英文の覚え方7ステップ|社会人が丸暗記に頼らず取り組むコツ
英語の勉強を進めるなかで、「せっかく覚えた英文がすぐに抜けてしまう」「単語は知っているのに文になると出てこない」と感じたことはないでしょうか。
英文を覚えるには、意味を確認する、文を分解する、書いたり声に出したりして練習する、繰り返し復習するなど、いくつかの方法があります。
この記事では、社会人が丸暗記だけに頼らず英文を覚えるための7つのステップと、長い英文を区切って練習する方法、見直したいポイントをまとめています。
英文の覚え方の前に押さえたい3つの前提
英文を覚えるテクニックに入る前に、何をどの場面で使いたいのかを整理しておきましょう。
目的を決めると、後半で紹介する手順のうち、どれから試すかを選びやすくなります。
まず、英文をそのまま覚えるだけでなく、意味と使う場面も確認してみてください。会話で使いたいのか、メールで書きたいのか、試験で読み取りたいのかによって、確認すべき内容は変わります。
次に、英文を単語・文法・文全体という3つの単位で確認します。知らない単語、理解できない文法、文全体の意味を分けて見ると、どこでつまずいているのかを整理できます。
忙しい社会人は、自分が使う場面に関係する英文から選ぶ方法もあります。単語だけを確認するか、英文全体を扱うかは、学習目的に合わせて決めましょう。
なぜ英文が覚えられないのか
覚えた英文を思い出せないときは、その英文に触れた回数、意味や構造を説明できるか、見ずに書いたり声に出したりできるかを順に確認してみてください。
原因を一つに決めつけず、つまずいている箇所に合わせて次の練習を選びましょう。
後半では、確認項目を7つのステップに分けています。すべてを固定の順番で確認する必要はなく、自分が試していない方法から取り入れて構いません。
覚える英文の選び方
覚える英文は、自分の目的に関係するものから選んでみましょう。仕事で英語のメールを書く機会が多いなら、業務で使う表現を含む英文がおすすめです。会話で使いたいなら日常のやり取りに近いフレーズ、試験対策なら教材で扱う構文から選ぶと良いでしょう。
候補が多い場合は、近いうちに使う英文を優先すると範囲を絞れます。使う予定のない英文まで一度に扱わず、目的に必要なものから始めてください。
英文の覚え方7ステップ
ここからは、英文を覚えるときに試せる手順を7つに分けて紹介します。
順番は一例なので、目的やつまずきに合わせて入れ替えてください。
ステップ1 意味と構造を先に理解する
最初に、覚えたい英文の意味と構造を確認します。日本語訳だけでなく、誰が何をする文なのかを説明できるか確かめましょう。
英文を読んだら、日本語訳を確認し、どの単語がどの役割を果たしているのかを見ます。主語、動詞、修飾している部分を区切り、わからない箇所を先に調べてください。
ステップ2 単語と複数語の単位に分解する
意味を確認したら、英文を単語や複数語のまとまりに分ける方法もあります。たとえば「look forward to」「as soon as possible」のように区切ります。
チャンクに分けると、どの単語を一緒に扱うかを確認できます。知らない単語があれば、この段階で意味と発音を調べておきましょう。
ステップ3 手を動かして書き写す
意味と単語を押さえたら、英文を書き写す方法も試せます。書いた後に原文と見比べ、語順や抜けている語を確認してください。
書き写すときは、意味を確認しながら進めます。慣れてきたら英文を一度隠し、どこまで再現できるかを確かめてから原文と照合しましょう。
ステップ4 音読・シャドーイングで口に出す
発音も確認したい場合は、音声を聞き、英文を声に出して読む方法があります。教材の音声と自分の読み方を比べ、聞き取れない箇所や発音しにくい箇所を確認してください。
別の練習として、音声を聞きながら少し遅れて後を追うシャドーイングもあります。取り組む場合は、先に英文の意味と音声を確認しましょう。
シャドーイングとはでは、具体的な進め方を解説しています。
ステップ5 間隔を空けて復習する
イングリードでは、学習時間を複数回に分け、同じ範囲に触れる回数を増やす方法を重視しています。具体的な回数や間隔は固定せず、自分の生活に組み込みやすい単位へ分けてください。
ステップ6 場面をイメージして再現する
誰に、どんな状況で、何を伝える英文なのかを考えながら暗唱する方法もあります。使う場面が決まっている場合は、その状況を一つ選んで練習してみましょう。
たとえば会議で意見を述べるフレーズなら、想定する相手や議題を決めて声に出します。メール表現なら、宛先と用件を置き換えて書いてみてください。
ステップ7 実際に使ってアウトプットする
最後に、覚えた英文を使えるか確認します。英会話で話す、英語でメールを書く、独り言で口に出すなど、目的に合う方法を一つ選びましょう。
言えなかった語や書けなかった箇所があれば、原文へ戻って確認します。アウトプットは、自分がどこまで再現できるかを確かめる選択肢として使ってください。
長い英文・スピーチを覚えるコツ
スピーチや長文をまるごと扱うのが難しいときは、範囲を分けて練習できます。
1文ずつ積み上げる暗唱法
まず1文目を確認し、次に2文目へ進みます。2文目まで確認したら、1文目から通して言えるか試してみましょう。
扱う範囲を少しずつ後ろへ伸ばし、その都度はじめから通して確認します。途中で止まる箇所があれば、その文だけを見直してください。
区切って音のリズムで覚える
長い英文は、意味のかたまりごとに線を引き、区切って扱う方法があります。文をどこで区切ったのか、日本語の意味と照らして確認しましょう。
音声教材がある場合は、区切りやイントネーションを聞いてから声に出す練習もできます。ここでは、原文と音声を確認する手順として取り入れてください。
英文を覚えられない人がやりがちな失敗
英文がなかなか覚えられないときに見直したいポイントを紹介します。
自分に当てはまる項目だけ確認してください。
一度に大量に詰め込む
一度に扱う英文が多く、復習まで手が回らない場合は、範囲を絞ってみましょう。優先順位を一律にするのではなく、自分が同じ範囲へ複数回触れられる量に調整します。
意味を理解せず音だけ覚える
意味や構造を説明できない場合は、音やスペルだけで進めず、主語・動詞・日本語訳を確認してください。これは、わからない箇所を残さないための確認として行います。
復習の間隔がバラバラ
復習する時間を決めていない場合は、生活の中で取り組める時間を複数回確保してみましょう。具体的な間隔は固定せず、同じ範囲へ触れたかを記録します。英語力を向上させる方法も参考にしてください。
独学の限界点と突破方法
独学の方の多くは学習法や教材が多すぎて何に手を付ければ良いのか分からなくなります。
その際は、コーチングを利用することで優先して実施すべき学習がどこかが明確になります。
また、同じトレーニングであっても、何を意識して取り組むかによって、学習の質や得られる効果は大きく変わります。例えば、シャドーイングの効果を高めるためには、スクリプトの内容を十分に理解したうえで取り組むことや、音源から1〜2語ほど遅れて発話することが大切です。
しかし、独学では、こうしたポイントを正しく意識できているかを自分で判断することが難しく、取り組み方が自己流になったり、意識するポイントがずれたりすることで、十分な学習効果を得られないことがあります。
独学で英文暗記が続かないなら英語コーチングを選ぶ
ここまで紹介した覚え方は、一人でも試せます。一方で、取り組む手順や復習時間を自分で決めにくい場合もあります。
英語コーチングは、学習内容を一人で決めにくいときの選択肢になります。イングリードでは、一人ひとりの目標と生活に合わせた学習プランを作成し、取り組む内容や復習時間をコーチと確認しながら進めていきます。
専属コーチが学習の進み具合をチェックし、必要に応じて計画を調整。カウンセリングから受講まで、すべてオンラインで完結します。
よくある質問
Q1 1日にどれくらいの英文を覚えるべき?
決まった適量はありません。自分の生活の中で同じ範囲へ複数回触れられる量から始め、復習できない場合は量を減らしてください。
Q2 覚えた英文をすぐ忘れてしまいます
イングリードでは、学習時間を分け、同じ範囲へ触れる回数を増やす方法を案内しています。具体的な日程は一律に決めず、取り組める時間を複数回確保してみてください。
Q3 発音がわからない英文はどう覚える?
発音がわからない場合は、音声つきの教材で該当箇所を確認してください。音読やシャドーイングを取り入れると、教材の音声と自分の発音の違いに気づきやすくなります。
Q4 単語と英文どちらを先に覚えるべき?
目的に応じて選んでください。単語の意味だけを押さえたいときは単語単位で、使う文脈や語順まで確認したいときは英文単位で取り組みましょう。わからない単語が出てきたときは、その都度意味と発音を調べてください。
まとめ:自分に合う手順で英文を覚えよう
この記事では、英文の意味と構造を確認し、分解し、書く・声に出す・使うといった方法を7つのステップで紹介しました。すべてを固定の順番で行う必要はありません。
イングリードの方針である「学習時間を分けて同じ範囲へ触れる回数を増やす」方法も含め、自分が続けられる手順を選びましょう。
取り組む英文や復習時間を一人で決めにくい場合は、イングリードの無料カウンセリングで目標と生活時間を整理できます。














