TOEIC900点でグローバルキャリアを築く! ビジネスで成功するなら英語力で差をつけろ | イングリード
法人のお客様はこちらchevron_right
  TOEIC 900

TOEIC900点でグローバルキャリアを築く! ビジネスで成功するなら英語力で差をつけろ


現代のビジネスパーソンにもっとも必要とされるスキルはなんでしょうか。

TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(以下、IIBC)が実施した調査によると、ビジネスパーソンに求められるスキル第1位は「英語力」であることが明らかになりました。

マネジメント能力や論理的思考、コミュニケーション能力をおさえて「英語力」がトップに立ったことは、市場のグローバル化が加速していることを示唆しているでしょう。

一般的に英語を使ってフレキシブルに仕事ができるレベルはTOEIC900点からと言われていますが、TOEIC900点とは具体的にどのくらいのレベルなのでしょうか。

TOEIC900点取得者の市場価値や、TOEIC900点に到達するため学習方法についてもみていきましょう。

【TOEIC対策】戦略的な学習プランで最短攻略! TOEIC対策のプロが提案する3ヶ月で200点アップを実現する方法
就職や転職などのキャリアアップに繋がる、英語の基礎構築に効果的といった理由で、日本国内では最も普及している英語力診断テストとして、2018年には約266万人が受験をしたTOEIC。...

TOEIC900点の能力や就職市場での評価

TOEIC 900 市場価値

国際ビジネスコミュニケーション協会(以下、IIBC)が公開しているデータによると、2019年度のTOEIC公式試験を受験した約245万人のうち、TOEIC900点以上を取得した割合はたったの3.5%という結果に。

この割合は日頃から英語学習に励むTOEIC受験者を母数にしたものなので、日本人全体を母数にするとさらに少ない割合となるはずです。

IIBCが公開している他のデータをみると、TOEIC900点レベルの英語力を持った日本人は全人口の1%に満たないのではないかと推測されます。

TOEIC900点のスコアをCEFRで見る

CEFRとは、ヨーロッパで作成された外国語学習者の習熟度レベルを6段階で示すガイドラインのことです。欧米では広く認知されています。

TOEIC 900 CEFR

出典:IIBCホームページ

TOEIC900点は、CEFRでいうとB2に該当し中上級レベルです。上級のC1にはまだ届かないレベル。

さらにTOEICと同じくメジャーな試験である「英検」、海外大学進学などの際に必要とされる「TOEFL」「IELTS」のスコアに換算してみました。

英検:1級
IELTS:7.0
TOEFL:74

TOEIC試験はリスニングとリーディングの情報処理能力を測る試験です。英検、IELTS、TOEFLとは問われる能力が異なるため、上記のスコア換算が必ずしもTOEIC900点と同レベルとは言えません。あくまでも参考程度にとどめておきましょう。

TOEIC配点の仕組みとTOEFL/IELTS/英検とのスコア換算について

TOEIC900点でできること

TOEIC900点といえば「英語ができる人」のイメージがありますよね。実際にはどのようなことが英語でできるレベルなのでしょうか。

  • 雑誌の記事の内容を理解することができる
  • 自分の専門分野の高度な専門書が理解できる
  • 海外との電話会議に参加することができる
  • ひとりで海外出張を担当することができる

自己紹介や出身、趣味の話のように日常的な会話であれば問題なくコミュニケーションを取ることが可能です。海外旅行も問題なく楽しむことができます。

ご存知のようにTOEICは英語のリスニングとリーディング能力を測る試験であるため、ライティングとスピーキングの能力を知ることはできませんが、TOEIC900レベルであればビジネスシーンでもフレキシブルに活躍できる基本スキルをすでに持っています。

国際的に活躍するビジネスパーソンになるためには英語の総合力が重要です。TOEICでリスニングとリーディングだけ伸ばしても現実世界では役に立たないと考えてください。

TOEIC対策ばかり取り組んで900点に到達した人は、あとあとスピーキングができずに苦労するというのはよくある話です。TOEIC900レベルの真の英語力を養うためには、スピーキングやライティングの技能も同時に伸ばすことが大切です。

稀にTOEIC990点満点を目指す人がいますが、その必要はありません。満点を目指すメリットがあるのはTOEIC専門講師やTOEICマニアくらいです。満点を目指すことは、ほとんどの人にとって本質的ではありません。

そのためTOEIC900点に到達したら、TOEFLやIELTSなどアカデミックを問う試験や、ビジネス英会話に切り替えて英語の実戦力を磨くことをおすすめします。

就職・転職市場での評価

TOEICは多くの企業が採用活動や昇級の条件に採用していることも有名です。

前述したように、TOEIC900点オーバーの割合は3.5%とかなり貴重な存在なので、社内で英語キャラを確立できるほどのインパクトを持っていると言えます。国際部門や海外駐在員への候補として採用してもらえる可能性も高いです。

新卒でTOEIC900点があれば、就職活動で困ることはほとんどないと考えてよいでしょう。企業が新卒社員へ求めるTOEICスコアは約600点といわれているため、TOEIC900点あればライバルとかなりの差をつけることができます。

当たり前ですが、中途採用の場合はこれまでの実務経験が重視されるため、TOEICスコアだけで勝負することはできません。これまでの仕事の実績と英語力の両方をうまくアピールすることができればキャリアアップに繋がることでしょう。

就職戦争に勝つならTOEICを上げろ! なぜ企業はTOEICハイスコア保持者に熱い視線を送るのか?

転職を有利に進めたいならTOEIC! 企業がTOEICを重視する理由と転職に必要なスコアとは?

基礎がある場合とない場合のLR比率

TOEICにはリスニングパートとリーディングパートがありますが、リスニングパートのほうがスコアを伸ばしやすい傾向にあり、反対にリーディングパートはなかなかスコアを伸ばしにくくなっています。

リーディングパートは難易度の高い単語やパラフレーズ(言い換え)が出題されたり、解答時間の短さが壁となり、スコアを伸ばすまで時間がかかるのです。

大切なのは両パートでバランス良くスコアを取ること。どちらかに偏ってしまうと、いざ英語を使って仕事をしようにも、英語の総合力が足りずにビジネスシーンで通用しない可能性があります。

同じようにTOEIC900点を取得しても、以下のように両パートのスコアバランスが崩れている人は、リーディングのスキルが追いついていないということ。今後も英語力を高めていくために弱点は早めに克服しておきましょう。

基礎力がある場合の例

リスニングパート 445点+リーディングパート 455点=TOEIC 900点

基礎力がない場合の例

リスニングパート 490点+リーディングパート 410点=TOEIC 900点

TOEIC900点の壁を破れない人の特徴

TOEIC 900 壁

TOEIC900点に到達できない人は何が足りないのでしょうか。課題を4つまとめてみました。

TOEIC900点の課題①/文法知識

高校・大学受験レベルまでの文法知識は一通り習得しているはずですが、長文読解になると理解に時間がかかっている可能性があります。

パート⑥や⑦の長文読解で読み返りしてしまう人は、正確性とスピードを保ちながら読み返りをせず冒頭から一気に読み進める練習が必要です。

参考書選びでTOEICに勝つ! 目的にあった参考書を選べるかがTOEICの成果は決まる!

TOEIC900点の課題②/単語知識

TOEIC800点と900点を分けるのは「単語の知識量」と言われているほど単語は重要です。単語知識によってリーディングパートの正解率が変わってきます。

TOEICの単語帳だけでなく英字新聞や洋書に触れて、幅広く英単語を習得することをおすすめします。

TOEICに必要な英単語は”たった”4,000語? 耳から覚える記憶法で効率的に単語を攻略しよう!

TOEIC900点の課題③/発音知識

発音ルールに基づいた発音を習得できていません。正しく発音できる音は、正しく聞き取ることができるようになり、情報処理のスピードも各段に上がります。

TOEICのリスニングパートに限らず、現実世界でも相手が言っていることがわからなければコミュニケーションが成り立たないので、英語を習得したければ発音知識は必須と考えましょう。

英語のリエゾンを理解すれば一気にリスニング力が向上? リエゾンの主なパターンと特徴、習得方法をプロが解説

TOEIC900点の課題④/時間配分

TOEICは英語の情報処理能力を測る試験なので、解答スピードが求められます。

リーディングパート解答時間75分のうち、パート⑤⑥をそれぞれ約10分、パート⑦を約55分で解けるように配分する必要があります。日頃から解答時間を意識して学習することが大切です。

TOEICは時間配分を見直すだけで劇的にスコアアップする? リーディングとリスニングの対策を解説

TOEIC900点の壁を破るために必要なこと

TOEIC 900 必要なこと

TOEIC900点に到達するためにはどのくらい学習する必要があるのでしょうか。ここでは目標スコアに到達するための必要学習時間と、各パートの目標点数について解説します。

レベル別の必要学習時間

一般的にTOEIC900点を取得するのに必要とされている学習時間です。

TOEIC250点からTOEIC900点
1750~2150時間 / 1日3時間の学習で約650日

TOEIC600点からTOEIC900点
1300〜1550時間 / 1日3時間の学習で約470日

TOEIC750点からTOEIC900点
700〜850時間 / 1日3時間の学習で約260日

スコアが高くなるほど難易度が増しより多くの学習時間が必要となります。TOEIC500点→700点への200点と、TOEIC700点→900点の200点は、同じ200点でもまったく別物です。

各パートの目標点数を算出する

次にTOEIC900点を取得するための目安についてみていきましょう。

TOEIC900点の壁を突破するためには、最低でもリスニングパートで95%以上、リーディングパートで91〜95%以上の正解率が必要になります。

相当な難問でないかぎりほぼ正解を目指したいところ。特にパート⑦でどれだけ正解できるかがTOEIC800点台と900点を分けるポイントになります。

より詳細な目安を知るために、各パートで何問正解すればTOEIC900点に到達できるのかを以下にまとめてみました。

TOEIC公式テストを受験する前に、TOEIC公式問題集やTOEIC模擬試験などを解いてみて各パートで何問正解することができるのか是非チェックしてみてください。

パート①/TOEICリスニング(6問)
【写真描写問題】TOEIC900点の目安:6/6問正解

1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送されます。4つのうち、写真をもっとも的確に描写しているものを選びます。

パート②/TOEICリスニング(25問)
【応答問題】TOEIC900点の目安:22/25問正解

1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送されます。設問に対してもっともふさわしい答えを選びます。

パート③/TOEICリスニング(39問)
【会話問題】TOEIC900点の目安:36/39問正解

2〜3人の人物による会話を聞いて問題用紙に印刷された設問と解答を読み、4つの答えの中からもっとも適当なものを選びます。1回の会話につき3つの質問があります。

パート④/TOEICリスニング(30問)
【説明文問題】TOEIC900点の目安:27/30問正解

アナウンスやナレーションのようなトークが1度だけ放送されます。各トークを聞いて4つの答えの中からもっとも適当なものを選びます。パート③と同じように各トークには質問が3問ずつあります。

パート⑤/TOEICリーディング(30問)
【短文穴埋め問題】TOEIC900点の目安:29/30問正解

不完全な短い文章を完成させるために、4つの答えの中からもっとも適当なものを選び解答します。

パート⑥/TOEICリーディング(16問)
【長文穴埋め問題】TOEIC900点の目安:15/16問正解

不完全な長い文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選びます。パート⑤は短文穴埋めだったのに対し、こちらは長文穴埋めになります。

パート⑦/TOEICリーディング(54問)
【1〜3つの長文の読解問題】TOEIC900点の目安:47/54問正解

短いものから長いものまでさまざまな文章があります。パート⑦の最初は1つの文章を読む問題ですが、進むにつれて2つ〜3つの文章になります。

TOEIC900点の壁を破るために必要な学習法

TOEIC 900 学習法

TOEIC900点の壁を破るためにはどのような学習方法があるのでしょうか。

英語学習支援サービス vs 独学

TOEIC900点は国際的なビジネスパーソンとして活躍できる英語力のベースを持っているレベルです。TOEIC公式受験者のたった3.5%しか達成できていない点から考えて、独学でTOEIC900点を目指すことは簡単とは言えません。

最低でもTOEIC600点レベル(大学入試レベル)の英語力をすでに持っていることに加え、英語学習のPDCAサイクルを回して自分で弱点を克服できる人であれば、TOEIC900点に到達することは可能でしょう。

しかし、それには根気と長い時間が必要です。

「独学でTOEIC900点とるぞ!」と意気込んでみたけど、仕事が忙しくて勉強ができない、仕事の都合で半年以内に英語力を底上げしないといけない、など悩みは人それぞれあるでしょう。

そんなときは便利な英語学習支援サービスをおすすめします。

TOEICの勉強法を徹底解説! 中級者の入り口600点、夢の800点へのアプローチ方法

おすすめの英語学習支援サービス

短期集中で英語学習に取り組んだり、通勤や休憩のスキマ時間を利用して英語学習ができるサービスを利用すれば、あなたの英語力は加速度的にアップするかも。

①英語コーチング

専任のコーチが生徒の英語学習をサポートしてくれるサービスです。個人に合わせた学習カリキュラムを作成し、課題のチェックや進捗確認、学習相談まで手厚くサポート。

コーチはもちろん英語のプロ。「勉強しているのにTOEICスコアが上がらない」「ビジネス英語を短期間で身につける方法を知りたい」といった相談にも真剣に応えて、最短ルートで成果がでるよう適切な学習スタイルを指導してくれます。

英語コーチングサービスは、通学タイプの「オフライン型」とLINEやZoomなどで完結する「オンライン型」の2種類があります。オフラインは対面でトレーナーと話ができ、オフラインはインターネット環境さえあればどこからでもコーチングを受けることができます。

英語コーチングは新たなステージへ! 利用者のニーズや問題に応えたコーチングを提供するENGLEAD(イングリード)
英語を習得するには合計3,000時間の学習時間が必要とされています。しかし、仮に半分の1,500時間を勉強しようと思った時に、毎日1時間の勉強をしても4年以上の歳月が必要になります。...

②短期留学(フィリピン留学)

英語環境にどっぷりと身を置きたい人にはフィリピン留学という手段もあります。フィリピンは歴史的な背景から英語が広く浸透しており、世界でもっともビジネス英語能力の高い国に選ばれています。

最短で1週間から留学することができるため、有給やゴールデンウィークなどの長期休暇を利用して気軽に留学することが可能です。

さらにフィリピン留学の魅了は格安でマンツーマン授業を受けられること。価格は欧米留学の半分〜3分の1とも言われています。

英語環境に身をおきながら勉強したい人には向いているかもしれません。

今だからこそ留学準備は念入りに! 留学経験者の失敗談で最も多いのは英語の準備不足?

③スマホアプリ

スマートフォン向けの英語学習アプリもたくさん開発されています。

スマホアプリのメリットはその手軽さ。通勤中やお昼休みの間、待ち合わせまでの時間などちょっと空いた時間を使って英語の勉強ができます。

また、AI(人工知能)が自動であなたの弱点を見つけて、効率的に復習できるような機能もあります。

デメリットとして、スマホの画面が小さくて問題が解きにくかったり、アルファベット入力が面倒なことも。あくまでも、スキマ時間に英語の勉強ができる二次的な学習方法と位置づけておくべきでしょう。

英語コーチングスクールがおすすめするシャドーイングアプリ15選!【初心者OK】

まとめ:TOEIC900点を突破できない人の問題点と必要な英語学習

TOEIC 900

TOEIC600点からTOEIC900点にアップするために約1300〜1550時間の学習が必要といわれています。1日3時間の勉強をして1年以上かかる計算です。

これはあくまでも単純計算であって、忙しいビジネスパーソンはまとまった学習時間を捻出することができず、なかなか英語力アップに繋げられないかもしれません。

そんな時は思い切って英語のプロに頼ることで、忙しいビジネスマンでも短期間で効率的に英語力を身につけることができます。

さらに正しい方法で学習することで、TOEICスコアを上げるためだけの限定的な学習ではなく、ビジネスでも通用するリアルな英語力を同時に身につけることができます。

TOEIC900点はキャリアアップを目指すためには充分なスコアです。周りからは「英語ができる人」と評価され、グローバルに活躍できる日はもう目の前。

いまこそ英語力を劇的に上げて、あなたのキャリアを切り開きましょう。

【TOEIC対策】戦略的な学習プランで最短攻略! TOEIC対策のプロが提案する3ヶ月で200点アップを実現する方法
就職や転職などのキャリアアップに繋がる、英語の基礎構築に効果的といった理由で、日本国内では最も普及している英語力診断テストとして、2018年には約266万人が受験をしたTOEIC。...

関連記事