【手順別】英語の住所の書き方5ステップと場面別の例文を徹底解説
【手順別】英語の住所の書き方5ステップと場面別の例文を徹底解説
英語で住所を書くとき、日本語の順序そのままで並べてしまっていませんか?英語の住所の書き方は、日本語とは逆の順序が基本です。知らずに間違えると、郵便物が届かなかったり、ビジネスメールの署名が不自然になったりすることがあります。
本記事では、日本の住所を英語で書く5ステップを基本から丁寧に解説します。一戸建て・マンション・会社などのパターン別の例文、手紙・メール署名・英語履歴書・海外フォームといった場面別の使い分け、さらによくある間違いまでまとめました。読み終えれば、どんな場面でも正しく英語の住所が書けるようになります。
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Contents
英語と日本語で住所の書き方が違う理由
英語の住所を書くうえで最初に押さえておきたいのは、日本語と英語では住所の順序が正反対だという点です。この大前提を理解しておくと、5ステップも場面別の例文もスムーズに頭に入ります。
日本語は「都道府県→市区町村→番地」の大→小
日本語の住所は、「大きな地域から小さな地域へ」という順序で並べます。たとえば次のように書きます。
〒100-0001 東京都千代田区千代田1-1-1 山田太郎
最初に都道府県(東京都)、次に市区町村(千代田区)、そして丁目・番地(千代田1-1-1)、最後に氏名という流れです。郵便を配達する側が「大きい地域から絞り込んで届ける」ことを前提にした順序といえます。
英語は「番地→市区町村→州/県→郵便番号→国」の小→大
英語圏の住所は、「小さな地域から大きな地域へ」という逆の順序になります。先ほどと同じ住所を英語で書くと次のようになります。
Taro Yamada 1-1-1 Chiyoda, Chiyoda-ku Tokyo 100-0001 Japan
番地(1-1-1 Chiyoda)が最初に来て、区(Chiyoda-ku)、都市・都(Tokyo)、郵便番号(100-0001)、国名(Japan)の順に続きます。
順序が逆になる理由は「読み手にとって特定しやすい順」
英語の住所がこの順序になっている背景には、受け取る人が「まず誰宛か、次にどこに届けるか」を素早く読めるようにという考え方があります。氏名→建物や番地→市区町村→国という流れは、もっとも具体的な情報から順に示す英語の情報整理の発想と一致しています。
どちらの順序が正しいというわけではなく、言語・文化によって「自然な情報の流れ」が異なるだけです。英語で住所を書くときはこの違いを頭に入れておくと、ミスを防ぐことができます。
英語の住所を書く5ステップ
基本の順序が分かったところで、実際に日本の住所を英語で書き起こす手順を5ステップで確認しましょう。各ステップに具体例を示しますので、そのまま当てはめて使えます。
Step1 名前・敬称(Mr./Ms./Dr.)
住所の最初の行に氏名を書きます。氏名の順序は「名(First name)→姓(Last name)」が英語圏の標準です。日本人の場合は「名 姓」の順に並べ替えてください。
- Taro Yamada(山田 太郎)
- Hanako Suzuki(鈴木 花子)
敬称を付ける場合は名前の前に書きます。男性には Mr.、女性には Ms.(既婚・未婚を問わない)、博士号保持者には Dr. を使います。
- Mr. Taro Yamada
- Ms. Hanako Suzuki
- Dr. Kenji Nakamura
ビジネス上の送付状や正式な書類では敬称を入れると丁寧です。社内メールの署名など省略可能な場面では敬称なしでも問題ありません。
Step2 番地・通り名・建物名・部屋番号
2行目には、建物・番地・通り名・部屋番号などを書きます。日本の住所を英語で書く場合、「丁目-番地-号」をハイフンつなぎでそのままローマ数字化し、町名をヘボン式ローマ字で続けるのが一般的です。
- 1-1-1 Chiyoda(千代田1-1-1)
- 3-5-10 Shinjuku(新宿3-5-10)
マンションや集合住宅の場合は建物名と部屋番号を同じ行か直後の行に書きます。部屋番号の書き方については後述のマンション例文も参照してください。
Step3 市区町村
3行目には市区町村を書きます。区がある場合は「区名-ku」と書きます。市の場合は「市名-shi」でも「市名-city」でも通じますが、-shi または英語表記(city)なしで市名だけという書き方も広く使われています。
- Chiyoda-ku(千代田区)
- Shibuya-ku(渋谷区)
- Yokohama-shi(横浜市)
- Osaka-city(大阪市)
区や市の名前は、英語圏の人には聞き慣れない地名が多いため、ヘボン式ローマ字でできる限り正確に表記することをおすすめします。
Step4 都道府県(県・州)と郵便番号
4行目には都道府県名と郵便番号を書きます。都道府県を先に書き、スペースを空けてから郵便番号を続けるのが基本です。
- Tokyo 100-0001(東京都 〒100-0001)
- Kanagawa 220-0012(神奈川県 〒220-0012)
- Osaka 530-0001(大阪府 〒530-0001)
都道府県名に -ken(県)や -to(都)をつけるかどうかは任意です。Tokyoだけでも十分伝わりますが、Kanagawa-kenと書くとより正確です。郵便番号は日本形式(3桁-4桁)をそのまま記載してかまいません。
Step5 国名
最後の行に国名を書きます。国名は大文字で書くか、先頭のみ大文字にするかは統一されていませんが、一般的には先頭大文字の通常表記(Japan)が多く使われます。
- Japan
- JAPAN(公的書類・封筒などで大文字にする場合もある)
国際郵便では国名を大文字で書くのが推奨されていますが、ビジネスメールや履歴書では通常の表記(Japan)で問題ありません。
日本の住所を英語で書く具体例
5ステップで手順を理解したところで、実際のパターン別に英語の住所例を確認しましょう。下の比較表で全体像をつかんでから、各パターンの詳細を見てください。
| パターン | 日本語住所 | 英語住所 |
|---|---|---|
| 一戸建て | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-2-3 | 1-2-3 Jingumae, Shibuya-ku, Tokyo 150-0001, Japan |
| マンション | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内4-5-6 サンプルマンション302号 | Apt. 302, Sample Mansion, 4-5-6 Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0005, Japan |
| 会社 | 〒541-0041 大阪府大阪市中央区北浜7-8-9 サンプル株式会社 営業部 | Sales Dept., Sample Co., Ltd., 7-8-9 Kitahama, Chuo-ku, Osaka 541-0041, Japan |
| P.O. Box | 〒150-0001 東京都渋谷区私書箱 | P.O. Box 1234, Shibuya, Tokyo 150-0001, Japan |
一戸建ての住所
一戸建ての場合はシンプルに「番地 町名, 区名, 都市名 郵便番号, Japan」の順で書きます。
- 日本語: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-2-3 田中次郎
- 英語: Jiro Tanaka 1-2-3 Jingumae Shibuya-ku, Tokyo 150-0001 Japan
町名・番地の部分はヘボン式ローマ字に変換します。Jingumae(神宮前)のように読み方をそのまま英字化するのが基本です。
マンション・アパートの住所(部屋番号の書き方)
マンションやアパートの場合は、建物名と部屋番号を番地の前か後に付け加えます。部屋番号の表記は次の3種類が一般的です。
・Apt. 302(Apartment の略)
・Unit 302
・#302(ナンバーサイン使用)
- Hanako Sato Apt. 302, Sample Heights 2-3-4 Minami-Aoyama Minato-ku, Tokyo 107-0062 Japan
建物名はヘボン式ローマ字か、登記上の英語名がある場合はそちらを優先します。”Sample Heights”のように英語名がある建物も増えていますが、なければ日本語名をローマ字化してください。
ビジネス英語メールの署名に住所を入れる際の詳細な書き方は、英語ビジネスメールの書き方の記事も参考にしてください。
会社・オフィスの住所(会社名・部署名の位置)
会社に送る場合は、部署名→会社名→住所の順に書きます。宛名が特定の担当者なら氏名を最初の行に書き、その後に部署名・会社名を続けます。
- (特定の担当者宛): Mr. Hiroshi Yamamoto Sales Department Sample Corporation 3-4-5 Otemachi Chiyoda-ku, Tokyo 100-0004 Japan
会社名の英語表記は「株式会社 → Co., Ltd.」「有限会社 → Ltd.」が一般的です。部署名は英訳して書きますが、正式な英語部署名が社内で決まっている場合はそちらを優先してください。
英語の住所に限らず、ビジネス英語全般を正確に使いこなすには継続的な学習が欠かせません。
私書箱(P.O. Box)の場合
私書箱を指定する場合は、番地の代わりに「P.O. Box + 番号」と書きます。
- Keiko Ito P.O. Box 5678 Shinjuku, Tokyo 160-0022 Japan
私書箱の場合、建物番地は不要です。P.O. Box の後の番号は私書箱番号をそのまま記載します。
場面別「英語の住所」の書き方
英語の住所表記は使う場面によって書き方のポイントが変わります。手紙・封筒、ビジネスメールの署名、英語履歴書、海外フォームの4場面に分けて具体的に見ていきましょう。
手紙・封筒の宛名
国際郵便の封筒に書く場合は、差出人住所を左上か裏面に、宛先住所を中央か右下に書きます。読みやすさを優先し、各情報を1行ずつ改行するのが基本です。
- 宛先の書き方例: Ms. Yuki Nakamura 4-5-6 Sakuragaoka Shibuya-ku, Tokyo 150-0031 Japan
- 差出人の書き方例: Taro Yamada 1-1-1 Chiyoda Chiyoda-ku, Tokyo 100-0001 Japan
国際郵便では国名を大文字で書く(JAPAN)と視認しやすくなります。郵便局の窓口に出す場合は宛先と差出人が明確に読み取れれば、書式の細かい違いは許容されます。
ビジネス英語メールの署名
メールの署名に住所を入れる場合は、会社名・部署・氏名・連絡先とまとめて記載します。改行で各行を分けるか、カンマ区切りで1行にする書き方のどちらも使われます。
- 改行版の例: Taro Yamada Sales Department, Sample Inc. 1-1-1 Chiyoda, Chiyoda-ku Tokyo 100-0001, Japan Tel: +81-3-0000-0000
- 1行版の例: Taro Yamada | Sales Department, Sample Inc. | 1-1-1 Chiyoda, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0001, Japan
ビジネスメールの署名に使う住所は、会社の公式英語表記を使うのが原則です。英語ビジネスメールの書き方の記事では、署名欄の構成も詳しく解説しています。
海外赴任・海外駐在のポジションに就く場合、現地の住所を英語で書く機会がさらに増えます。海外赴任に必要な英語力や海外赴任前の準備の記事もあわせてご覧ください。海外に赴任してからの実務については海外駐在員に必要な英語でも詳しく解説しています。
英語履歴書の住所欄
英語の履歴書(Resume/CV)では、住所を氏名の直下・連絡先と並べて記載します。現在の居住地を書くのが基本で、国際的な転職や外資系企業への応募ではシンプルに都市名・国名だけ書く方も増えています。
- 詳細住所を記載する例: Taro Yamada taro.yamada@example.com | +81-90-0000-0000 3-3-3 Akihabara, Chiyoda-ku, Tokyo 101-0021, Japan
- 簡略版の例: Taro Yamada Tokyo, Japan
日本の詳細な番地まで書くかどうかは応募先企業の国・文化によって変わります。外資系日本法人への応募なら詳細住所まで書くのが無難ですが、海外本社への直接応募では都市・国名だけのシンプルな表記も一般的です。
英語の履歴書で英語を活かした転職を目指す場合、住所の書き方以外にも正確な英語表現が求められます。
海外通販・オンラインフォーム入力
海外の通販サイトや各種オンラインフォームに日本の住所を入力する場合、入力欄のラベルが英語になっているため戸惑う方も多いです。よく出てくる入力欄の対応をまとめました。
- First name / Given name → 名(例: Taro)
- Last name / Family name / Surname → 姓(例: Yamada)
- Address line 1 → 番地・通り名・建物名(例: 1-1-1 Chiyoda)
- Address line 2 → 部屋番号や補足情報(例: Apt. 302)
- City → 市区町村(例: Chiyoda-ku)
- State / Province / Region → 都道府県(例: Tokyo)
- Zip code / Post code / Postal code → 郵便番号(例: 100-0001)
- Country → 国(例: Japan)
「State/Province」欄は日本の都道府県をそのまま入力します。「N/A」や空欄のままにしてしまうと受付エラーになることがあるため、必ず都道府県名を入力してください。
英語の住所を書くときによくある間違いと注意点
英語の住所表記には、日本語の感覚のまま書いてしまうことで起こりやすいミスがいくつかあります。ここでは特に頻出する5つのパターンを取り上げます。英語ライティングの基礎も合わせて参考にしてください。
順序が日本語のままになっている
最も多いミスが、住所の順序を日本語の「大→小」のままで書いてしまうことです。
- NG例: Tokyo 100-0001, Chiyoda-ku, 1-1-1 Chiyoda, Japan OK例: 1-1-1 Chiyoda, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0001, Japan
英語住所の鉄則は「番地→区→都市→郵便番号→国」の小→大の順です。日本語の住所をコピーして英語にしようとすると、逆順になっていることに気づかずそのまま書いてしまうことがあります。必ず順序を確認するようにしましょう。
ローマ字表記の揺れ(Tokyo / Tōkyō)
都市名・地名のローマ字表記には、長音符号(マクロン)をつける学術式(Tōkyō / Ōsaka)と、ヘボン式(Tokyo / Osaka)の2種類があります。
ビジネス文書・郵便・フォーム入力では、マクロンなしのヘボン式(Tokyo / Osaka)が一般的です。パスポートや公的書類もヘボン式が基本となっています。どちらかに統一することが重要で、一部の単語だけ学術式を使うと読みづらくなります。
また、しばしば混乱しやすいのが「Ike-bukuro(池袋)」や「Shin-juku(新宿)」のようなハイフン入りの表記です。現在はハイフンなしの「Ikebukuro」「Shinjuku」が主流ですが、組織によっては独自表記を採用している場合もあります。
部屋番号・建物番号の混乱(# vs Apt vs Unit)
部屋番号の書き方には複数の方法があり、どれが「正しい」という唯一解はありません。ただし、書き方によって受け取り側の読みやすさが変わるため、できるだけ一貫した書き方をおすすめします。
よく使われる書き方:
- Apt. 302(Apartment の略。日本でも通じやすい)
- Unit 302(マンション・オフィスビルなど)
- #302(ナンバーサイン。北米では一般的だが、英国・オーストラリアでは使われにくい)
- Room 302(ホテル・学校寮など)
迷った場合は「Apt. 番号」が最も汎用性が高くおすすめです。
Post code と Zip code の混同
郵便番号の呼称は国によって異なります。入力フォームに「Post code」や「Zip code」と書かれていても、入力する内容は日本の7桁郵便番号(例: 100-0001)で変わりありませんが、どちらの表現を使うかの背景は次のとおりです。
- Post code(ポストコード): 英国・オーストラリア・カナダなど英連邦系の国で使われる呼称
- Zip code(ジップコード): 米国で使われる呼称。Zone Improvement Planの略
- ZIP+4: 米国の9桁版郵便番号(例: 10001-4556)。日本の住所には不要
フォームに「Zip/Postal code」と併記されている場合は、どちらの形式でも日本の郵便番号を入力してかまいません。
都道府県の英語表記の揺れ(-ken の有無)
都道府県の英語表記は「-ken/-fu/-to をつけるかどうか」で揺れが生じます。
例:
- Kanagawa または Kanagawa-ken(神奈川県)
- Osaka または Osaka-fu(大阪府)
- Tokyo または Tokyo-to(東京都)
パスポートや公的書類では -ken 等をつけない省略形が使われることが多く、どちらでも郵便や国際通信に支障はありません。ただし同一書類内では表記を統一することをおすすめします。会社・組織によっては英語表記の規定があるため、初めて書く場合は社内の先例を確認するとよいでしょう。
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英語の住所表記は、ビジネス英語を実践的に使いこなすための基礎のひとつです。メールの署名ひとつ取っても、正確な表記ができているかどうかで相手への印象が変わります。
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まとめ:場面に合わせて正しい順序で書こう
英語の住所の書き方をおさらいします。
- 基本は「小→大」の順序(番地→市区町村→都道府県→郵便番号→国)
- 5ステップ(名前→番地・建物→市区町村→都道府県+郵便番号→国)で整理する
- マンション・会社・P.O. Boxなどパターンごとに書き方を確認する
- 手紙・メール署名・履歴書・海外フォームで書き方の細部が異なる
- よくある間違い(順序・ローマ字揺れ・部屋番号表記・Post code / Zip code)を押さえておく
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