ビジネス英語を伸ばすには? 今日からできるコツと実践法を紹介!
近年グローバル化は加速度的に進み、今までは英語を使う機会がなかった人や業種、職種でも英語を使う機会が増えてきています。
そして英語力が収入や昇進、大きくは人生にまでも大きく影響を与える時代になっています。
今やビジネスパーソンにとって、ビジネスで使える英語力を身につけることは、キャリアや今後の人生を左右する必須スキルと言えるでしょう。
このビジネスで使える英語の主要部分が「ビジネス英語」と呼ばれるジャンルの英語です。
ただ、「ビジネス英語」と聞くと、難易度が高く、高度な英語力が必要なのでは、と身構えてしまう人も多いのではないでしょうか。
そもそも日常英会話もままならないのに、ビジネスで英語を使うことに不安を覚える人も多いでしょう。
しかし実はビジネス英語は、ビジネスシーンに最適化された英語であり、ビジネスパーソンにとっては学習しやすく、正しく学習をすれば学習効果が得られやすい英語のジャンルでもあります。
また英会話にはまだ自信がないという英語学習初級者でも、中学、高校の基礎英語を理解している人にとっては、学習しやすいのがビジネス英語でもあります。
ここではビジネス英語の力を正しく伸ばし、仕事と将来のキャリア、今後の人生を充実させる英語力の習得を目指すためにはどうすれば良いのかを解説します!
Contents
ビジネス英語と日常英語の違いとは
ビジネス英語とは、ビジネスシーンに最適化された英語のことを指します。
一方日常英語は、日常で起こる幅広い事象に対応する英語です。
ビジネス英語と日常英語の違いは、日本でも社会人が会社や仕事で使う言葉と、日常の会話での言葉遣いの違いと大きく変わりはありません。
日本語でもビジネスの際には、「丁寧に」「論理的に」「フォーマルに」話すのが一般的で、単語は専門用語や、フォーマルな単語や表現が好まれます。
一方で日常会話では、ざっくばらんに、時に話を端折りながらラフに話をするのが一般的ではないでしょうか。
英語も同様です。
よく英語には敬語がない、という話を聞きますが、実際にはカジュアルな場所や関係と、ビジネスの場で使われる英語は、状況に応じて使い分けられています。
ビジネス英語では、口語的な表現や省略形、スラングなどを使うことは極力避け、丁寧でプロフェッショナルな言葉遣いが求められます。
また、直接的な表現よりも婉曲的な表現が多用され、相手を気遣うプロフェッショナルな姿勢を見せるのもビジネス英語と言えます。
ビジネスレベルの英語力ができることのこれだけのメリット
ビジネスレベルの英語力があることは、キャリアはもちろん、人生の可能性を大きく広げる重要なスキルです。
具体的なメリットを見てみましょう。
メリット①/仕事でのチャンスが広がる
今や仕事で海外とやり取りをすることは、当たり前の時代です。
また日本国内で少子高齢化が進む中で、新たな市場を求めて、海外へ進出する企業も増加しています。
外務省の2019年11月発表の統計では、海外進出をしている日本企業(現地法人化された日系企業と現地法人されていない日系企業、区分不明を含む)総数は77,651社に上ります。
海外進出をしている日本企業数はこの統計が取られた2018年のわずか5年前と比較しても実に約22%も増加しているのです。
また、2018年のJETROの調査でも、今後海外進出の拡大を図ると積極姿勢を示した企業が57.1%となっており、今後も企業の海外進出は進んでいくでしょう。
しかし一方で、同調査では海外進出を躊躇する理由に人材不足を指摘するコメントが多く、企業側は海外進出をしたいという思惑はあるものの、それを推進できる人材がいないために、推し進められずに機会を失っているという現状があります。
企業が求める人材とは英語力だけではありませんが、海外との関わりが深まる中で、スムーズにコミュニケーションが取れる英語力、円滑にビジネスを進められるビジネス英語力を持つ人材になることは、仕事上でのチャンスを掴み取れる要因のひとつになることは間違いありません。
メリット②/昇進、転職に有利
今や国内企業でも、社内の公用語が英語であったり、上司が外国人になったりと、突然英語が必要になったり、海外の取引先とのやり取りなど、英語はビジネスシーンになくてはならないスキルになりつつあります。
そのため、昇進の基準に一定以上の英語力を求める企業が数多くあります。
また、転職時にも、高い英語力を持っていることは大きなアピールポイントになります。
人材紹介・人材派遣会社のエンワールド・ジャパンが実施したアンケートで、転職で英語力が優位に働いたか、との質問に対し、英語レベル「ビジネス以上」で約8割が「ある」と回答しています。
英語力が高いほどに転職で英語力が優位に働いたと答えており、高い英語力は転職に有利なスキルであることが伺えます。
また同調査で英語力が転職に優位に働いた理由は、1位「仕事の選択肢が広がった」、2位「キャリアの選択肢が広がった」、となっており、英語力がキャリアの選択肢や可能性を広げるのに優位に働くことが分かります。
メリット③/年収が上がる
さまざまな調査でも年収が高い人ほど、英語力が高いという結果が出ており、英語力と年収に相関関係があることが分かっています。
例えば、転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレント株式会社が2020年11月20日に発表した「アフターコロナ時代、英語力が年収に与える影響」についての調査結果では、ビジネスレベル以上の英語力を持つ人材は、同年代の日本人の平均年齢と比較して、大きく差があるという結果を発表しています。
参照:ヒューマングローバルタレント株式会社のプレスリリースを元に独自作成
20代と30代でそれぞれ113万円の年収差、40代で209万円、50代では337万円の差があるのです。これだけの差は大変大きなものだと言えるでしょう。
もちろん英語力が高いだけが高い年収の理由であるとは言いませんが、英語を使って仕事がスムーズに進めることができ、それによって企業に貢献できることが、結果的に高い報酬、年収という形に繋がっていると言うことができるでしょう。
このように「職能」X「ビジネス英語力」は、グローバル化時代のビジネスパーソンが身につけるべき必須スキルだと言えます。
ビジネス英語は実は難しくない?
ビジネス英語と聞くと、難しいものと身構えがちです。
しかし実はビジネス英語は正しく攻略すれば、比較的簡単に実践でも十分に使えるようになります。
ビジネスレベルの英語力の基準
ビジネスレベルの英語力とは、特に明確に基準があるわけではありませんが、ざっくりと言えば、ビジネスの場において、正しく相手を理解し、的確に自身の意思を伝え、時には駆け引きなどの交渉を経て、ビジネス・仕事を成立させられる英語力がビジネスレベルの英語力と言えるでしょう。
相手は対他企業であったり、社内の同僚や上司、部下などの関係においても同じことが言えます。
ビジネスの場で適切な言葉を駆使できるのがビジネスレベルの英語力であり、一般的に英語を使う仕事として求人の募集要項に示されるのは、TOEIC700点〜800点です。
英語力のレベルとしては、このラインがビジネスレベルの英語力のエントリーレベルと言えるでしょう。
ビジネス英語は定型文と単語力
このビジネスレベルの英語力を身につけるためには、ビジネス英語を学習することは必須事項です。
ビジネス英語は、定型文とビジネスで使われる単語、自身のビジネス分野での専門用語が占める割合が高いのが特徴です。
そのため、中学、高校の基礎英語と基礎単語が身についているビジネスパーソンであれば、基礎英語力にビジネスの知識をプラスする形で、実践的に身につけられるものです。
日本語でも仕事上で使う表現や、文面はある程度「型」が決まっていることがほとんどです。
例えばメールであれば、
- 宛名(〜様)
- 挨拶(平素より大変お世話になっております等)
- 要件(さて、〜の件ですが等)
- 締めの挨拶(どうぞ宜しくお願い致します等)
- 署名/差出人の名前
このような流れが一般的でしょう。
英語でも同じように、ビジネス英語ではある程度の型と定型文があり、それを押さえるのがビジネス英語力を伸ばす大変重要なポイントです。
定型文があると言っても、教材やサイトによって表現方法は微妙に違ったりするかもしれませんが、その中からひとつ自身が使う定番表現を作っておくと良いでしょう。
そして、もうひとつは単語力です。
日本語でも、日常会話に比べビジネスの場で使う単語は、文語的なフォーマルな単語を使うことが多いですが、英語もビジネスの場ではフォーマルな単語や表現が好まれて使われます。
例えば、以下のような形です。
カジュアル・日常会話 | ビジネス英語 |
ask (尋ねる) | inquire |
ask for (〜を求める) | request |
check(確認する) | verify |
tell (伝える・教える) | inform |
help (助ける) | assist |
Can you~? (〜してくれますか?) | Could you~/Would you~? I wonder if you could ~ |
but (しかし) | however |
buy(買う) | purchase |
get (得る) | acquire/obtain |
tough(困難だ) | difficult |
wrong (間違っている) | incorrect |
lucky (幸運な) | fortunate |
happy(幸せな) | pleased |
go up (上がる) | increase |
use(使う) | consume |
start(始める) | commence |
smart(賢い) | intelligent |
try(努める) | endeavor |
カジュアルな表現や単語から、フォーマルな表現・単語に置き替えて使えるようになると、一段階上の英語力のある人という客観的評価が上がります。
ここに自身のビジネス分野の専門用語を加えれば、ビジネスの場での会話のほとんどを網羅することができると言っても過言ではありません。
つまりビジネス英語は、基礎英語力+ビジネスシーン別の定型文+単語力(フォーマルな単語&専門用語)を実践練習を通して使えるようにすることで、習得できるようになるものなのです。
実は専門性が高くなるほどにコミュニケーションは取りやすくなる
ビジネス英語では、専門性の高い会話ほど、お互いの理解がしやすく、コミュニケーションが容易になります。
それは、英語力以前に、背景知識を共有しているため、話の道筋や問題を想定しやすいためです。
これは大変示唆的であるとも言え、英語でのミーティングやプレゼンテーションなどがある時に、英語に不安があったとしても、下調べをして臨むことで理解がしやすくなり、コミュニケーションがスムーズになります。
ビジネス英語ではこのように事前に話を想定して準備することができるのはメリットであると言えるでしょう。
ビジネス英語≠英語ネイティブのような流暢さ
ビジネス英語は難しいというイメージから、ビジネスで英語を話す場合は、ネイティブのような流暢さが必要だと思っている人も多いでしょう。
しかし英語は今や英語ネイティブの国だけで話される言語ではなく、世界共通語として機能する言語となっています。
そのような時代に求められるビジネス英語とはどんなものなのでしょうか。
ビジネス英語ならまずはGlobishを目指そう
現在英語は世界で約15億人が話す言語だと言われています。
しかしそのうち英語ネイティブは約4億人で、約11億人は第二外国語や第二言語として英語を使用しているいわゆる非英語ネイティブです。
今やビジネスの場でも、英語ネイティブよりも非英語ネイティブと英語でコミュニケーションを行う確率の方が多くなりつつあると言っても良いでしょう。
そのような非英語ネイティブが使う英語は、英語ネイティブのようにイディオムや比喩表現、紛らわしい質問の仕方や、文化背景によって異なるユーモアは使用されないのが一般的です。
それよりもお互いが正確に相手の言っていることを聞き取り、的確な答えや反応を返し、スムーズにビジネスが進むことに主眼が置かれます。
特にビジネス英語では、英語ネイティブのような英語を目指すよりも、定型文を用いて相手への丁寧な言葉遣いと気遣いを表しながらも、端的かつ論理的にコミュニケーションができることが重要と言えるでしょう。
多様なアクセントに慣れよう
前述したように世界では非英語ネイティブの英語話者が英語ネイティブよりも多い時代です。
ビジネスで関わるのは、英語ネイティブよりも非英語ネイティブの方が多いという人も多いでしょう。
それぞれの出身国家によって、アクセントが違い、慣れないと英語上級者でも聞き取れないということもあります。
世界共通語としての英語を学び、実践する時に多様なアクセントに慣れ親しんでいるのは大きな強みとなります。
基礎4技能+クロスカルチャー・マネージメント力が重要
ビジネス英語は、基礎英語力+定型文+単語力(フォーマルな単語&専門用語)が習得の鍵です。
しかし、ビジネス英語は、実践して、実際のビジネスで結果を出してこそのスキルだとも言えるでしょう。
そして、現代のようにグローバル化が進み、英語が世界共通語として英語ネイティブよりも非ネイティブの方が話者が多くなっている現状で、実際に英語を使用して仕事をする環境は、国籍、文化、宗教などバックグラウンドの異なる人々と一緒に仕事をする環境になりつつあります。
そのような時代には、国籍や民族、宗教などの違いをイノベーションに変え、ビジネスをマネジメントするクロスカルチャー・マネージメント力が重要なスキルになります。
多様な文化背景を持つスタッフやクライアントを、正しく理解し、利益と価値を生むためのツールとして英語を使えるようになるクロスカルチャー・マネージメントの力を養うことは、何よりも重要なスキルです。
ビジネス英語の「知識量」を増やすには?
それでは実際にビジネス英語はどのように学ぶのが良いのでしょうか?
まずは基礎文法を押さえよう
母語が確定している成人が英語を学習する時は、ビジネス英語のみならず、全ての英語学習は、中学、高校で学ぶ基礎英語を理解してからスタートするのがより効率的で効果的です。
これらの基礎無くして、ビジネス英語を学ぶことは、基礎工事のないビル建設と同じです。
積んでも積んでも、すぐに壊れてしまうので、いつまで経ってもビルは完成しません。
英語の学習にブランクがある人は、まずは中学と高校の英文法と英単語を復習してから、ビジネス英語に取り掛かりましょう。
書店やオンライン英語学習サイトには、中学&高校英語の解説本やサイトが多くありますので、復習とブラッシュアップのためにまずは基礎固めから始めましょう。
シーンごとの定型文を覚えよう
基礎英語をある程度理解した後に、シーンごとの定型文を覚えましょう。
ビジネス英語が使用されるシーンは、ビジネスをする場全般と言えますが、特に使われるシーンは以下のようなシーンでしょう。
- メール
- 電話
- 来客対応・接客
- 商品・サービス紹介
- プレゼンテーション
- 会議
- 商談
- 海外出張
- パーティーでの挨拶
- 資料作成
そして、状況としては、主に以下のような状況になります。
- 自己紹介
- 会社紹介
- 依頼する
- 質問する
- 感謝する
- 提案する
- 交渉する
- 賛成する
- 反対する
- 謝罪する
- 説明する
このような場面、状況でそれぞれで定型文が存在します。
上記のような場面別に定型文が紹介されているビジネス英語教材を選択し、現実に起こる場合を想定して繰り返し学習しましょう。
さらにそれを実際のビジネスの場で使ってみるように心がけると、より記憶と体に定着していきます。
教材やウェブサイトなどには、同じシチュエーションでもいくつか異なる表現や単語が紹介されている場合もあるかもしれませんが、その時は、ひとつに絞って、そのシチュエーションで使う自分の表現を決めてしまうとよいでしょう。
単語力を磨こう
ビジネス英語の難易度が高く感じるのは、使われる英語表現や単語がフォーマルなもので、単語が難しいと感じられることが大きな要因のひとつです。
実際、聞き慣れない単語や表現が多用され、理解が難しいという状況に陥り、ビジネス英語につまずいているビジネスパーソンも多いでしょう。
しかし、繰り返しになりますが、ビジネス英語は定型文と基礎単語、フォーマルな単語と専門用語が大半です。そのため、定型文を覚えることに加え、語彙力をつけることは、ビジネス英語の向上の要であるとも言えます。
逆に言えば、ビジネスで使うボキャブラリーを身につければ、ビジネスを行う上では支障がないビジネス英語スキルを身につけることができるのです。
中学、高校で学ぶ基礎英単語に加え、ビジネス英語の語彙力の向上には、多読やディクテーションがオススメです。
そして勉強の際に以下のような点を押さえておくと、より効果的にビジネスで使える英語力を伸ばすことができます。
- 使用する教材や記事、書籍はジャンルを限定する
- 自分の専門分野やビジネスに関連するもの選択する
- 理解可能なものを選ぶ
- 分からない単語は書き留めたり、印をつけて復習に役立てる
- 余裕があれば、英語のニュースやウェブサイトで時事問題やトレンドをチェックし、その英語表現を確認する
ジャンルを限定しての多読をお勧めするのは、ジャンルが限定されているものは、同じ表現や単語が繰り返し登場することが多いので、記憶に定着するのと同時に、使い方も理解することができるからです。
そして、使う教材や記事、書籍はビジネス関連や自分の専門分野のものに絞ることで、実際に使える表現や単語に多く触れることができ、実際のビジネスの場に役立ちます。
ビジネス英語用の単語帳で集中的に英単語を学びたいという場合には、単語帳で出てきた単語を実際に使えるように心がけると、学んだ単語が実践的に使えるようになっていきます。
TOEICはビジネス英語を伸ばすのにも有効
定型文を覚えたり、語彙力を伸ばすために単語帳を覚えてビジネス英語を勉強するのは大変有効ですが、TOEICもビジネス英語の知識を増やすのに役立ちます。
TOEIC試験では、日常はもちろん職場やビジネスの現場での内容も多く出てきます。TOEICの頻出単語と実際のビジネス英語の単語や表現は被るものも多いので、TOEICの勉強をすることは、ビジネス英語の向上に大変役に立ちます。
ビジネス英語の向上のみならず、スコアを上げるという具体的な目標があることで、モチベーションが維持でき、英語力の証明にもなるという一石二鳥以上の効果も期待できます。
発音も重要なポイント
ビジネスで英語を使う場合は、発音も重要なポイントです。
相手ありきのコミュニケーションですので、日本語アクセントバリバリでも、通じれば良いという考えは自己中心的な考えです。
日本語アクセントの英語に慣れていない外国人が話し相手の場合、日本語アクセントが強い英語は大変聞き取りづらいく、コミュニケーション時にストレスがかかります。
相手にとってよほど重要な話でなければ、ちゃんと聞いてもらえなかったり、発音のせいで話が食い違ってしまうということもあり得ます。
重要なビジネスでのコミュニケーションでは、発音のせいでミスコミュニケーションが起こらないように、発音にもしっかりと気を遣うべきです。
ただこれは英語ネイティブのような発音でないと価値がないという話ではなく、日本語アクセントを放置するのではなく、単語単語の発音や、強弱、リズム感を持って話せるように努力し、聞き取りやすい発音に矯正することが重要なのです。
ビジネス英語を「実践」するには?
英語を使えるものにするためには、机上の勉強からのインプットだけでなく、実践を通してのアウトプットも同様に重要です。
学んだ知識を実践することを繰り返す事で、その知識が定着し、反射的に使えるようになっていきます。このように反射的に使える表現を増やしていくことでビジネス英語のレベルが上がって行きます。
ここではどのように日々実践し、ビジネス英語を習得していけば良いのかを解説します。
日常に英語を組み込んで実践
もしすでに英語を話す外国人がオフィスや仕事関係にいて、日常的に英語を使う環境があるのであれば、日々学んだ英語表現を積極的に使いましょう。
ロールプレイをしてもらうのではなく、自然な状況でその表現を使ってみて、実際にコミュニケーションが取れるようにしましょう。
同じ表現でこれを何度か繰り返すと、記憶が定着し、自然にその表現が使いこなせるようになっていきます。
もし日常的に外国人と仕事で話したり、メールを書く機会がないという人は、ひとりロールプレイングもお勧めです。
これは、自分である状況を想定して、一人二役で学んだ英語を使ってみることです。
ひとりロールプレイングはやりづらい場合は、あるお題について、英語で論理的に説明を声に出して話してみるという形でも良いでしょう。
例えば「新しい企画についての社内プレゼンテーション」など、自身が関わっている仕事を想定して英語でプレゼンテーションをしてみます。その時に、プレゼンテーション時の定型表現や、単語、専門用語などをしっかり織り交ぜながら、話して行きます。
途中、どう言って良いのか分からない単語があれば、メモをして後で調べて言い直してみましょう。その時には思い出せなかった単語でも、後で調べてみてA-ha!とアハ体験が得られることも多々あります。
このようにインプットしたものを自身で声に出してアウトプットすることで、記憶により定着し、実践でも使えるようになっていきます。
オンライン英会話で実践練習
外国人と話す機会はあってもなかなか自身の思うように会話を続けられない、1人ロールプレイイングや独り言は環境的に難しいという人もいるでしょう。
そんな人にはオンライン英語コーチングでの実践練習がオススメです。
もちろん、環境的に制限があるという人だけでなく、日常に英語のアウトプットの場を作るのにオンライン英会話は最適なツールです。
オンライン英会話ではビジネスコースを開講している会社も多いので、ビジネスコースを受講してみても良いでしょうし、フリートーキングコースなどで、自身で学んだことをアウトプットする場にしても良いでしょう。
いずれにせよオンライン英会話サービスは、日常の隙間時間でアウトプットの機会を作るのに最適なサービスと言えます。
ビジネス英語には英語コーチングの利用が最も効率的
ビジネス英語は、基礎英語力+定型文+単語力で、定型文と単語をインプット、オンライン英会話などでアウトプットをするという道筋は分かっているけれど、実は一番のハードルは、実際にそれを「目標を達成するまで継続すること」かもしれません。
特にビジネス英語の習得を目指すのは20代〜40代のビジネスパーソンが大多数ですが、仕事をしながらの英語学習は思っているほど簡単ではありません。
それは、特に多忙なビジネスパーソンが学習時間を確保するのが難しいこと、そして多くの情報が氾濫する現代で自身に最適な勉強方法とツールの選択は容易ではなく、迷走してしまう確率が高いことが理由に挙げられます。
その他、独学での勉強はモチベーションの維持と、自身の学習状況と学習効果を客観的に評価しづらく、気がついたら同じ道をぐるぐる回っていた、という学習者も多くいます。
しかしビジネスレベルの英語力、ビジネスで使える英語力は今まさに即戦力として求められているスキルであるため、効率良く効果的に学び、1日でも早く仕事での成果に繋げたいもの。
そのような意味でも、今求められている英語力を効率よく効果的に習得できる道筋を示してくれ、目標達成の伴走者になってくれる英語コーチングは、特に効率よく英語の習得を目指すビジネスパーソンには最適であり、最高の自己投資になると言っても過言ではないのです。
まとめ:ビジネス英語は正しい勉強と実践が重要。英語コーチングの利用で効果的に学習を。
グローバル化が進み、国内企業の海外進出や、企業の多国籍化が加速度的に進む中、英語でクライアントや社内での円滑なコミュニケーションが可能で、仕事で成果を上げられるグローバル人材は、社会で広く求められている人材です。
そして多国籍、多文化の仕事環境で成果を上げるためには、ビジネス英語は不可欠です。
「ビジネス英語」というと、なんだかハードルの高い上級者向けの英語のような気がしますが、実はビジネス英語は、日頃ビジネスの場にいるビジネスパーソンにとっては学習しやすい英語のジャンルです。
なぜならばビジネス英語の構成要素の大半は、基礎英語と定型文、そしてフォーマルな単語と専門用語だからです。
これらの知識を正しくインプットし、日々の生活や仕事、オンライン英会話などを通して実践することで、使えるビジネス英語を習得し、仕事で成果を上げていくことが重要です。
しかし忙しいビジネスパーソンにとって英語学習は簡単なものではないでしょう。
限られた時間の中で最大限の成果と効果を上げ、仕事で実践できるようになる英語力を身につけるのには、英語コーチングが一番の近道です。
英語学習への投資を通して英語でビジネスができ、企業の利益や価値に貢献できる人材になることは、今後のキャリアや人生を大きく変えるものとなります。
人生に大きなインパクトを与える英語力を習得するための英語コーチングは、最高の自己投資です。
グローバル化、激動の時代を生き抜く重要スキルである英語に、本気で取り組んでみませんか?