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転職を有利に進めたいならTOEIC! 企業がTOEICを重視する理由と転職に必要なスコアとは?


転職を成功させるなら「TOEICスコアを取ったほうがいい」という言葉。社会人であればどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

他にも企業の採用条件にTOEICスコアが必須だったり、転職エージェントからTOEICスコアを上げるようアドバイスされたりと転職活動においてTOEICはきっても切り離せない存在となってきました。

ではTOEICとはそもそもどのような試験で、本当に転職に役に立つものなのでしょうか。

転職活動で企業がTOEICを重視する理由や、転職に必要なTOEICスコア、TOEICを活かせる仕事について解説していきます。

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Contents

TOEICのスコアが高いと転職では断然有利

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結論から言うと、TOEICのスコアが高いと転職は有利になります!なぜTOEICで転職が有利になるのか、その理由について解説していきます。

改めてTOEICについておさらい

TOEICとは、日常生活やグローバルビジネスにおける英語力を測定するテスト。

TOEICテストにはいくつか種類がありますが、一般的にTOEICというと「聞く力」「読む力」を測る TOEIC Listening & Reading Testのことを指します。

リスニングパートとリーディングパート合わせて200問を2時間で解答し、990点満点でスコア判定され、合否判定がないことが特徴。

2018年は245万人もの大学生や社会人が受験しており、日本でもっとも知名度の高い英語試験となっています。

TOEICは何種類ある? 各テストの特徴や選び方をわかりやすく解説

企業が求めるグローバル人材とは?

「グローバル人材」と言っても、人それぞれイメージはさまざま。

グローバル人材について、文部科学省は以下のように定義しています。

日本人としてのアイデンティティを持ちながら、広い視野に立って培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するためのコミュニケーション能力と協調性、新しい価値を創造する能力、次世代までも視野に入れた社会貢献の意識などを持った人。

さらに、厚生労働省が企業経営者にグローバル人材の定義について調査をした結果がこちら。

未知の世界、時に非常に厳しい環境に「面白そうだ」「やってみたい」という気持ちで、積極的に飛び込んでいく前向きな気持ち、姿勢・行動力を持っていること。一皮、二皮剥けるため「最後までやり抜く」「タフネスさ」があること。しっかりと自分の頭で考え、課題を解決しようとすること。

これら2つの定義をまとめると、グローバル人材とは、

日本人としてのアイデンティティを持ち、語学が堪能であり、異文化や新しい価値を理解し、コミュニケーション能力と協調性を持ち合わせている。さらに、積極的に未知の世界に飛び込める行動力、最後までやりぬくタフネスさ、自分で考え行動し課題を解決しようとする力がある。

と定義できるのではないかと考えます。

英語力を活かすことで狙える業種や役職

英語力を活かす仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。英語力向上により活躍が期待できる職種をまとめました。

翻訳家や通訳者のように英語力そのものが仕事、というものではなく、英語はあくまでも仕事のツールであることを前提としています。

国内営業

海外で人気のデジタル機器や食品、教育商材、または訪日外国人へのサービスを日本市場へ販売する。

海外営業

インフラ、建設、自動車、半導体、機械、医薬品など日本が世界に誇る商品を海外へ販売する。

マーケティング

日本の製品を海外に売り込むために、海外の事業者と連携しながら海外市場の調査や商品開発をする。

人事・労務

グローバル企業において海外現地法人の労務管理をしたり、外国人スタッフの採用まで手掛ける。

貿易事務

海外製品の輸入や自社製品の輸出時に必要となる申請・契約書類の作成、さらには通訳まで担う専門職。

IT・通信エンジニア

システム開発や通信インフラの構築、運用保守から専門知識を活かしたコンサルティング業務まで。

建築・土木エンジニア

グローバル展開しているプラント、土木、建築などの企業でエンジニアとして設計や開発などを担当する。

法務

国際法務として、海外の取引先との契約書作成やコンプライアンス業務、訴訟対応などを担う。

金融

グローバル企業において、トレードファイナンスやM&A、海外審査など高度で専門的な業務を行う。

コンサルタント

主に外資系のコンサルティングファームにおいて、顧客がもつ課題に対してソリューションを提供する。

旅行・観光

海外旅行の企画立案、営業までさまざま。訪日外国人をターゲットにしたインバウンド事業が急成長している。

ズバリ、日本企業はTOEIC推しです!

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TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会(以下、IIBC)が2013年に実施した調査によると「採用時にTOEICスコアを参考にする」「参考にしていることがある」と答えた企業は全体の69.3%という結果に。

実に7割の企業が採用時にTOEICスコアを参考にしていることが分かりました。

この調査は少々古いデータではありますが、グローバル化が加速する近年より多くの企業がTOEICスコアを採用時に参考にしていると考えてよいでしょう。

また、TOEICは「スコア」によって客観的に英語力を評価することができます。そのため、英語力の高い人材を求めている企業にとっては、効率的に採用活動を進めることができるというメリットもあります。

日本の企業の多くがTOEIC推しであることは間違いありません。

TOEICスコアを採用要件にしている企業一覧

どのような企業が採用時にTOEICスコアの基準を設けているのでしょうか。

商社、自動車、コンサルテーション、IT、インバウンド、製薬、旅行などさまざまな業界で英語力が必要になる職種があり、採用条件にTOEICスコアが求められています。

TOEIC900点以上

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン

TOEIC800点以上

  • 楽天
  • 京セラドキュメントソリューションズ
  • プラダジャパン
  • アビームコンサルティング

TOEIC700点以上

  • 本田技研工業
  • アマゾン ウェブ サービス ジャパン
  • ファーストリテイリング
  • トレンドマイクロ
  • JTB
  • レオパレス21
  • ベイン・アンド・カンパニー
  • 伊藤忠アビエーション
  • ヒューマングループ
  • フィリップス・ジャパン
  • 小野薬品工業株式会社
  • アクセンチュア
  • 日鉄ソリューションズ

TOEIC600点以上

  • 京セラ
  • アデコ
  • オリックス
  • 羽田空港サービス
  • ANA
  • Peach Aviation
  • ヒビノ
  • 三菱ロジスネクスト
  • 日立製作所
  • 三菱自動車工業
  • パナソニック
  • 日産
  • フィリップス・ジャパン
  • 日本オラクル

日本でも急速に進むグローバル化の波

日本市場は成熟してしまい縮小傾向にありますが、反対に海外市場はまだまだ可能性を秘めており、海外進出を狙った企業の動きは活発になっています。

JETRO(日本貿易振興機構)が2020年2月に発表した調査結果によると
「新たに海外進出したい、さらなる海外進出の拡大を図る」と答えた企業は全体の6割となり、2011年から2019年までほぼ横ばいという結果に。

企業は今もなお海外市場の規模と成長性に大きな魅力を感じていることが分かります。

さらにグローバル化が進むもうひとつの背景として、訪日外国人が急増していることも挙げられます。

日本政府観光局の発表によると2009年に678万人いた訪日外国人の数は、10年で約5倍近くにまで急増し、2019年には3188万人を記録しました。

これによりインバウンド事業が活発になり、旅行、観光、宿泊、飲食業などでは訪日外国人向けのサービスを拡大させています。

オリンピックでさらに注目をあびている日本では、世界と共に戦えるグローバル人材が必要不可欠になってきているのです。

採用要件にTOEICを入れている狙いとは?

企業がグローバル人材を求めていることは分かりました。では、なぜ多くの企業が採用時にTOEICを取り入れているのでしょうか。

即戦力として働ける転職者を採用したいからTOEIC

転職者に企業が期待しているのは「即戦力」です。すぐに利益を生んでくれる優秀な人材を求めています。

効率的かつ確実に優秀な人材を見つけ出すために、その目印としてTOEICスコアを利用しているのです。

例えば履歴書に「ビジネスレベルの英語ができる」と記載したとしましょう。抽象的すぎて人事はその人の英語力を評価することができません。

しかし、TOEICで客観的に英語力を証明すれば「TOEIC800点あれば英語でプレゼンもできるし、海外営業もできる優秀な人材だ」と人事はあなたを評価することができます。

ハイスコアなら「地頭がよく」「努力できる」という印象

TOEICスコアは英語力だけでなく、ほかにも良い印象を与えることができます。

TOEICでハイスコアを取得するためには、それなりに努力が必要です。高いスコアを目指すほど集中して勉強したり、自分の弱点と向き合わなければなりません。

そのため、TOEICスコアを保持していることで「忍耐力がある」「集中力がある」「頭の回転が早い」「柔軟な発想ができる」という印象も与えることができます。

数十万~数百万円の教育コストを抑えたいという思惑

企業が社員をゼロからグローバル人材に育てるためには、教育のためのコストがかかります。

英会話講師派遣やeラーニング、海外研修などさまざまなトレーニング体制を整備とすることで、社員1人の教育にかかる費用は数十万円〜数百万円にのぼります。

莫大なコストは企業にとってリスクにもなってしまいます。また、社員のモチベーションが低く「トレーニングをやらされている状態」に陥ってしまうと、どれだけ質の高いトレーニング体制を整備してもグローバル人材は育たないのです。

実際に、社員の教育コストと成果のギャップに悩む企業は多くあります。

このような理由から、すでに英語力があり即戦力となる優秀な人材は企業にとって非常に魅力的な存在なのです。

転職前の社会人が最も注目しているのがTOEIC

TOEICは知名度も高く企業から英語力がある優秀な人材と評価してもらえる、ということからTOEICの有用性がお分かりいただけたかと思います。

転職活動を成功に導いてくれるツールを有効活用しよう、ということで転職前の多くの社会人がTOEICに注目しているのです。

転職で必要になるTOEICスコアを職種別で紹介

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TOEICで何点とれば、英語を仕事に活かせるようになるのでしょうか。TOEIC500点〜900点にかけて詳しくみていきましょう。

TOEICスコア:500点未満の転職

TOEIC500点未満の場合、基本的な英語力が身についていないレベルと判断されるため、転職活動には使えません。

TOEIC500点未満であることを履歴書に記載してしまうと「英語ができないこと」をアピールしているようなもので、逆効果になってしまうため要注意です。

TOEICスコア:500~600点の転職

TOEICの平均点は590点前後です。TOEIC500点〜600点未満では平均点かそれ以下のレベルとなり、転職活動には使えません。

TOEIC600点未満であることをわざわざ履歴書に記載すべきではありません。企業にマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。

TOEIC500点は最初の壁? 到達するまでに必要な学習時間やよくある問題点について解説

TOEICスコア:600~700点の転職

ビジネスパーソンに求められる英語力の最低ラインがTOEIC600点〜と言われています。

英語で簡単な事務作業ができる、決まったフレーズを使えばお客さんの対応ができるレベルの仕事が対象になります。

特に旅行、観光、飲食、宿泊業界などのインバウンド事業に携わりたい人は、TOEIC600点が目安になります。

TOEIC600点で何ができる? 各パートの対策やおすすめの勉強方法を紹介

転職できる仕事

  • インバウンド事業のサービススタッフ
  • グランドスタッフ、キャビンアテンダント
  • グローバル展開している日系企業の事務員

TOEICスコア:700~800点の転職

TOEIC700点台になると一般的な事務作業だけでなく、英語で専門的な業務もできるようになります。

TOEIC700点を取得していれば、英語で仕事ができるスタートラインと評価してもらうことができるでしょう。

外資系企業を志望する場合、TOEIC730点が足切りラインと言われているため、最低でもTOEIC730点を取得することをおすすめします。

TOEIC700点で一流ビジネスマンへの道を切り開く! 英語力はキャリアアップの最短ルート

転職できる仕事

  • 海外製品の国内営業
  • IT、通信エンジニア
  • 貿易系の事務員

TOEICスコア:800~900点の転職

TOEIC800点台を取得していれば、問題なく英語で仕事ができるレベルと評価されるはずです。面接でも自信をもって英語力をアピールすることができます。

英語の4技能「聞く」「読む」「話す」「書く」力を上手く使いこなせることができれば、グローバル人材として活躍できるようになるでしょう。

TOEIC800点でグローバル人材に! 一流のビジネスパーソンになるなら英語はもっとも有効な自己投資

転職できる仕事

  • 国際物流や商社の海外向け営業
  • 外資系企業の秘書、会計、法務

TOEICスコア:900点以上の転職

TOEIC900点以上を採用条件にする企業はわずかですが、大手外資系企業の一部部署ではTOEIC900点以上を必要とするところもあります。

TOEIC900点を取得している人はかなり貴重な存在ですので、転職時にはライバルとも差をつけ選考を有利に進める可能性が高いです。

英語の4技能はもちろんのこと、英語での交渉力もあるとさらに活躍の場が広がるはずです。

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  • 国際物流や商社の海外向け営業
  • 国際法務、経理、M&A、広報

年代別の転職で必要になるTOEICスコアを紹介

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企業や職種によって求めれるTOEICスコアが変わりますが、実は年齢によっても求められるスコアは異なります。

20代で必要になるTOEICスコア

20代で必要なスコアはTOEIC600点です。

20代で転職する場合は第二新卒として扱われることが多く、即戦力というよりもこれからのポテンシャルが重要視される傾向があります。

英語力が得意でなくても「仕事をしながら英語力を身につけていけばいい」というスタンスの企業が多いはずです。

20代で転職を考えている場合は、最低TOEIC600点を取得を目指しまし、面接では「もっと英語力を伸ばしていきたい」という英語学習に前向きな姿勢をみせましょう。

30代で必要になるTOEICスコア

30代といえば即戦力として企業がもっとも欲しがる世代。転職に必要なスコアはTOEIC730点です。TOEIC700点オーバーで、基本的なことは英語で仕事ができるレベルであることをアピールできるでしょう。

外資系企業への転職を目指す場合、730点では足きりぎりぎりのラインになります。余裕をもって転職活動するのであれば、ライバルとの差をつけるためにもTOEIC800点以上取得しておくことをおすすめします。

また、将来的に英語を使った仕事でマネージャーポディションを目指すのであれば、30代前半でTOEIC 800点を取得しておいた方が、年齢を重ねてから再び勉強しなおすよりも楽になります。

40代で必要になるTOEICスコア

40代になると即戦力はもちろん後輩の教育やチームのマネジメント能力も重視されます。外国人のチームメイトや部下がいるようなグローバルチームで働くことを考えると、TOEIC800点以上は必須です。

ただし、TOEIC800点があるからと安心しないように。

プレイヤー兼マネージャーの立ち位置として働く40代は、英語を公用語としてチームをまとめたり部下の指導をしなければなりません。

40代の転職ではTOEICスコアに加えて、これまでの実績をもとに高い英語力を証明する必要があります。

転職活動を有利に進めるにはTOEICが有利

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企業はグローバル人材を求めており、採用時にTOEICスコアを参考にしています。TOEICスコアが転職活動を後押ししてくれることは間違いありません。

では、TOEICでハイスコアを取ると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

キャリアや勤務地(海外含む)の選択肢が広がる

英語ができることで仕事の幅が広がります。よりやりがいのある仕事に出会ったり、キャリアアップに繋がることでしょう。

さらに海外を相手に仕事をすることで、海外のビジネスマインドを直に学んだり、異なる文化や価値観への理解が自己成長にも繋がることでしょう。

グローバル人材として活躍できるようになれば、拠点を海外に移すことも可能に。英語力は将来の可能性を確実に広げてくれるでしょう。

海外駐在に必要な英語力とは? 駐在を目指す人、駐在が決まった人、駐在をしている人に必要な勉強法を解説

転職をしなかったとしても、元の会社で昇進できる可能性

IIBCが2013年に実施した調査によると60%の企業が「TOEICスコアを昇進・昇格の要件にしている、その可能性がある」と答えました。

多くの企業がグローバル人材を必要としている現在では、その割合をさらに伸ばしている可能性も。

TOEICは転職だけでなく、あなたのキャリアそのものに良い影響を与えてくれるでしょう。

英語ができないと昇進は無理? 英語力の差が生涯年収を大きく左右する時代

転職サイトの登録後に、スカウトメールが倍増する

企業がグローバル人材を求めていることで、転職エージェントも必然的に英語力の高い人材を探します。その目印となるのがTOEICスコアです。

転職エージェントが候補者を企業に推薦するとき「英語力が高く御社の即戦力となるはずです」と抽象的な内容よりも「TOEIC830点を保持しており即戦力となるはずです」のほうが採用の可能性が高くなります。

英語力の高い優秀な人材を逃さないように、転職エージェント各社はこぞってTOEICハイスコア取得者に向けてスカウトメールを送るのです。

英語習得に投資しても、年収アップで投資額を取り戻せる

世の中にはさまざまな自己投資がありますが、英語はもっとも有効な自己投資といえるのではないでしょうか。

それは収入面でのリターンが大きいからです。実際は、英語ができる人とできない人の収入には大きな差があります。

あるデータによるとTOEICスコアが高いほど年収が高くなり、英語力と収入は比例するということが分かっています。TOEIC700点ホルダーとTOEICスコアがない人では年収が200万円変わる、という報告もあります。

つまり、英語習得のために投資したとしても数年後には投資金を取り戻せる可能性があるということ。転職も成功し、キャリアアップにもつながり、投資額もペイできてしまう投資なんて英語以外にあるのでしょうか。

アフター・コロナをどう生きる? 在宅時間が多いイマだからこそ自己投資をして将来に備えよう!

1,000人以上の転職支援実績を持つプロが語る「英語と転職」

メーカー転職を専門的に支援している「株式会社タイズ」によると、メーカーエンジニアの世界においても、グローバル化の進展やプラント建設に伴い、海外案件が増えています。特に労働人口が多くて人件費も安い東南アジアや石油資源が豊富な中東からの受注が盛ん。 当然、現地のクライアントとコミュニケーションを取るには、言葉が通じなくてはいけません。現地の公用語を話せるのが望ましいですが、エリアによっては英語でも十分に通用しますので、TOEICで600~730点のスキルが一つの目安とされているとのこと。

TOEICスコアを転職のためにアップさせるには?

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何度も言いますが、TOEICは転職やキャリアアップを有利に進めてくれます。では転職に向けてTOEICスコアをアップさせるためには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。

転職活動のゴールを設定し、逆算して学習プランを設計

一般的に転職活動に必要な期間は3ヶ月〜6ヶ月。英語力を身につけるのであればさらに期間が必要になります。

「1年後には外資系企業に転職する」という目標があったとすれば、はじめの6ヶ月間は英語学習に集中しTOEICスコアを上げて、残りの6ヶ月で転職活動をする流れになります。

1年はあっという間に過ぎてしまいます。確実に転職を成功させるためには、目標から逆算して綿密に計画をたてることをおすすめします。

英語は学習スケジュールを立てるのが大切! 英語コーチングが推奨する日々のスケジュールとは?

社会人のTOEIC対策に特化した方法で英語学習に取り組む

英語力を身につけるためであればTOEIC以外にもさまざまな学習方法がありますが、転職に向けてTOEICスコアを伸ばすことにフォーカスするのであれば、TOEIC対策に特化した方法で学習に取り組むべきです。

TOEIC頻出の単語帳やTOEIC対策に特化した参考書が数多く発売されています。

限られた時間で効率よくTOEICスコアを伸ばすのであれば、TOEICだけに絞って学習することが重要です。

【TOEIC対策】戦略的な学習プランで最短攻略! TOEIC対策のプロが提案する3ヶ月で200点アップを実現する方法
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独学で結果がでなければ、英語コーチングサービスを利用

「独学でTOEICスコアを上げよう」と思ったものなかなか上手くいかないこともあります。

独学の壁にぶつかると「自分にあった学習スタイルが知りたい」「 モチベーションを維持していくのが大変」という悩みがでてくるかもしれません。

そんな時は英語コーチングサービスの利用をおすすめします。

英語コーチングサービスとは、専任のコーチが生徒の英語学習を手厚くサポートしてくれるサービス。生徒とコーチの二人三脚で、目標スコアまで最短ルートで走り抜くことができます。

特にオンライン型のコーチングサービスであれば、インターネット環境があればどこからでもコーチングを受けることができるので、仕事で忙しい日が続いても安心。

英語コーチングサービスで短期的にTOEICスコアを上げて、転職を成功させましょう。

英語コーチングは新たなステージへ! 利用者のニーズや問題に応えたコーチングを提供するENGLEAD(イングリード)
英語を習得するには合計3,000時間の学習時間が必要とされています。しかし、仮に半分の1,500時間を勉強しようと思った時に、毎日1時間の勉強をしても4年以上の歳月が必要になります。...

外資系企業や海外勤務を希望するなら英語面接対策もしておく

外資系企業では採用担当者が外国人のときもあり、英語で面接が進められることもしばしばあります。

面接はただでさえ緊張するもの。しっかりと対策していかなければたどたどしい印象でマイナスイメージになりかねません。

せっかく掴んだチャンスを逃さないためにも、英語面接があるのか事前に転職エージェントや人事に確認しておき、面接対策は入念に行いましょう。

TOEICスコアを生かした転職先の探し方

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あなたのキャリアを輝かせる次の職場はどこにあるのでしょうか? ここでは転職先の探し方について紹介します。

転職者向け求人サイト

求人情報を掲載している転職サイトで求人票を検索することができます。

サイト内にある検索窓に「TOEIC 700」「TOEIC 800」と検索することで、TOEICスコアを採用条件にしている企業を探すことができます。

また、ほとんどの転職サイトで「英語力を活かせる仕事特集」や「外資系特集」など、類似した条件の求人がまとまったページがあり、英語を使う仕事に就きたい人や外資系企業を目指している人にはおすすめです。

転職者向け人材エージェント

求人の内容を知り尽くしている人材エージェントに任せることも1つの手段です。

エージェントを使うメリットは、転職サイトに掲載されていない未公開求人があることです。これまでの経歴と英語力、志望職種などすべてを把握したうえで優良求人を紹介してくれる可能性があります。

キャリアアップを狙うのであれば、エージェントを利用してキャリアアップに繋がる会社を探しましょう。

SNS(LinkedInなど)

最近はビジネスに特化したSNSも人気になってきました。

企業と求職者が直接つながることのできるサービスで、Facebookのビジネス版のようなイメージです。

求職者は企業に直接自分を売り込むことができ、企業は欲しい人材をダイレクトに探しスカウトすることができます。

第二新卒、ベンチャー企業、IT系などサイトによって特徴があるので、自分の経歴にあったSNSを探してみてください。

海外のキャリアフォーラムに参加

海外のキャリアフォーラムはかなりレベルが上がりますが、グローバル企業の人事や上層部と直接会って話をすることができます。

バイリンガルやそれに相当するレベルの語学力をもった人のためフォーラムですので、ライバルもかなり手強いようです。

海外を拠点に仕事がしたい人、世界的なグローバル企業で働きたい人にとっては有意義なものとなるでしょう。

メーカーに転職をするなら?

メーカーでの転職を探しているのであれば、独自の「アナログマッチング®」を掲げ、社風や働きごこちまで含めてひとりひとりにあった求人を厳選して紹介してくれる、関西メーカー専門の転職エージェント「タイズ」がおすすめ。

業界大手企業とのコネクションがあるだけでなく、手厚いサポートを受けられることで、高い採用率を実現しています。

TOEIC学習をはじめるタイミングで、無料のキャリアカウンセリングを受講し、目標とするレベルの解像度を上げておくのもよいでしょう。

結論:社会人の転職ならTOEIC 730点は欲しい!

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TOEICは間違いなく転職に有利です。TOEICスコアを伸ばすことで将来の選択肢が広がるだけでなく、グローバルなキャリア形成、収入アップにも繋がります。

ここまでリターンが大きく、さらに仕事をしながらでも継続できる自己投資は「英語」以外にないでしょう。

転職を考えている人は、転職活動を成功させるためにまずはTOEIC730点を目標にしましょう。

独学に限界を感じた時は、英語コーチングサービスを使うことで3ヶ月後にはTOEIC730点に到達することも夢ではありません。

今こそTOEICで英語力を磨いてグローバル人材としてのキャリアを切り開きましょう。

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