中一英語の復習は大人にこそ必要?やり直し5ステップと最重要文法5選
中一英語に苦手意識を持ったまま社会人になった方は、意外に多いものです。学生時代に英語でつまずいた記憶があると、「今さら復習しても遅い」と感じてしまいがちです。しかし実際には、中学1年生レベルの英語こそが大人の英語力を土台から支える最重要ゾーンです。
この記事では、大人が中一英語を復習すべき理由、押さえておきたい最重要文法5つ、効率よく復習できる5ステップ、つまずきやすいポイントと対策、そして独学を続けるコツまで体系的に解説します。英語を話せるようになりたい社会人に向けて、実践的な内容をまとめました。
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Contents
大人が中一英語を復習すべき3つの理由
中一英語は日常会話の60〜70%をカバーする
「中学英語を完璧にすれば日常会話ができる」という話を聞いたことがある方も多いと思います。これは根拠のある話で、中学1年生で学ぶ単語と文法だけでも、日常的なやり取りの大半をカバーできます。
具体的には、be動詞・一般動詞・基本的な疑問文・否定文・数字・時間・場所の表現といった要素が、日常英語の中核を占めています。海外旅行で道を尋ねる、レストランで注文する、簡単な自己紹介をするといった場面はすべて中一英語の範囲で対応できます。
大人の英語学習でよくある失敗は、基礎が固まっていないまま難しい表現や長文読解に挑んでしまうことです。中一英語を丁寧に復習することで、その後の学習スピードが大きく変わります。
文法の土台を取り戻すと聞き取り・話す力が伸びる
英語のリスニングとスピーキングは、文法の自動化が前提になっています。頭の中で文法を意識的に組み立てながら話そうとすると、どうしても遅くなってしまいます。文法が体に染み込んでいると、意識を使わずに文を組み立てられるようになります。
中一英語の文法パターンはシンプルで、繰り返し練習することで自動化しやすい特徴があります。たとえば “I am a teacher.” や “Do you like coffee?” といった基本文を声に出して繰り返すうちに、パターンが体に入ってきます。
リスニングでも同様で、英語を聞いた瞬間に意味が浮かぶためには、基本文法の素地が必要です。ネイティブの会話には中一レベルの文が大量に含まれており、ここの文法力が弱いと聞き取れる部分が一気に減ってしまいます。
学び直しで自信を取り戻せる
社会人が英語を勉強し直す際、心理的なハードルになるのが「自分はどこから始めればいいのかわからない」という感覚です。中一英語から丁寧に復習すると、「これはわかる」という成功体験が積み重なります。
中学1年生レベルは意外と短期間で手応えを感じやすく、英語に対する苦手意識が和らぎます。小さな達成感の積み重ねが、継続力に直結します。自信がないまま難しい英語に触れ続けるより、基礎を固め直すほうが結果的に近道です。
大人が押さえたい中一英語の最重要文法5つ
be動詞(am/are/is)
be動詞は英語のもっとも基本的な骨格です。主語によってam/are/isの3種類を使い分けます。
- I am a student. (私は学生です)
- You are my friend. (あなたは私の友人です)
- She is a doctor. (彼女は医者です)
よくある間違いは、主語を変えたときにbe動詞をそのままにしてしまうことです。「She am a doctor.」のように書いてしまう方が多いですが、主語がI以外の三人称単数のときはisを使います。
また、否定文では「be動詞 + not」で作ります。”I am not a teacher.” のように、be動詞の直後にnotを置くだけです。ここを覚えると否定文の基礎が固まります。
一般動詞(do/does/like/have等)
be動詞以外の動詞を「一般動詞」と呼びます。like、have、go、study、workなど、動作や状態を表す動詞がこれにあたります。
- I like music. (私は音楽が好きです)
- I go to the office every day. (毎日オフィスに行きます)
一般動詞の疑問文や否定文を作るときには、doやdoesという助動詞を使います。”Do you like coffee?” や “I don’t have time.” という構造です。
よくある間違いは、「Do you have? 」「I not go.」のようにdo/doesを使わずに作ろうとすることです。一般動詞の疑問文・否定文にはdo/doesが必要という点を最初にしっかり押さえておきましょう。
疑問詞(what/when/where/who/why/how)
疑問詞を使いこなすと、英語でできる質問の幅が一気に広がります。6つの疑問詞をまとめて「5W1H」と呼びます。
- What do you do? (何をしていますか? / 仕事は何ですか?)
- Where are you from? (出身はどちらですか?)
- How do you go to work? (どうやって通勤しますか?)
疑問詞は文頭に置き、その後ろに疑問文の語順(疑問詞 + do/does/be動詞 + 主語 + 動詞)が続きます。”What is this?” のようにbe動詞と組み合わせることも多く、まず基本の6つと使い方のパターンを覚えることが重要です。
三人称単数現在形(-s/-es)
主語が「I」でも「you」でもない1人や1つのものを指すとき、現在形の動詞に「-s」または「-es」をつけます。これを三人称単数現在形(三単現)といいます。
- He works at a bank. (彼は銀行で働いています)
- She teaches English. (彼女は英語を教えています)
- My father goes to the gym every morning. (父は毎朝ジムに行きます)
teachのようにchで終わる動詞にはesをつけます。また否定文では”He doesn’t work on Sundays.”のようにdoesn’tを使います。
三単現の-sはリスニングでも聞き取りにくく、ついつい忘れがちです。「主語が3人称単数のときはdoesを使う」という意識が定着するまで繰り返し練習しましょう。
現在進行形(be + ~ing)
現在進行形は「今まさに〜している」という、今起きていることを表す表現です。be動詞+動詞のing形の組み合わせで作ります。
- I am reading a book now. (今、本を読んでいます)
- She is running in the park. (彼女は公園を走っています)
注意点は、be動詞を現在の主語に合わせて変えることです。”She are studying.”のように間違えることがありますが、Sheに対してはisを使うため”She is studying.”が正解です。
また動詞によってingの付け方が変わります。runは “running”(最後の子音を重ねる)、makeは “making”(eを取ってingをつける)のように変化します。
大人が中一英語を効率よく復習する5ステップ
Step1 まず中一レベルのテストで現在地を把握
復習を始める前に、今の自分がどのレベルにいるかを確認することが重要です。現在地がわからないまま始めると、すでに理解している部分に無駄な時間をかけてしまいます。
NHK語学講座のWebサイトや、英語学習アプリの無料テストなど、中学レベルの診断が受けられるツールを活用しましょう。5〜10分程度の診断で弱点分野が浮かび上がります。
テストの結果をもとに、どの文法や単語に集中するかを決めると、その後の学習効率が格段に上がります。
Step2 教科書または初心者向け参考書を1冊選ぶ
参考書は1冊に絞ることが継続のコツです。複数の本を並行すると、どれも中途半端になりがちです。
「中学英文法が面白いほどわかる本」や「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」といった大人向けの学び直し参考書が書店でも揃っています。イラストや解説がわかりやすく、文法の説明が丁寧なものを選ぶと取り組みやすくなります。
また、NHK語学講座の「基礎英語」シリーズは大人の学び直しにも定評があります。音声も付いているため、リスニング練習と組み合わせるのに便利です。
Step3 文法→例文音読の循環を1日20分
文法を読んだだけでは、実際の会話で使えるようになりません。必ず例文を声に出して読む練習を組み合わせることが重要です。
方法は単純で、文法ルールを理解した後に、その文法を使った例文を5〜10回音読します。この繰り返しが自動化につながります。
1日20分の学習でも、週5日続けると月に6〜7時間の学習時間になります。「完璧に理解してから進む」より、「わかったらすぐ音読で定着させ、次に進む」という循環を意識しましょう。
Step4 簡単な英語ニュース・絵本でインプット
文法の学習を進めながら、平行して「本物の英語」に触れることがモチベーション維持にも役立ちます。
NHK World のニュースサイトや、BBC Learning Englishのレベル別コンテンツは、難易度を選べてインプット練習に適しています。子ども向けの英語絵本も、短文で中学レベルの文法が多く含まれており、音声を聞きながら追いかけるシャドーイング練習にも使えます。
Step5 月1回ゴールに対する進捗を見直す
英語学習が続かない大きな原因のひとつは、ゴールが曖昧なまま進めてしまうことです。月に1回、自分の英語学習の目的と進捗を振り返る時間を作りましょう。
「なんとなく英語を勉強している」ではなく、「半年後に英語で自己紹介できるようになる」「1年後に外国人の同僚と日常会話ができる」といった具体的なゴールを設定すると、学習の方向性が定まります。
振り返りのタイミングで教材の難易度や学習時間を調整することで、無理なく続けられる計画に修正できます。
中一英語の復習でつまずきやすいポイントと対策
be動詞と一般動詞の使い分け
英語を学び直した大人が最初にぶつかる壁が、be動詞と一般動詞の使い分けです。
be動詞(am/are/is)は「〜です」「〜にいます」という状態を表します。一方、一般動詞(like/go/work等)は動作や具体的な行為を表します。混同しがちな例文を比べてみましょう。
- I am a teacher. (私は教師です)→ 状態を表すのでbe動詞
- I teach English. (私は英語を教えています)→ 動作を表すので一般動詞
「I am teach English.」のように両方を使ってしまう間違いが起きやすいです。1つの文にbe動詞と一般動詞が同時に来ることはない(進行形は別)と覚えておくと整理しやすくなります。
三単現の-sの忘れ
「He work at a hospital.」のように、三人称単数の主語のときに動詞に-sをつけ忘れる間違いは、上級者でも起きやすいミスです。
会話のなかでは-sの省略は致命的ではありませんが、ライティングやフォーマルな場面では正確さが求められます。
対策は「主語を確認してから動詞を決める」習慣をつけることです。英文を書くときに「主語はI/you以外の1人・1つか?」と自問する癖がつくと、自然にsをつけることができるようになります。
疑問文・否定文の語順
一般動詞の疑問文や否定文を作るときに、do/doesをうっかり入れ忘れるミスが頻発します。
- 誤:You like coffee? → 正:Do you like coffee?
- 誤:I not drink coffee. → 正:I don’t drink coffee.
「一般動詞の疑問文はDoから始まる」「一般動詞の否定文はdon’tまたはdoesn’t」というルールを文の型として丸ごと覚えることが近道です。
発音・リスニングの音変化
書いて読める文が、実際のネイティブの発音では全然違って聞こえることがあります。英語には「音連結(リンキング)」や「音の脱落」があり、文字通りには発音されないことが多いからです。
例えば “I want to eat.” という文は、くだけた会話では「アイ ワナ イート」のように聞こえます。”want to” が “wanna” に変化する現象です。
こういった音変化は、音声教材を繰り返し聞いて耳を慣らすしかありません。音源付きの参考書やシャドーイング教材を使って、書かれた文と実際の音の対応を体で覚えていきましょう。
中一英語の復習を独学で続ける3つのコツ
学習を生活サイクルに組み込む
「時間ができたら勉強しよう」という考え方では、忙しい社会人はなかなか続けられません。英語学習をルーティンの一部として組み込むことが継続のポイントです。
たとえば、通勤中にリスニング音声を聞く、昼休みに参考書を10分読む、夜のシャワー後に音読練習を5分するなど、すでに習慣化している行動とセットにすると定着しやすくなります。
特別な時間を作ろうとするより、「この時間はいつも英語」という固定パターンを作ることが継続の鍵です。
進捗を見える化する(学習ログ)
人間のモチベーションは、成長を実感したときに上がります。学習ログをつけることで、自分が着実に前進していることを可視化できます。
方法はシンプルで十分です。スマートフォンのメモ帳やGoogleスプレッドシートに、「日付・学習内容・学習時間」を記録するだけでも効果があります。1週間後に振り返ると、たとえ1日10分でも積み重なっている様子が見えます。
30日続いたら自分へのご褒美を設定するなど、ゲーム感覚を取り入れると継続しやすくなります。
同じ目標の仲間を作る
独学で英語を学ぶ最大の弱点は、誰にも見られていないと気が緩むことです。同じ目標を持つ仲間や、学習コミュニティに参加することで、適度なプレッシャーと刺激を得られます。
SNS上には「英語学習垢(アカウント)」として学習記録を公開しているユーザーが多く、コミュニティとして機能しています。英語カフェや語学交流イベントへの参加も、モチベーション維持に効果的です。
独学で限界を感じたらコーチングという選択肢
独学には多くのメリットがありますが、限界も明確です。弱点がどこか自分では正確に把握しにくいこと、モチベーションが落ちたときに立て直しにくいこと、方法が正しいかどうか判断しにくいことが典型的な課題です。
特に大人の英語学習は、仕事や家庭と並行して続ける必要があります。「時間が取れず、また途中で止めてしまった」という経験を繰り返してきた方にとって、独学だけで完走するのは簡単ではありません。
そこで検討したいのが英語コーチングです。コーチングでは、専属コーチが現在の英語力と目標を分析したうえで、個人に合った学習設計を立ててくれます。週次のレビューで進捗を確認しながら、必要であれば計画を修正してもらえるため、独学で陥りがちな「なんとなく勉強している」状態を防ぐことができます。
イングリードでは、SLA(第二言語習得)に基づいた学習設計と、週次レビューを行う専属コーチのサポートにより、社会人でも続けやすいオンライン完結の環境を提供しています。「中一英語の復習から始めたい」という方も、まずは無料カウンセリングでご相談いただけます。
まとめ:中一英語の復習が大人の英語力の土台になる
中一英語の復習を通じて得られることをまとめます。
まず、be動詞・一般動詞・疑問詞・三単現・現在進行形という5つの最重要文法は、英語の日常会話の土台を構成しています。これらが体に入ることで、リスニングとスピーキング全体のスピードが上がります。
復習の進め方としては、現在地の確認→教材選び→音読の循環→本物の英語へのインプット→月次振り返りという5ステップが有効です。独学を続けるためには、ルーティンへの組み込み・進捗の見える化・仲間の存在が助けになります。
「今さら遅い」という思い込みを手放して、中一英語から一歩踏み出してみてください。基礎を丁寧に固めることが、英語力を伸ばす一番の近道です。
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