英語コーチングに高額課金をしたのに失敗した……を防ぐために知っておいて欲しいこと
海外に行かずとも英語を効率よく習得できる英語コーチング。多くの受講者が日本にいながら大幅に英語力を向上させることに成功しています。
その一方で、英語コーチングのサポートを受けているにも関わらず英語が上達せずに失敗してしまう人もいます。
本記事では「英語学習の失敗パターン」「英語コーチングに失敗する人の特徴」「英語コーチングを受講するうえで大切な心得」について解説をしていきます。
高額な受講料を支払ったのに、「英語力が伸びなかった…」と悔やむ前に、必ず押せておくべきポイントを理解しておきましょう。
Contents
よくある英語学習の失敗パターン
英語学習は順序よく学習することが大切ですが、スタートラインで失敗する人や間違った学習方法で英語習得を失敗する人もいます。
英語学習を始める前に、自分の現在の英語力を把握すること、英語を闇雲に学習するのではなく、どうすれば失敗せず効率よく習得できるかを考えることが成功への第一歩です。
それでは、具体的に英語学習で失敗するよくある4つのパターンを紹介します。
失敗①/学習の中にエンタメ要素を求めてしまう
「外国人の彼氏・彼女をつくれば自然と英語を覚える」「Netflixの◯◯という作品の英語が一番ネイティブっぽい」「日本人はとにかくスピーキングだけやっておけばOK」。
こういった聞こえの良い勉強法(?)が囁かれる昨今ですが、TOEIC800点、または同等以上の英語力がある人であれば、このような”楽しい勉強法”も有効でしょう。
しかし、TOEIC 800点を取得している日本人の人口は3%以下。そして、もしそのレベルに達していないのであれば、地道に基礎英語をコツコツと勉強していく必要があります。
なにもやらないよりかは、”楽しい勉強法”をやった方がマシですが、実際にそれだけで英語力が向上することはないので失敗に終わってしまうこともあります。
特に年齢を重ねてからの英語学習は毎日の積み重ねが必要で、毎日10分勉強すれば1ヶ月後にネイティブ並に話せるようになるという魔法はないことに気付きましょう。
失敗②/自分のレベルや目標までの距離を見誤っている
英語学習をはじめる前に、現在の自分の英語力と目標達成までの距離を正しく認識する必要があります。しかし、これらを正確に把握できている人は限りなく少ないと言えるでしょう。そのため大半の人は自分のレベルや目標までの距離を見誤って英語学習に失敗してしまいます。
例えば、「洋画を字幕なしで理解できるようになりたい」と目標を掲げる人がいますが、これを実現するにはTOEIC 900点があってもまだ足りません。
逆に、「英語を使って仕事をしたい」という目標は、かなり達成するまでに時間がかかりそうなイメージがありますが、職能(職業に基く専門技術や知識)があれば、TOEIC 600点レベルでも実現が可能です。
英語学習の目的を改めて考え、達成するために必要な英語力の目標を設定し、現在の英語力を正しく把握することで、必要なアクションが見えてきます。
逆に、この工程を飛ばしてしまうと、目的を見失ってしまい、英語学習が失敗に終わる確率が大幅に上がるでしょう。
失敗③/間違った英語学習法を信じ込んでいる
幼児・十代の学生・社会人・シニアなど、それぞれの年代によって効率的な英語学習方法は違います。第二言語学習理論に基づいた方法によって、正しい学習週間を身につけることによって失敗せず無駄のない英語学習が可能となります。
例えば単語を覚えるにも、書いて丸暗記するよりも、はじめに発音知識を習得してから、発音とセットで覚える方が論理的です。また、よりクリアな発音ができるようになり、リスニング力もセットで上がるでしょう。
現在の年齢や英語力、期間、目標によって英語学習方法は違うので、英語学習を失敗させないためにも、まずは正しい英語学習方法について調べてみましょう。
失敗④/英語学習時間がシンプルに全然足りていない
一般的に日本人が英語を習得するまでには3,000時間の英語学習が必要とされています。
※もちろん中学・高校での授業や受験勉強で英語学習をしている場合はこの限りではありません。
「英語の勉強」=「英会話スクール」と考える人がいますが、仮に週2回のクラスを受講したとしても、月8時間の勉強にしかならず、年間100時間にも及びません。
英語学習時間はアウトプットだけでなくインプットも必要です。むしろ多くの中級者以下の英語学習者にとっては、インプットの方が大切と言えるでしょう。
英語学習には時間がかかることを念頭に入れて、数ヶ月〜数年越しで習得できるような計画を立てることで英語学習の失敗のリスクを避けることができます。
コーチングとティーチングの違いについて理解しよう
ここからは英語コーチングについて解説をしていきます。最近、ビジネスマンから注目されている「コーチング」と従来の「ティーチング」では、どのような違いがあるのでしょうか?
①英語コーチング/目標設定から達成までの道筋を設計
英語コーチングの特徴は「自学自習を中心とした失敗しない効率的な英語学習方法の提案」をしてくれることです。
レベルチェックテストで現在の実力を把握し、キックオフミーティングで目的と目標を設定し、オーダーメイドのカリキュラムを作成して、英語学習のPDCAサイクルを定着させます。
コーチは英会話スクールの講師とは違い、授業を提供することはありません。英語コーチングが提供する価値とは成果であり、英語コーチングを通して得る成果は人生を変えるほどのインパクトを持っています。
転職や昇進によるキャリアアップ、海外赴任、ビジネスの海外進出など、成果が出ることによって可能性が大きく開ていくのです。それらの目標達成までの道筋を設計するのが英語コーチングです。
英語コーチングでは、受講者が英語学習に失敗しないように、最初にほぼ全ての学習プランを設計していきます。
②英語コーチング/失敗しない最適な学習カリキュラムとスタイルを提案
英語コーチングを始める前に必ず「どの程度の英語力を身につけたいのか」、「TOEICのスコアで何点を取りたいのか」など、自分の目標を聞かれるので、その回答と現在の英語力をもとに英語の学習プランを作成します。
しかし、英語コーチングを受講する人のライフスタイルはさまざまなので、ただ英語力だけで判断をして学習カリキュラムを作成するのではなく、仕事で忙しくても失敗せずに学習を継続できるようなカリキュラムの作成や学習スタイルを一人ひとりに提案してくれます。
闇雲に独学で英語学習をするのではなく、第二言語学習理論に基づいたカリキュラムを使用することで、必ず成果に繋がり、失敗や挫折をすることなく英語学習を継続していくことができます。
③英語コーチング/英語学習時間や英語学習方法の管理
英語コーチングでは、英語学習の進捗情報を把握するため、アプリケーションを使って日々の学習進捗を共有します。
毎日記録をすることにより、英語学習を継続するモチベーションに繋がり、学習習慣を身につけることができます。また、間違った学習方法をしている場合は、コーチからのフィードバックがあるので、すぐに軌道修正がされ英語学習の失敗を防がことができます。
英語コーチングでも失敗する人って?
第二言語学習理論に基づいた方法で専用のカリキュラムを作成してくれ、日々の学習進捗をコーチが確認してくれる英語コーチング。
英語力を向上させるために必要な要素が揃っているにも関わらず、それでも英語学習に失敗をする人がいます。そんな、英語学習に失敗する人の特徴を解説していきます。
素直にコーチの指導やカリキュラムに従えない
英語コーチングでは第二言語習得理論に基づいたカリキュラム、学習プランを作成しています。カリキュラムの内容は、その人の現在の英語力と目標に基づいて設計されているので英語学習に失敗するリスクは少ないと言えるでしょう。
しかし、カリキュラムを規定の回数こなしたとしても、やり方が悪いと身になりません。
例えば、シャドーイングをするなら頭の中で鮮明なイメージを描いて大きな声でやるべきですし、瞬間英作文なら新しく覚えた言い回しや単語を積極的に使うべきでしょう。
このように、カリキュラムに従いつつも、きちんと自分で負荷を上げていける人でないと失敗してしまう可能性があります。
毎日勉強しようという意思がそもそもない
英語学習は日々の積み重ねで上達していきます。英語コーチングでは日々の進捗共有や毎週の学習コンサルテーションを受けることができますが、基本的にやるかやらないかは受講者次第です。
規定の量の学習をしていないのに、やったと申告をすることはできます。しかし、日々の学習は嘘をつきませんし、やっていない場合は成果が出ることはありません。
当然ながら規定の量の学習をしないと英語力は一向に伸びませんので、いわゆる”失敗”に終わってしまいます。
英語コーチングで失敗しない人って?
英語コーチングを受講して失敗をせずに結果を出す人の特徴を紹介します。
指導された通りにカリキュラムをこなす
英語コーチングで必ず結果を残す人は、英語コーチが立てたプラン通り行い、それぞれの科目の学習の意図を理解しながら英語を取り組む人です。
英語学習をしていくうちに、「英語力が向上しているのか」と疑問に思うこともあるでしょう。しかし、英語コーチと自分を信じて、英語コーチングのサポートを受け、英語学習を継続していった人が失敗せずに結果を残します。
英語コーチングでは、多忙な毎日の中で効率よく英語学習ができる方法や、毎日どの程度勉強すれば理想の英語力を取得できるかを計算しカリキュラムを構成しています。
そのカリキュラムを素直に実行できるかどうかが英語学習が失敗しないかどうかの分かれ道です。
目的が明確で達成するための意欲がある
英語学習に限らず、ダイエットやスポーツでも同じことが言えるのですが、明確な目標と本当に実現させたいという強い意思がある人は、成果を残すことができます。
「なぜ英語を習得したいのか」、「英語を習得したら人生がどのように変化するのか」といったイメージを明確に持つことが、英語学習を継続していくために必要です。
仕事をしながら、英語学習を両立するのは簡単なことではありませんが、英語学習を失敗しない人は、「今日は仕事で疲れているから」とか「今日は飲み会があったから」などの言い訳をしません。
飲み会があると分かっている日は、少し早起きして、朝英語学習をする時間を確保したり、「疲れていても英単語だけでもやる」など、英語学習の時間を捻出して毎日継続しています。
英語学習は行動を起こしたからって結果に繋がるわけではない
英語学習は闇雲に勉強して必ず結果に繋がるわけではありません。物事には順序がありますが、英語にも学習の順序があります。
ここでは、英語学習失敗者のよくある学習方法を紹介します。
ネイティブと話しても自動的に英語を覚えるわけではない
海外駐在や外資系(英語が公用語)勤務や留学などの経験をして、英語環境に身を置けば自然と英語が話せるようになると考える人がいます。
もちろん英語に触れる機会が多くなることはアドバンテージになりますが、基礎的な英語力がないまま英語環境に飛び込んでも、英語慣れをするだけで本質的な英語力は向上しません。
英語学習には順序があり、まずはインプット学習で基礎の構築をし、TOEIC800点くらいの実力がついたら、徐々にアウトプット学習の量を増やしていけば英語学習に失敗することはないでしょう。
楽しいだけの英語学習だけでは英語が身につかない
英語学習方法には「英語を聞き流しながすだけで英語が身に付く」や「洋画を見るだけで英語が話せるようになる」といった学習方法があります。
洋画を見ることや英語のラジオを聞くことは、英語を楽しく学習できる方法の一つですが、ただ見て、ただ聞くだけでは英語は身につかず失敗に終わる人が多いです。
洋画を英語教材として活用するのなら、何度も同じ映画を見直して会話の内容を英語字幕で確認しながら完璧に聞き取り、意味を理解しシャドーイングまでしなければ英語はなかなか身につきません。
なんとなくインプットではなく、自ら英語を学びにいく姿勢が大切です。
自分一人で英語学習を頑張るのは大変すぎる
英語習得までは長い道のりです。それをはじめから一人で頑張るのは簡単なことではありませんので独学の英語学習は失敗のリスクがあります。
日本での日常生活では英語を使う機会がそれほど多いのでモチベーションの維持が難しく、多くの人がモチベーションを維持できず英語習得に失敗しています。
英語学習を失敗しないためには一人で頑張らず、一緒に頑張る仲間を探すなど、継続できる方法を探す必要があります。
まとめ:英語コーチングで失敗するなら、英語学習には向いていない
英語は毎日の積み重ねで向上していきます。しかし、独学では英語を継続をすることが難しく、特に社会人の場合は仕事と両立しなければならないので、時間の確保やモチベーションの維持は簡単ではありません。
英語コーチングは、そのような毎日多忙な社会人を支援するためのサービスで、隙間時間を利用しながら毎日の時間を無駄にすることなく効率的な学習を進めていくことができます。
また、コーチが目標達成まで併走してくれるので、英語学習に失敗することがありません。
今後、企業やマーケットのグローバル化が益々進み、英語人材の需要が上がるというよりかは、英語を話せない人材の価値が下がる時代がやってきます。
英語習得は多くのビジネスマンにとっての課題でありながら、簡単なものではないのも事実です。しかし、英語コーチングを利用すれば英語学習を失敗することなく習得できる可能性は大幅に上がります。
英語コーチングは社会人の英語学習の最後の砦。逆に英語コーチングでさえ継続できないのならば、どんな英語学習法を試しても成果は期待できないでしょう。
その場合、英語習得はすっぱり諦めて、専門スキルを伸ばしていく方が良いかもしれません。