5 シャドーイング 英文を見ないで音声と同じようなスピード・発音で発声すること

ステップ① リスニング

リスニングとは… 英文や前情報なしで、音声だけを聞き内容理解する
目的 音声内容の主旨を理解すること
このステップのゴール 聞き取れた音(単語)と聞き取れなかった音(単語)が選別できている

リスニング/トレーニング方法

  1. 英文を見ずに音声を再生してリスニング
  2. 1回目のリスニングで内容が理解できない場合、全体の流れや主旨が理解できるまで繰り返し聞く

トレーニングのポイント
①繰り返しリスニングをしても、聞き取れない箇所があれば記憶しておきましょう
②音声のスピードが早い場合は、少し遅めて聞いてみましょう
③1回目のリスニングの時は、実際に英語で会話をする時やリスニングテストの本番のように集中して、1度の再生でどの程度、音声の内容が理解できるか確認しましょう
④リスニングを繰り返す時は、出来るだけ少ない再生回数で主旨を理解できるように意識しましょう

ステップ②/英文チェック

英文チェックとは… 音声の英文を見て、単語や文法を確認する
目的 英文の内容を完全に理解すること
このステップのゴール 自分で英文を声に出して読み上げるにあたり、発音・単語・文法の全てに疑問がない

英文チェックトレーニング方法

  1. 英文を見て、聞き取れなかった単語を確認
  2. 英文内でわからない文法を調べて理解
  3. 英文全体の意味を理解
  4. 英文を見ながら音声を流し、聞き取れない音が、聞き取れるようになるまで繰り返し聞く

トレーニングのポイント
①聞き取れなかった音は、なぜ聞き取れなかったのか、「音声の変化表」を使って分析を進めましょう
②知らない単語や文法は、辞書や参考書で調べて意味を理解しましょう
③シャドーイングを行うための準備で非常に重要なステップですので、分からない部分が残らないようにしましょう

ステップ③/音読

音読とは… 音声を聞かず、自分のスピードで英文を読み上げる
目的 英語をスムーズに口から発声すること
このステップのゴール 音読と同時に英文の内容を自分で理解できる

音読のトレーニング方法

  1. 英文を声に出して読み上げる(音読)
  2. 一文ずつ内容を理解できているか確認
  3. 内容の情景をイメージしながら全文を通して音読

トレーニングのポイント
①できる限り音声の発音を思い出しながら音読をしましょう
②意味を理解できるスピードで音読をしましょう
③スムーズに発声できない単語・フレーズを重点的に繰り返し発声練習をしましょう

ステップ④/シンクロ・リーディング

シンクロ・リーディングとは… 音声を流し、英文を見ながら音声と同時に音読する
目的 正しい英語の発声(発音・抑揚・アクセント・リズム)を練習すること
このステップのゴール 音声と同じような発音・抑揚・アクセント・リズムで発声ができ、英文の内容を理解しながらシンクロ・リーディングができる

シンクロリーディングのトレーニング方法

  1. 音源を流し、英文を見ながら音声に合わせて口元を動かす(口パク)
  2. 音源を流し、英文を見ながら音声を模倣して同時に音読
    もしできるならプラスαのトレーニングとして……
  3. 自分の声を録音し、音声と同じように聞こえるか分析してみましょう

トレーニングのポイント
①英文の単語やフレーズと聞こえてくる音を脳内で紐付けることを意識しましょう
②英文はあくまで補助であり、聞こえてくる音と同じように発音することに意識しましょう
③ステップ1のリスニングで聞き取れなかった音は特に、繰り返し発声しましょう
④音声と同じスピードで発声が難しい場合、音声のスピードを遅めてみましょう
⑤ただの声出し練習にならないように、英文の意味を十分に理解しながら取り組みましょう
⑥スムーズに発声できない単語・フレーズは重点的に繰り返し練習しましょう

ステップ⑤/シャドーイング

シャドーイングとは… 音声を聞きながら、聞こえてくる英文のすぐ後(0.5秒くらい後)を影(shadow)のように追いかけて発声する
目的 英文を見ないで、音声と同じようなスピード・発音で発声すること
このステップのゴール オリジナルスピードで音声通りにシャドーイングすることができ、話の内容の情景がイメージできている

シャドーイングのトレーニング方法

  1. 音源を流し、英文を見ずに、音声のすぐ後を追いかけながら発声
  2. 発音に意識を向けたシャドーイング(プロソディ・シャドーイング)
  3. 音声の内容を理解しながらのシャドーイング(コンテンツ・シャドーイング)

トレーニングのポイント
①上手くシャドーイングができない場合は、一度シンクロ・リーディングに戻り、音と意味を再確認しましょう
②リンキングなどの音声の変化を意識しながら発声しましょう
③スムーズに発声できない単語・フレーズを重点的に繰り返し練習しましょう
④音声と同じスピードで発音が難しい場合、音声のスピードを遅めてみましょう

なぜ、5ステップシャドーイングが効果的なのか?

シャドーイングの基本ルールは、聞き取った音をそのまま声にだすことですが、それだけではシャドーイングの本質を捉えることができません。

聞き取った音を声にだす前に、各単語の意味を理解したり、文章全体の内容を把握する、音の繋がりやイントネーションを意識するといった準備運動が必要です。

つまり、文章の内容や音の変化を全体的に理解した上でシャドーイングを実践することが、英語力を上げるためにもっとも重要、ということ。

シャドーイングで効果を出すために必要な要素を1つにまとめたトレーニング方法が、イングリードの5ステップシャドーイングなのです。

イングリードではシャドーイング教材にTEDを利用

シャドーイング TED

シャドーイングの正しいやり方が分かったら、次に重要なのは最適な教材選び。イングリードではシャドーイング教材としてTEDを採用しています。

シャドーイング教材にTEDを利用している理由

イングリードがシャドーイング教材にTEDを採用しているのかというと、ネイティブの話すスピードや感覚に慣れ、実践的な英語力を身につけるためです。

市販の英語教材には、ゆっくりはっきりと発音した英語の音声が収録されており、実際のネイティブの話すスピードや音の変化とはかなり差があります。

そのため、ネイティブの話すスピードや感覚に慣れ、より実践的な本物の英語力を伸ばすために、シャドーイング教材としてTEDを採用しています。

シャドーイングにおすすめのTED

ここからは、イングリードがピックアップしたシャドーイングにおすすめのTEDを紹介します。

シャドーイングにおすすめのTED①
Matt Cutts: Try something new for 30 days | TED Talk

 

まずはじめにおすすめしたいTEDは、マシュー・カッツの「Try something new for 30 days(マット・カッツの30日間チャレンジ)」です。

「新しいことを継続するには、まずは30日間やってみよう!」という内容のスピーチ。約3分という短い時間にまとめられているので、英語学習初級者でも無理なくシャドーイングに挑戦することができます。

シャドーイングにおすすめのTED②
John McWhorter: 4 reasons to learn a new language | TED Talk

 

次におすすめなのが、ジョン・マクウォーターの「4 reasons to learn a new language(新しい言語を学ぶべき4つの理由)」です。

機械翻訳のクオリティがどんどん高まる現代で、新たに言語を学ぶ理由とは何かを説いたスピーチ。英語学習者にとっては非常に興味深い内容になっています。

シャドーイングをする時の注意点

TOEIC 意味ない 理由

ここまでシャドーイングの正しいやり方や、おすすめの教材について解説してきました。

最後に、シャドーイングの効果を最大限に引き出すために注意すべき4つのポイントを紹介します。

シャドーイングの注意点①/自分のレベルにあった教材を使用する

シャドーイングで効果を出すためには、自分のレベルに適した教材を選ぶことが重要です。

「自分のレベルが分からない」という人は、英文を見ずに教材の音声だけを1〜2回聞いてみてください。「〇〇について会話している」というように、おおまかなトピックを掴むことができれば、その教材を選びましょう。

反対に「何について話しているのかまったく理解できなかった」「ほぼ聞き取ることができ内容や論点を理解できた」という場合、その教材はレベルが合っていない可能性があります。

「聞き取れなかった箇所や知らない単語があったけれど、何度か練習すれば聞き取れたり発音できるようになりそう」といったレベルの教材を選ぶようにしましょう。

シャドーイングの注意点②/しっかりと大きな声を出すようにする

実際に誰かに向かって話しているつもりで、しっかりと大きな声で発声しましょう。

しっかりと声を出すことは、英語の発音やイントネーション、強弱などを忠実に再現することに繋がり、シャドーイングの効果を何倍も高めてくれます。

シャドーイングに慣れないうちは恥ずかしさもあるかもしれませんが、英語力をアップさせるためにとても重要なポイントなので、はっきり大きな声を出すよう意識してみてください。

シャドーイングの注意点③/脳内でイメージの解像度をしっかり上げる

シャドーイングの効果を引き上げるために、脳内でしっかりイメージをすることも忘れずに。

頭のなかで話している内容や感情、感覚をイメージして、シャドーイングを繰り返しながらどんどん解像度を上げていきましょう。

英文の内容やよく使うフレーズなどを、頭のなかのイメージと繋げておくことで英語を英語のまま理解し自由に扱えるようになります。

シャドーイングの注意点④/感情をしっかりと込めて役に入り込む

感情をしっかりと込めてスピーカー(話し手)になりきりましょう。

感情的な記憶はいつまでも残り続けるように、シャドーイングでも感情こめて発声することで聞こえた音の感覚やよく使うフレーズなどを体に刷り込ませることができます。

スピーカーや主役になったつもりで、誰かに想いを伝えるように取り組んでみましょう。

まとめ:英語学習に本気で取り組むなら絶対に5ステップシャドーイング

シャドーイング

英語学習方法にはたくさんの種類がありますが、シャドーイングは英語力アップのために必須とも言えるトレーニングのひとつです。

「シャドーイングのやり方が分からない」「難しくて挫折してしまったことがある」という人でも、イングリードの5ステップシャドーイングなら誰でも効果的なシャドーイングの正しいやり方を身につけることができます。

今までシャドーイングのやり方や成果に悩んできた人でも、5ステップシャドーイングがあればもう心配する必要はありません。

まずは5ステップシャドーイングを紹介した通りのやり方で、しっかり3ヶ月続けてみてください。あなたの英語力が飛躍的に伸びることを実感できるでしょう。

関連記事