【最新版】TOEIC平均点は620点!学生・社会人・国別まとめ


試験を受けるとき、受験者がまず目標にするのが「平均点超え」です。TOEICはこれまでに250回以上実施された試験で、実施回によってTOEIC平均点が異なります。

しかしネット上に出回っている平均点は、数年前のTOEICテストを参考にした平均点ばかり。現在のTOEIC平均点とはわずかに異なります。

そこで本記事では、最新版のTOEIC平均点をまとめました。また学生・社会人・国別に分類した際の平均点もまとめています。

平均点を知り、自分が何点を目指すべきなのか、自分は今どのくらいの位置にいるのかを知りましょう。現在地と目的地を知ることこそが、TOEICスコアアップへの第一歩です。

TOEICの平均点は620点

「TOEIC 平均点」とネットで検索してみると、「TOEICの平均点は580点」と記述された記事が多く見受けられます。しかしTOEIC580点という平均点は、2017年のTOEIC平均点を元に計算されています。

TOEICは毎回平均点が同じくらいになるように作られているため、年度によって平均点が大きく変わることはありません。しかし今回は、2020年から2021年に実施されたTOEIC試験を参考に、新たにTOEICの平均点を算出します。

直近10回のTOEIC平均点を表にまとめると、以下のようになります。なお新型コロナウイルスの影響で、試験が午前と午後の二部に分けて実施されていますが、午前と午後で実施回は異なります。よって、午前と午後を分けて表を作成します。

実施回 リスニング平均点 リーディング平均点 合計平均点
第267回(2021年4月25日 午後) 332.1点 291.1点 623.2点
第266回(2021年4月25日 午前) 337.4点 285.9点 623.3点
第265回(2021年3月21日 午後) 330.1点 277.7点 607.8点
第264回(2021年3月21日 午前) 335.1点 279.7点 614.8点
第263回(2021年2月28日 午後) 337.7点 286.8点 624.5点
第262回(2021年2月28日 午前) 339.3点 287.8点 627.1点
第261回(2021年1月10日 午後) 334.6点 278.9点 613.6点
第260回(2021年1月10日 午前) 339.8点 281.7点 621.5点
第259回(2020年12月6日 午後) 338.8点 283.1点 621.8点
第258回(2020年12月6日 午前) 336.5点 284.6点 621.1点

(IIBC 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 TOEIC公開テスト 平均スコア・スコア分布一覧参照)

上記の表の平均点を全て足して10で割ると、TOEICの平均点は620点になります。580点とは40点も差がありますね。2020年12月6日から2021年4月25日のTOEICは、それ以外の期間に実施されたTOEICと比べて、やや簡単だったことが分かります。

大学生のTOEIC平均点

日本でTOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)によると、2019年、日本全国の大学生275,876人がTOEIC公開テストを受験し、平均点は574点です。

(TOEIC®Program DATA&ANALYSIC 2020 2019年度受験者数と平均スコア参照)

社会人のTOEIC平均点

同じく国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)によると、2019年にTOEIC公開テストを受験した社会人は346,611人で、平均点は612点です。大学生よりも平均点が高いです。

(TOEIC®Program DATA&ANALYSIC 2020 2019年度受験者数と平均スコア参照)

国別のTOEIC平均点

TOEICは日本のみならず、世界中で実施されている英語資格試験です。世界の国々の中でも、2019年のTOEIC受験者数が500人を超えた国49カ国のTOEIC平均点をまとめました。

国名 TOEIC L&R

トータル平均スコア

国名 TOEIC L&R

トータル平均スコア

カナダ 877 レユニオン 620
ドイツ 812 エクアドル 620
レバノン 782 カメルーン 616
ベルギー 772 コートジボワール 614
イタリア 763 マレーシア 611
ポルトガル 736 ガボン 602
フランス 733 グアドループ 601
チュニジア 733 セネガル 588
アルゼンチン 727 コンゴ共和国 581
ロシア 726 ミャンマー 580
モロッコ 725 エルサルハドル 577
スペイン 722 メキシコ 572
フィリピン 713 中華人民共和国 571
コスタリカ 713 ポーランド 568
マダガスカル 691 台湾 562
チリ 679 マルティニーク 554
韓国 678 香港 541
アルジェリア 673 日本 523
ペルー 667 マカオ 516
ヨルダン 666 アルバニア 496
インド 662 ベトナム 490
コロンビア 646 タイ 485
ブラジル 637 インドネシア 471
トルコ 623 モンゴル 468
ギリシャ 623

(IIBC 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「日本の平均スコアは、523点」参照)

上記の表によると、日本は49カ国の中で下から7番目の43位に位置していることが分かります。

TOEICの配点やスコア換算について

TOEICの問題数は全200問です。満点は990点です。1問5点で計算しても、わずかに計算が合いません。実はTOEICの配点は「1問何点」ではなく、複雑な法則に沿って決まっています。

そしてTOEICの配点がどのように決まっているのかは、公開されていません。しかしそれだと実践問題演習を解いて答え合わせをする時に不便ですよね。そこで問題の正解数に基づいて、スコアを予測する方法が考案されています。

TOEICの配点や、正解数によるスコア予想については、以下の記事でまとめています。

TOEIC配点の仕組みとTOEFL/IELTS/英検とのスコア換算について

TOEICを仕事に活かすなら最低でも600点は必要

TOEICは就職や転職、昇進や昇給など、仕事でも役に立つ英語資格試験です。TOEICは990点満点の試験ですが、何点を取っても仕事に役立つわけではありません。TOEICを仕事に活かしたいのであれば、最低でも600点は必要です。

TOEIC600点は平均点に近いスコア

TOEIC600点は、平均点に近いスコアです。よって、TOEIC600点以上を取得すれば、英語学習者の中でも平均以上の英語力を持っていることを証明できます。仕事で英語を使いたいのであれば、最低でも平均レベル以上の英語力は必要です。よってまだTOEICを受験したことがなかったり、600点以下のスコアしか取得していない場合は、まずは600点の取得を目指しましょう。

履歴書に書けるのも600点から

履歴書にTOEICスコアを記載すれば、就職活動や転職活動を有利に進められます。企業が就職希望者の英語力を測ることは簡単ではありません。就職希望者一人ひとりに英会話テストをするには時間もコストもかかります。またスコアが出ない英会話テストで、一人ひとりの英語力を正確に判断するのは難しいです。

そんな中、英語力を証明するために役立つのがTOEICや英検のような資格です。特にTOEICは、数ある英語資格の中でもビジネス英語に特化した資格なので、就職や転職で役立ちます。TOEICは毎年約400万人の方が受験する試験です。受験者の母数が多い方が、スコアの信憑性も増します。

こういった理由から、企業は就職や転職の応募条件にTOEICスコアを定めたり、高いTOEICスコアを持っている人材を優遇しているのです。

しかしTOEIC400点や500点のスコアを履歴書に記載してしまうと、逆効果です。なぜなら平均点以下のスコアを記載するということは「私は英語力がありません」と自ら告白しているようなものだからです。

履歴書にTOEICスコアを記載して、就職活動や転職活動が有利になるのは、TOEICスコア600点からです。600点以上のスコアを持っていれば履歴書に記載してもいいですが、そうでなければ早めに600点以上のスコアの取得を目指しましょう。

スコア自体が就職や転職に有利に働きますし、面接でも「TOEICスコアを持っているみたいだけど、英語が得意なの?」のような形で、TOEICに関する話題を毎回振られるので、話題にも困りません。

業種によっては700点以上のスコアを求められることも

TOEIC600点以上を取得すれば、多くの企業での就職活動や転職活動に役立ちます。しかし業種によっては、700点以上のTOEICスコアが求められる場合もあります。

TOEIC700点以上が必要なのは、英語を頻繁に使う業種です。例えば航空業界や観光業界などがあります。他にも商社やメーカーでも高い英語力が求められる場合があります。

こういった業界に興味がある方は、600点ではなく、700点以上のスコア取得を目指しましょう。しかしTOEIC600点と700点では、必要な対策が異なります。いずれにせよ、まずは600点を取得して、その後に700点の取得を目指すべきです。

キャリアアップを目指すなら720点は必要

TOEICスコアを就職や転職に活用するだけなら、TOEIC600点でも問題ありません。しかし今の仕事からキャリアアップしたいのであれば、最低でもTOEIC720点は必要です。なぜならTOEIC600点はあくまでTOEICを仕事に活かせる最低ラインだからです。

履歴書に書けるのはTOEIC600点は真っ赤な嘘? 就職・転職活動で評価されるスコアについて解説

仕事をしながら、限られた時間でTOEIC720点を取得するのは簡単ではありません。そこでおすすめしたいのが英語コーチングスクールです。英語コーチングスクールでは、最適な学習方法・カリキュラムの提案、学習時間の確保方法など、レッスンのみならず、自宅学習のサポートが受けられます。英語コーチングを受講すれば、TOEIC800点くらいまでは、渋滞のない高速道路のような感じで、ストレスなくスコアアップを目指せます。

効果が高い英語コーチングとは? 英会話やオンライン英会話、留学との違いを徹底考察

【要注意】TOEICの平均点は日本人全体の”平均”ではない

TOEICの平均点は620点だと紹介しました。しかしこの平均点は日本人全体の平均点ではありません。あくまでTOEIC受験者の中での平均点です。

TOEICは日常的に英語を学んでいる人が受ける試験

TOEICは就活や転職で英語力を活かしたかったり、自分の英語力を高めたい方が受ける試験です。よって、日常的に英語を学んでいる人が受ける試験であると言えます。

つまりTOEICで平均点を取得するということは、日常的に英語を学んでいる人たちの中で平均に位置する英語力を持っていることになります。日常的に英語を学んでいない他の日本人も含めると、あなたの英語力はもう少し高い位置にあります。

TOEICは簡単に高得点が取れる試験ではありません。なかなか目標スコアを取れずに落ち込んでいる方もいるでしょう。「日常的に英語を学んでいる方だけが受ける難しい試験なんだ」という考えを持つことで、気持ちも少しは楽になるはずです。また日常的に英語を学んでいる方ばかりが受験するTOEICで高得点を取得できれば、喜びも増すはずです。

対策ゼロで臨むと痛い目に遭う

TOEICはマークシート式の試験です。3つや4つの選択肢の中から、正しい選択肢を選びます。つまり適当にマークしても、3問や4問に1回は正解できる計算になります。すべての問題を適当にマークしても990点の4分の1である250点は取得できます。

また消去法で選択肢をさらに絞り込むことができれば、正答率はさらに上がります。ここまで聞いて「あれ、TOEICって意外と簡単な試験なのでは?」と考える方もいるかもしれません。「特に対策しなくても600点くらいなら取れるのでは?」と思う方もいるでしょう。しかしTOEICはそんなに甘い試験ではありません。対策ゼロでTOEICに臨むと、痛い目に遭います。

初級者から上級者まで同じ問題を解く

対策をしなければ痛い目に遭う理由は、TOEICでは英語初級者から上級者まで全員が同じ問題を解くからです。例えば英検では、英語上級者は英検1級、英語初級者は英検5級を受験します。よってそれぞれが、自分に合ったレベルの問題だけを解けます。

しかしTOEICは英検のように級分けされていません。英語初級者も英語上級者も全員が同じ問題を解きます。よってTOEICには簡単な問題から難問まで、満遍なく収録されています。そして難問は、TOEIC対策をしていない人が解けるような問題ではありません。

そもそも解ける問題が少ないのに、その少ない問題すらまともに対策していなければ、解ける問題はごくわずかになってしまいます。結果として、悲惨なTOEICスコアを取得することになるでしょう。

正しい勉強方法でTOEIC平均点越えを目指そう

TOEIC平均点であれば、正しい勉強方法で2〜3ヶ月TOEIC対策を頑張るだけで、簡単に取得できます。TOEICの平均点は毎回わずかに異なりますが、580〜620点くらいに収まることが多いです。

まずは580〜620点の中間である、TOEIC600点を目指しましょう。

TOEIC平均点を取るために必要なのは基礎学習

TOEICの平均点、つまり600点を取得するために必要な勉強方法は基礎学習です。TOEIC対策は大きく以下の3つの段階に分けられます。

  • 基礎学習
  • パート別対策
  • 実践問題演習

TOEIC600点未満の方に必要な学習は基礎学習です。またTOEIC800点未満の方に必要な学習はパート別対策です。それ以上のTOEICスコアを目指す場合は、実践問題演習が必要になります。

基礎学習とは、単語や文法の学習のことです。TOEICでは中学高校レベルの単語・文法知識と、ビジネスに関する英単語知識が求められます。中学高校レベルの単語・文法は、一度学校で習っていますが、忘れている方も多いはずです。新しい問題をどんどん解きたい気持ちもわかります。しかしまずは基礎学習から始めましょう。基礎を固めなければ、いくら応用的なことを学んでも意味がありません。

TOEIC600点で何ができる? 各パートの対策やおすすめの勉強方法を紹介

 

サボり癖があるのならスクールも検討すべし

TOEICは1日2日で対策できる試験ではありません。よって1ヶ月単位での継続的な学習が必要です。しかし社会人にとって、学習の継続は一番の課題です。仕事でクタクタになって帰ってきた後に机に向かって勉強するためには、強い精神力が求められます。

また友人や同僚からの遊びの誘いや、家族との用事もあるでしょう。趣味の時間だって必要です。これまでに自分の意思で独学をして、何か目標を達成した経験がある方は問題ありません。しかしそうでなければ、独学をしたところで、数週間、数ヶ月のうちに挫折してしまう可能性が高いです。

独学に自信がなかったり、サボり癖があったりする場合は、勉強せざるを得ない環境に身を置くべきです。例えば英語コーチングスクールという選択肢があります。英語コーチングスクールは、一般的な英会話スクールと異なり、自宅学習のサポートに重きを置いたサービスです。

英語のプロであるコーチがあなたのレベルやタイムスケジュールに合った学習カリキュラムを立ててくれたり、毎日何をどのくらい学習したのかをチェックしてくれたりします。一度受講すれば、一生ものの学習習慣が身につくので、今後サボり癖や独学方法などについて悩むことはなくなります。

英語コーチングについては以下の記事でも解説しています。

【英語コーチング】自分に合ったスクールの種類やその選び方を解説

まとめ:TOEICの平均点はあくまで通過点

TOEICの平均点について解説しました。TOEICの平均点は580点だと言われていますが、2020年〜2021年の10回分のTOEIC試験の平均点は620点でした。またTOEICの平均点は、おおよそ580点から620点の間で推移しているようです。

TOEIC受験者の方が最初に目指すべきはTOEIC平均点である600点です。まずはTOEIC600点を取得しなければ、就職にも留学にもビジネス英語にも、何の役にも立ちません。まずは600点の取得を目指しましょう。

またTOEIC600点を取得したからといって、満足していいわけではありません。TOEICは990点満点の試験です。TOEIC600点はあくまで通過点として考え、700点・800点と、さらなる高みを目指しましょう。

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